第2話
その日の夜俺は総督に呼ばれて総督の部屋へと向かっていた。
『失礼します。総督。』
『ああ、やっと来たか。すまんな大した用事ではないのだが。』
そして部屋に入ったら総督とお嬢様の姿が見えた。
『お嬢様も一緒でしたか。それで、その用事とはなんでしょうか?総督。』
『ああ、娘には先に話したが、久遠よ。
明日からの娘の側近を変える。』
『え?何でですか?理由を聞かせてもらっても?』
『ああ、結婚させることにしたんだ。
提携している警察署の署長の息子とな。
それで、明日からは向こうの方の息子さんが警備という形でいるから。』
『そうですか。それは良かったですね。
おめでとうございます。なら俺は明日から
警備の方に戻ればいいのでしょうか。』
『ああ、そうしてくれ。それともしかしたら2.3ヶ月後にはシベリアの方に向かって貰うかもしれん。覚悟しておけ。』
『はい。話は以上でしょうか?でしたら失礼しますが。』
『ああ、すまないな。こちらの都合で。』
『いえ大丈夫です。お嬢様もおめでとうございます。』
『ええ、ありがとう。』
その時お嬢様の表情は笑っていてもどこか悲しげであった。
そして久遠は部屋へ戻り友人に話をした。
『〜ってことが俺の友達にあってよー。そうゆう時ってどうすればいいのかなー。
聞いてるかー?』
『ああ、ちゃんと聞いてるよ。さあな
その状況になるまでわからないだろうよ。』
友人によると最近街中でカラーギャングなるものを見かけるようになりそいつの友人も巻き込まれたらしいカラーギャングの戦争とやらに
『それでよー。警察の方は見つけても逃げられるばかりらしいぜ。なんか、裏で情報が回ってたりとかさー。そういう噂ばかり最近耳に入るんだよー。』
『そうか、俺はもう疲れたから寝るわ。』
『おう、おやすみー。』
そして、次の日からは昨日伝えられた署長の息子とやらが迎えに来た。
(いつもは一緒に歩いた学校への道だけど今はもう、見送る側へとなってしまったのだな。)
『お前、今日からこっちに配属されるんだな。かわいそうにお嬢様の側近だったやつがこんなに落とされて。まあ、頑張れよ。』
『ありがとうございます。』
そしてお嬢様との縁もきれ警備という仕事
を続けた。
その間にシベリアの方にも向かい軍による制圧が完了した。
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