もし、叶うなら

@1228kuu

第1話

『お嬢様ー、待ってくださいよー。』

『すまない。待てないんだー』

俺は久遠 圭。

昔は色々とあって今はお嬢様のお父様、総督に拾われて軍に入隊し軍人となった。

入隊仕立ての頃にお嬢様を見かけ可愛いと思い一目惚れをした。

そしてそれから、お嬢様の側近となれるようにきつく険しい訓練や仕事、時には戦場に向かう事もありようやく入隊してから2年の頃にお嬢様の警備隊へと入隊でき、1年経っての側近へと昇格したのであった。

『お嬢様どこに行ったのですかー?』

『こっちー。久遠ー来てー。』

『ああ、やっと見つけましたよ。

こんなに狭い道に入って、お怪我はありませんか?』

『ええ、大丈夫。しかしようやく見つけたよ。失くしたものがあって良かった。』

『ええ、そうですね。あって本当に良かったです。』

お嬢様はいわゆるお嬢様学校に通っている

昨日の帰り道に総督からもらったネックレスを落としてしまいそれを兎が咥えてこのくにいたのを見つけて探し回っていたのだ。

『さて、お嬢様帰りましょうか。』

『ええ、帰りましょうか。』

『お嬢様ネックレス直しましょうか?』

『いえ、大丈夫。家に着いてからちゃんと自分で直すよ。

無理な時は頼みます。』

『ええ、わかりました。直せるのを楽しみしておきます。』

『ええ、直せたら見せにいくよ。』

そしてお嬢様と俺は家へと帰った。

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