第19話これからのこと


「朱里...どうしたんだよ」

「渉こそどうしたの?」

「俺は...なんでもないよ」

「渉大事な話があるの私たちのこれからのことについて」

「朱里...」

「私たちが4月の19日に付き合ってからの2か月私にとっては人生で一番楽しかった学校の行き帰りにはいつも隣に渉がいて学校から帰ってきたら一緒に勉強したり遊んだり休日には一緒に出かけたり文化祭も一緒に回れてすごい楽しかったでもこの前のことみたいにこれからも迷惑かけたり会えない日々が続くかもしれないそれだったら

私たち別れた方がいいと思う」


「そんなこと言うなよ!!」


「渉...」

「俺はこれからがどうとか迷惑とかそんなの知らないよ!俺は朱里のことが思ってた以上に好きだったんだよこの2週間ぐらい全然会えなくてほんと寂しかった」

「私も寂しかったでもでも渉が私のせいで大変なことに巻き込まれたりとかしたらって考えると...」

「知らない!俺は朱里のことが大好きなんだよどんなつらいことがあっても朱里と一緒なら大丈夫だから別れようとかそんなこというなよ嫌いだからとかなら納得出来るかもしれないけどこんな理由で別れるなんてやだ」

「渉...私は私は...私も思ってた以上にあなたのことが大好きなのかもしれない」



「渉あなたこそよければこれからも付き合ってください」


「はいよろこんで」


気づいたら辺りは暗くなってきていた


「これからのことちゃんと考えないと俺は朱里とずっと一緒にいたい」

「私も渉とずっと一緒にいたい」

「とりあえず帰ろうか」

「うん帰ろう」


そうして駅をあとにした


数日後俺は学校終わりの夕方近くの公園に彩乃を呼び出した


「渉...」

「彩乃来たか」

「ここも変わらないね」

「ああそうだな」


ここは小さいころからよく彩乃と遊んでいた公園だ


「なんのよう?テスト勉強したいから早めにお願いしたいんですけど」

「ああわかった」


「彩乃ごめんな彩乃の気持ちには答えることはできない」


「渉...」


「今は俺は他に好きな人がいるんだだから...ほんとにごめん」


「わかった」


彩乃は帰った

俺は1人公園のベンチに座った


「そういえば告白しようとしたのもここだったなあのとき彩乃に告白してたら今はもっと違う日々だったのかもしれないな」


俺は帰り始めた

明日も学校だしかも来週からテストだ全然勉強できてないからやばいと思いながら家についた


朱里とはこの前以上に仲良くもなった気もするこれからどんなことがあろうが朱里のことを守ってあげないといけない

そのためには俺が今まで以上にしっかりとしていないといけないこれから勉強頑張らないと


次の日金曜日だ週の終わりだが明日も学校があるなかなかに金曜日は憂鬱だ...

俺はいつもと同じぐらいの時間に家を出た家の前には朱里がいた


「おはようもう一緒に行ったりして大丈夫なの?」

「多分大丈夫だと思うよ最近は追っかけられることも少なくなったし」

「そっかじゃあ行こうか」


俺たちは駅に向かった


「来週からテストだけど渉は勉強した?」

「全然できてない...」

「じゃあ今日から3日間みっちり教えてあげるから!」

「ほんとありがとう」

「お安い御用ですから」


いろいろあったがいつもとほとんど変わらない日常がやってきたこの2週間全然会えなかった分かなり嬉しいこれからもこんな日々が続いていくんだなあと思いながら俺たちは学校へ向かった

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