〈あとがき〉


 こんにちは、眞城ましろ白歌しろかです。このたびは「竜世界クロニクル - 約束の竜と世界を救う五つの鍵 -」をエピローグまで追いかけてくださり、本当にありがとうございます。

 連載の開始日が、2020年6月12日。少しの休載や更新ペースダウンなどはありましたが、ほぼノンストップで駆け抜けることができました。この物語に目を留め、一緒に歩んでくださった皆さまのお陰です。コメント一覧どれも物語やキャラたちへの愛が込められていて、読むたび、お返事を書くたび、また読み返すたび、力を頂きました。

 連載開始からカクヨムコン6までは伸び悩みましたので、こんな沢山の方に物語を見届けていただけるなんて望外の嬉しさです。

 改めて、ここまでありがとうございました。


 タイトルの「年代記(クロニクル)」にふさわしい歴史色を絡めた物語として完成できたのではないかな、と自分では思うのですが、どうだったでしょうか。

 同じ世界を舞台にして歴史上の出来事を選び、物語としてえがく者として、常々、歴史の「なぜ」には答えを与えなければならないと決めています。なぜ、彼が選ばれたのか。なぜ、この悲劇は起きたのか。なぜ、彼らは死ななければならなかったのか。

 名のないキャラ一人一人までの背景を描くのは無理ですが、竜クロはどの作品にも増して、主人公や主要人物(人外)たちにその答えを与えられたように思います。


 あまり長々と語るのも冗長ですので、最後まで見届けてくださった皆さまに「すっきりした、楽しかった」と感じていただけたなら、本懐達成かなぁと。

 私の心境としては、ラストでクォームが心に秘めた本音そのままです。本当にぜんぶ束ねて完結できるかしらと疑ったこともありましたが、読者の皆さまや創作友人たちに助けられ支えられました。

 約一年半の連載期間、とても楽しかったです。あまりつらいや苦しいはなかったように思います……時間と体調のきつい時があったくらいでしょうか。


 本編完結、ということで一旦は締めますが、番外編や関連作品なども考えております。特に、作中で少しだけ出てきた「死霊の門」事件を描いた寄稿作品が手元にあるので、そちらをリメイクして出したいなと。

 完結したからこそ書ける小ネタなどもありますので、今後も何かを書いては追加していくつもりです。

 後日談やスピンオフがお好きでしたら、またお付き合いください。


 改めて、本当に、ありがとうございました。

 よろしければ、過去作品や新作などで再びお会いできることを願いつつ。




 ―― 2021.10/27 眞城白歌。

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