第2話 寮に入る

~簡単なあらすじ~

翔と紅葉は翔の同級生の月咲に寮に勧誘され入ることに。2人が入る寮は安全なとこなのか?さあ本編へGo


~本編~

「あれ?ここって女性専用なんじゃ?」

「ん?ここはそんなの特にないよ。ただ男が入らなかっただけだよ」

「ここに入れば……………だよ」

妹に何かいってるけど良く聞こえないな

「お兄ちゃん!この寮入ろうよ!楽しそうだよ」

「紅葉が良いなら俺は良いけど」

ここはとても楽しそうで良いな、今までの生活以上に楽しいそうだ。現に一言で紅葉が嬉しそうになっている。

「月咲、契約書頂戴」

「はい、書いて」

もしかして、契約書持ち歩いてるのかな?そんなことどうでも良いか。

「ここに名前書けばよいのか?」

「そうだよ」

「紅葉のも書いちゃって良いか?」

「ん?良いよ。♪~」

ほんとにご機嫌だな

「オーケー」

えーと、何々?

・この寮の定員は7名までとする

・外出をしても良い時間は朝7時~夜8時までとする

・上記に反する場合には指導する

・その時間以外に外出したい場合には申請を出さなければならない

・以上、4つを守り楽しく過ごしましょう

「紅葉契約の内容はこんな感じだって」

「見して」

俺は紙を差し出したら紅葉は真剣に読んでいた。

「読んだよ、問題ない!」

「月咲、遅くなってごめん。はい、契約書」

「うん、これで良いよ。荷物は明日に届くのだっけ?」

「ああ、そうだよ」

「布団だけは持ってくるよ」

「いや、一応二つはあるけど?今日はそれ使え」

「紅葉が良ければ俺は良いよ」

「私は良いよ~」

あれ?確か紅葉って布団が変わると寝れなかったような?ま、紅葉がいいっていてるのだしまあいっか

「だそうだ。よろしくな」

「翔、取りに来い」

「ちょ、まって」

「ほれ、これだ」

「ありがとう。部屋はどこだ?」

「お兄ちゃんこっちじゃない?」

「あ、そっちか」

「いや、そっちは別の人がいるが2人とも外出中だ」

え?10才くらい?なんでここにいるの?

「あ、この小さいのは月城都逢(つきしろとあ)9歳だ。こいつの扱いは難しいが結構かわいいぞ」

何で、9才の子供がいるの?

「あ、頭をなでるなーー!子ども扱いするなー!」

「私も撫でたい」

「ん?お前誰だ?」

「あ、私は和泉紅葉だよ。こっちがお兄ちゃんの翔だよ」

「ふーーん。って男!?なんでこの寮にいるの!?ねえ月咲なんでいるの?」

「男がいても問題ないでしょ?」

「大問題よ!こんな汚い男がいたら空気が汚れるじゃないの!」

「え?俺そんなに汚い?」

「男なんてみんな汚れてるじゃないの」

「こいつは男が大の苦手だ。そのうち慣れるでしょ。ま、問題ないでしょ」

なあ9才の子がいておかしいと思うのは俺だけか?まあいいやあとで月咲に聞くか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る