2.12
今月は、営業は勿論のことクリスマスの挨拶回りも兼ねているから、付き合いのある取引先には出来る限り俺が顔を出せるように予定を組んで貰った。結果予定を立てたテオドール本人が心配する程詰まってしまったが、今は多少無理をしてでも縁を大切にすべき時だ。俺がこの立場を退いても尚、せめてホフマン家との友好関係が続くようにと願っているからだ。
事業が俺の代で終わろうと子の世代に続こうと、俺は納得するのだろう。ただ、せっかく築けた縁だ、どんな未来であれ助け合う関係は続けたい。この家は特に、多くの支えを得て成り立っている。その分を、それ以上のものを返せたら良い。
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