Dezember
1.12
今月は人数が少ない中での仕事だが、今の時期にはまだ俺の仕事に関わらない新人を中心に休ませている。掃除などは多少手が回らずとも構わないと伝えてあるが、屋敷に慣れた人間ばかりだから何だかんだと済ませてしまうのだろう。俺とヤンも、出来る限り自室やルッツの部屋については自力で清掃するようにしている。彼らの仕事を奪うのも気が引けるが、出来ることはやりたい想いがあるのも事実だ。何より、ヤンに掃除を任せたら嬉しそうにしていた。あいつはまだ、使用人仕事をしていた方が落ち着くらしい。
ヤンにとって負担にさえならなければ、クリスマスパーティーのケーキ作りも手伝ってもらおうか。料理人達も、あいつの作る菓子を気に入ってくれている。それもまた改めて相談してみよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます