14.10
今日は久しぶりにテオドールと昼食を取った。俺だってたまには、弟分と食卓を囲みたいのだ。
一緒に昔の話をしたが、子供の頃のテオドールは俺やエド、ダグよりもずっとやんちゃだった。しょっちゅう木登りなんかをしては擦り傷を作っていたし、それを手当てするのが俺の役割だった。怪我をするなと言ってはいたが、あの時の俺は嬉しかった。兄弟が居ない俺にとって、弟のように世話を焼いてやれる存在がいることが、とても嬉しかったのだ。
兄弟はいないが、弟のように思える人と、兄のように慕う人がいる。それはとても幸せなことだと思う。
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