19.6
ルッツは、布団で寝かせておくと足をばたつかせていることが多い。運動になるだろうし、何より可愛らしいから眺めているのだが、そのままぐずり出すか疲れて寝るかのどちらかだ。ぐずっていても抱っこで機嫌を直してくれるが、やはり生まれたばかりの頃より重たくなって、長時間抱き上げているとかなり腕にくる。
試しに膝の上に寝かせてみたら、どうやら気に入ってくれたようで大人しくしていてくれる。そのまま寝てしまったりもするのだが、後で起こした時に足が痺れてしまう。痺れが取れるまでは座って抱っこしようと思っても、ルッツは立っていた方が好きらしく泣いてしまう。
ルッツの我儘に振り回されながらも、子供の我儘を受けられる幸せを日々噛み締めている。
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