第5話幕間、娘


灼囲の人間は、最初に見つかった「29」の「戒名」を

一代ごとに「襲名」する


今は12で「風車」だ


部屋を出て、実父にあう

「、、、さっさと帰れ」

「、、、、、、、、、、、、、」


ーー父さんなんて読んだことは一度もない

それはそうだろうーーー棄てられた子供だから

ーー皮肉なものだ実の娘は、捨てられ

義理の娘は、大事にされる

最も、昨日見た限りではそのことに気づいてなかったようだけど


「なぜ、生きているーーお前なんてさっさと死ねばよかったんだ」

ーー確かにな、風俗嬢の「血《穢》」を継いでいて、「孤児」となった自分には

「親」と呼べる人物なんてない



あの子には、何も知らないーー「実母」と「義父」とで温かくらしているのだろう

「それじゃ、、、、」


そういって去っていくことしか僕にはできない


こういうことわざがある「腹が違えば、他人も同然」

ーー所詮あの子と同じ一家にはなれない


それより、明日からの「妖魔退治」--「専門」じゃないからお手伝いできないけど

応援はしてるよーー異母妹いもうと


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渡りーーー「鬼」となった人間 暇の三 @13222uygu

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