第11話 最悪、処刑します
「魔王城のヤツら、今頃は必死になっているでしょうね」サルバナがケラケラと軽やかに笑った。「全く家畜の分際で、増長しているのは一体どちらなのやら」
「構わないさ。これで私は完全回復し、いつだって魔王を殺せる程には皆も回復する。そして魔王の首を提げて凱旋すれば、末代までの名誉と繁栄が……」オルランドは静かに微笑んだ
「しかし素晴らしい【スキル】だな」ウーラナが爆笑しかけたのをグレ・ダブが慌てて抑えた。
「こら!あの鬱陶しい使い魔にこれ以上引っかかったら面倒であろうが!」
「まあまあ。【カーニバル】が本当に素晴らしい【サブスキル】なのは間違いないですわよ。だって敵地の本拠地での野営でも、私達を本当に回復させてくれる。――それじゃ血抜きをお願いしますね、ウーラナ」
ああ、とウーラナが斧を振り下ろした瞬間だった。
「貴様らの処罰はもう決めた」
ぶん投げられた回転刃がその両腕をぶった切った。
「石打ちの後、餓死刑だ」
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