二人の男女が桜の名所の中にいます。何気ない会話が、二人がありふれてるけれども幸せな状況にあることを教えます。日常的、でも貴重な一瞬を捉えたスナップ写真のような掌編。「桜の季節がまたくれば」来年のことは神にしか分かりません。でも、だからこそ、この幸せが続いて欲しいと願うのです。