第94話 登場人物紹介

 主人公


 ティア・マット(本名レイス・マット)

 年齢 十六歳

 主なスキル なし(無能)

 前世で日本の極道をやっていた異世界からの転生者

 緋色の髪と紅の瞳が特徴的な童顔の少年、背中には龍の刺青がある。

 前世での行いの罰として魔法もスキルも使えない『無能』の奴隷と転生するが脱走する。

 脱走後は商人として旅をするものの帝国貴族を殺しお尋ね者となる。

 現在は目的を達成するために組織『竜王会』を立ち上げた。

 年齢の割に幼すぎる風貌の威厳のなさに若干お悩み中


 つるはしの旅団……ティアと共に脱走した奴隷たちが立ち上げた冒険者パーティー、竜王会の傘下に属する。


 マーカス

 年齢 二十五歳

 主なスキル 鑑定

 ティアと共に脱走した奴隷、つるはしの旅団のパーティーの一人。

 異世界でレアスキルの一つとされる鑑定スキルを持つ狐目の男。

 そのスキルを活かしパーティーでは情報収集を担当する。

 時たまに鑑定で知りたくなかった情報を目にして後悔することがある。


 エッジ

 年齢 三十三歳

 主なスキル 剣スキルC

 ティアと共に脱走した奴隷、つるはしの旅団のパーティーの一人。

 元山賊のリーダーで強面の男、パーティー内では唯一の戦闘要員で実力はそこそこ。

 最近マリベルへの親バカっぷりがパーティー内で話題になっている。


 ルース

 年齢 二十二歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 ティアと共に脱走した奴隷、つるはしの旅団のパーティーの一人。

 青髪の顔つきのいい青年、元は農民で特に秀でたものはないが、穏やかな口調と無害そうな顔つきから言葉通りパーティーの顔として『つるはしの旅団』のリーダーに抜擢される。

 リーダーになり始めてからファンがいるとかいないとか。


 ビレッジ

 年齢 二十二歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 ティアと共に脱走した奴隷、つるはしの旅団のパーティーの一人

 金髪の釣り目の青年、両親が商業に失敗したことで奴隷として売られる。

 ルースと同じく特に秀でたものはないが、商人としての知識ととっつきにくい口調を生かしパーティーの頭の固い頭脳キャラを演じ嫌われ役に徹している。

 リーダー役に任命されたルースに少し嫉妬してる。


 ミリアム

 年齢 十歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 エッジに売られた奴隷、つるはしの旅団のパーティーの一人

 生まれつきの盲目の元奴隷の少女、山での事故により眼が見えず一人では動けないでいたところを賊のエッジと出くわし奴隷として売られる。

 その後、再会し助けてもらったことをきっかけにつるはしの旅団と共に行動することになる。

 マーカスの鑑定により虐待を受けている間に防御魔法を覚えていることがわかり、パーティーの後方支援の役割を担っている。

 男だらけのメンバーに少しむさ苦しさを感じてるお年頃


 竜王会……ティアがこの世界で立ち上げた組織


 アルビン・ヴィクスン

 年齢 二十歳

 主なスキル 剣スキルS

 ティアが奴隷市場で買った奴隷。

 無類の戦闘好きで常に剣を手に持っている、奴隷を解放された後も暴れるためにティアの下につく。

 戦闘の強さに比べて頭は弱い。


 メーテル・ノーマ

 年齢 不詳

 主なスキル 不明

 ティアが奴隷市場で買った奴隷。

 龍殺しと呼ばれるノーマ男家の一族で龍の呪いによりドラゴン体が混じった特異な体を持つ女性。

 龍の体を持っていることで実力は規格外、しかし色々と謎が多くどこまでが本当かわからない。

 年齢を聞いた男は何故かその場で気絶するらしい。


 ギニス・リーガル

 年齢 二十八

 主なスキル 剣スキル C

 ティアが奴隷市場で買った奴隷。

 ティアが不在時の組織のまとめ役を担っている、昔冒険者だった時に貴族に囮に使われたことで仲間が死に、貴族を嫌っている。

 大の酒好きだがその割に酒には弱い


 パラマ

 年齢 八十才

 主なスキル 弓スキルC

 奴隷オークションの際に共に脱走したエルフ、故郷を襲われ行く宛がないためティア達と共に行動する。

 ランファとガイヤとは、幼馴染


 ランファ

 年齢 八十才

 主なスキル 弓スキルC

 奴隷オークションの際に共に脱走したエルフ、故郷を襲われ行く宛がないためティア達と共に行動する。毒などの調合ができる。

 一見おっとりしているが意外と腹黒いところがある。


 ガイヤ

 年齢 七十八才

 主なスキル 弓スキルA

 奴隷オークションの際に共に脱走したエルフ、ランファの弟故郷を襲われ行く宛がないためティア達と共に行動する。

 村が人間に襲われたことで極度の人間嫌いになる。


 アッシュ・ベニー

 年齢 二十五歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 ティアが奴隷市場で買った奴隷。低身長、小太りで弟のボーン凸凹コンビとして知られている。

 戦闘はあまり強くないが兄弟げんかになるとやたら強い。


 ボーン・ベニー

 年齢 二十四 主なスキル 目立ったものは無し

 ティアが奴隷市場で買った奴隷。高身長の細身で兄のアッシュと凸凹コンビとして知られている。

 気は弱いほうだが兄に対しては強気になる。


 聖騎士団……国の第二王子、リチャードにより設立された部隊でいわばリチャード直属の部隊。他の騎士団と違い、民からの評判がよく、聖剣使いであるアルバート・メンデスにちなんで聖騎士団と呼ばれている。


 レーグニック・グレイス。

 年齢 二十八歳

 主なスキル ネクロマンサー

 人相が悪く独特な笑い方をする、聖騎士団の団員

 正義で真面目なメンバーの集まる聖騎士団の汚れ役担当で、団員たちに隠れて裏で色々と動いている。 

 立場上、手が出せない相手を裁くため、ティアと手を組み支援を行っている。

 雨の中、箱に子猫が捨てられていたら、捨てた人間を探し殺しに行くタイプ。


 アリアハン・メンデス

 年齢 十八歳 

 主なスキル 聖剣

 通称アリア、聖騎士の団員で団長アルバートの妹。

 超が付くほどのお人好しで任務に行っては任務外の人助けを行っている。聖剣使いで実力もかなりあるり正義を掲げて活動するが最近は自分の行いに迷いが生じている。

 任務中に出会ったティアを商人と疑わず、自由で堂々とした性格にちょっとした憧れを抱いている。

 寄り道の最長記録は四ヶ月。


 アルバート・メンデス

 年齢 二十九歳

 主なスキル 聖剣

 聖騎士団の団長を務める男

 人柄がよく非常に真面目、剣の実力はスキルを除いても王国トップの実力を持ち将軍候補にも選ばれている。

 その場の記録を見ることができる古代魔道具アーティファクトを持つ。

 シスコン気質があり少し年が離れた妹の甘やかしを時折団員から詰められる。


 ニール

 聖騎士の団員の一人で褐色肌の男


 スー

 聖騎士の団員の一人で猫の獣人族


 レクター一家……ティアが初めに出会った一般人で1年間共に旅をした商人の家族


 マリー・レクター

 年齢 十六歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 レクター一家の看板娘

 街の門でティアを助け、一緒に旅をするきっかけを作った。

 名前のなかった奴隷のティアにティアラという名前をつける。

 ティアに何かと女装をさせようと企んでいた。


 ジェームス・レクター

 年齢 三十八歳

 主なスキル 収納

 マリーの父。

 目利きがよく収納スキルを持っていることから商人としての才能はあるが気弱で卑屈な性格なため、よく足元を見られていたが、ティアと旅したことで少しずつ改善された。

 いずれは自分の店を持ち、家族四人で暮らすことを夢見ていた。

 実は戦闘スキルも高いが、性格上戦うことが苦手なため宝の持ち腐れ状態になっている。


 エルザ

 年齢 三十四歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 娘と二人で美人親子として有名、夫であるジェームスが交渉下手なため交渉は彼女が行なっている。

 自分の容姿の良さを自覚しており、交渉でも武器にしているが、お触り厳禁は徹底している。


 メンバー外の関係者


 マリス・カルタス 

 年齢 十七歳

 主なスキル 目立ったものは無し

 リンデン領主コレア・カルタスの一人娘、

 父の死後、領主に就任するが、上手くいかずレーグニックの伝でティアの力を借りる事になる。

 民思いで村を巻き込んだティアの作戦に初めは抵抗があったが、経験を積んでいくうちに少しずつ慣れ始め悪女としての才能が開花し始める。

 最近は鞭を購入しようか考えている。


 ミノタウロス

 主なスキル 翻訳

 ダンジョン外で生まれた特殊なミノタウロス、姉として慕うドリアードを助けようとするも逆につかまりオークションに売り出されていた、見た目と実力とは裏腹に気が弱く戦わない。しかし翻訳スキルにより色んなものと会話ができる。


 その他

 ルドルフ……ティアと同期の奴隷の老人ティアにこの世界の知識を教えるが、過酷な環境に耐えきれず二週間後に死亡する。


 ラッグ……ティアと同期の奴隷の男、ルドルフと共にティアに世界の知識を教えるが過酷な環境に耐えきれず半年後に死亡する。


 リアム・ノーマ……ギルド、カザール支部の受付嬢 


 カルロ……カザールの冒険者、冒険者ランクCで若手のホープとして一目置かれていた、性格に難あり。


 デビット・ブラハム……西の帝国貴族の三男、取り巻きと共に権力を盾に冒険者として好き放題してきたが、ティアの罠にかかり魔物に殺される。


 ブーゼル……王都から田舎のパルマ―に左遷された帝国貴族、レクター一家に手を出したことでティアに殺される


 ビベル……ブーゼルに使える騎士、帝国騎士団の団員だったが分け合って解雇されブーゼルに雇われた、剣の実力はあるものの、ティアとの戦いでは油断もあって剣を奪われ敗北し殺される。


 ゲイル……Bランク冒険者、アイアンヘッドのリーダー、奴隷だったミリアムの主人で虐待を行っていたことでエッジとぶつかる、腹いせに拠点としていた家を燃やしたことでティアの怒りを買い、火をつけられ殺される。


 コレア・カルタス……マリスの父、領主として有能であったが優しすぎたためブリットの策略にかかり殺される。


 モンベル……代々カルタス家につかえる執事


 グランデル……リンデンの町の有力者、ガバスと手を組み子供を攫ってはブリットに流していた。


 ガバス……マリスの叔父、コレアの死後、ブリットと手を組みリンデンの領主になるため謀反を起こすも返り討ちに会い、ティアに塩責めの拷問を受けた後、マリスに殺される。


 ブリット……ラスタの領主、表向きは評判のいい領主だったが裏では裏オークションを開いていた、マリスたちに捕らえられた後、城の牢獄で殺される。


 ヘンリー・バーソロミュー……地方の男爵貴族、マリス魅了され言われたとおりにティアを裏オークションに出品するも、失敗しマリスに多額の借金を背負うことになる。


 ドリアード……森の精霊、ダンジョン外で生まれたミノタウロスを育てるため仲間と離れて暮らしていたところを捕らえられオークションの目玉として売りに出されていた。


 デグロ……ヴェルグの五大盗賊ギルド、『黒き狼』のリーダー、レーグニックが一目置くほどの実力があったが、アルビンにあっさり殺された。


 デービス・ブラハム……帝国騎士団第四部隊団員、ウラッグから魔剣を手に入れようと試みた結果、魔剣に憑りつかれる


 ウラッグ……聖剣を打つことができる名工鍛冶職人、魔剣の管理もしてきたがデービスに奪われた、その責任を問われ罪人として王都に連行される。

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