第62話 旅行編 ご馳走

わくわくっ



わくわくっ



「夕食どんなのが来るかなっ?」

「サイトで見た感じだと、お肉と野菜がメインだったかなぁ…」



ほうほうっ



「山の中の旅館だもんね~。やっぱり~、山の幸とか~っ?」

「たぶんね」



コンコン



失礼します


お食事をお持ちいたしました


お開けしてもよろしいでしょうか?



「は~いっ! 持ってきてくれたの女将さんじゃないみたい」

「もしかして若女将かな?」



ガチャ



…失礼します


それでは、


テーブルにお料理を並べさせていただきますね



「は~い、お願いしま~…、す……」

「おおっ…、めっちゃ豪華…」



あ~~っっ!!!



ビクッ



えっ、えっ!?


お客さまどうされましたっ!?



「あ、あ、あなたは…」

「…ちょっ!? すみませんっ! …どしたのっ? いったいなにが、…あ」



ビシッ!



「乳神様だ~っ!!」

「ば、ばかっ! 指を指すなっ!! …ほらっ、お姉さん怖がってるからっ!!!」



あ、あの…


いったい…


ちちがみ…?



「また会えたよ~…。ふぁ~っ!!、着物で隠れてるけど、やっぱりでっか~いっ!!」

「シッ! …すみません、意味わかんないですよね。…ま、まぁ、…とりあえず料理運んでいただいても良いですか?」



あっ!


は、はい…


失礼しますっ



コトン



ぽよんっ



コトン



ぽよんっ



「乳神様がご馳走を…。おおっ…、揺れてるっ…」

「セクハラやめんか」

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