第24話「激震」
〜あらすじ〜
自身を悔い改めたトイズは彩月の次元に行き試練をする。、、、この世界が[削除済み]まで後6話。物語は、、、終わりを告げる。
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〜颯真視点〜
胡蝶とナナシを連れて行ったムリエルを探しサバンナ上空を飛んでいる颯真、、、そこで出会ったのは、、、?
颯真(居ない、、、どこだよ、、、。)
上空を飛び続ける。
颯真(確か黒鳥、、、?いや猫だったか。)
セリアン(颯真、そろそろ体内サンドスター濃度が50%以下になる。一旦休もう。)
颯真(わかった、あの木陰で休もう。)
サバンナに生えている木陰に着地して、
ソーラーパネルを展開、発電された電気からサンドスターを生成する、、、。
颯真(ちょっと寝るか、、、暑いし。)
セリアン(だな、、、。)
エミカ(おやすみぃ、、、。)
身体は眠りに着いた、、、。
????(1)「ふむ、、、見ない内に凄い進化を遂げてる様だ、、、こりゃあ、世界の変革が訪れる日も近いな、、、。」
長方形の箱から、円柱状の白いお菓子を口に咥えながらポリポリ食べる。
????(1)「要るか?」
箱から少し取り出して差し出す。
????(2)「いえ。遠慮しますよ。」
????(1)「わかった。」
そう言い箱を閉じてポッケにしまう。
????(1)「さて、、どうしたものか。あいつって強過ぎか?」
????(2)「知りませんよそんな事、、ただ、、、この世界の誰よりも強いのは、、確定的に明らかですね、、、。」
????(1)「何人か寄越したけどまさかこんな事になってるなんてな、、、。」
????(2)「バグの発生、、、。」
????(1)「今まで颯真が経由した世界が段々歪んで来ている、帽子の男さんの世界なんかが特にそうだ、、、モブの規則化、、登場人物の人格の変化、、、精密時間の変化と不可視化、、、とまぁかなりやばい。」
苦笑いする、、、。
????(2)「どうします?」
????(1)「まぁ、最善は事態の収束を目指して調整する事だが、、、世界の歪みが余りにも酷いなら、、、な?」
チラっと視線を向ける。
????(2)「そうですか、、、。」
????(1)「颯真達には悪いが、、、
これも保全の為だ、、、。」
そう言い、瞳を一瞬光らせる。
????(2)「それにしてもその能力、、どこで、、、?」
????(1)「秘密だ。」
颯真「ん、、、うぅん、、、。」
少し寝相を取る。
????(1)「おっと、、、時間だ。」
????(2)「えぇ、、、ここから先は私が見定めさせて貰います、、、。」
????(1)「頼んだ。」
すると[削除済み]がゲートを潜った。
????(2)「では、、、。」
颯真「ん、、、?」
????(2)「おはようございます〜。」
顔を覗き込む、、、。
颯真「お前は、、、アポピス、、、。」
少し身体の伸びをする。
アポピス「えぇ、、、。」
颯真「なんでここに、、、。」
アポピス「ある人、、、?ですかね、、、?まぁその人から頼まれまして、、、。」
颯真「その人って誰だよ、、、。」
寝起きからか顔を少し顰める。
アポピス「秘密ですよ、、、?」
人間の耳元にねっとりとした声で話す。
颯真「はへ、、、?」
一瞬思考停止した、、、。
アポピス「あらあら、、、心は本当に、純真なんですねぇ、、、。」
ニヤニヤしている、、、。
颯真「いや、、、おいばかやめろ、、、。」
エミカ(、、、。)
↑こんな事を颯真にしてみたかった。
セリアン(しれっと奪いに行くのか、、。)
↑興味津々に観察する。
サタン(恋とは
↑恋愛経験あり。
ラファエル(羨ましいなぁ、、、。)
↑恋愛厳禁だった。
ルシファー(え”ぇ”!?)
↑予想外の出来事に驚いている。
オルス(これが、、、恋、、、。)
↑恋愛経験無しで見たのが初めて。
アル(これは、、、。)
↑あっ⋯⋯(察し)の状態
メラ(やっべぇもん見た気分だぜ、、、。)
↑これは見ちゃいけない感じだと悟った。
クロノス(記憶には無いが、、、?)
↑一応過去兼未来の自分。
ヴィネ(うん、、、想像以上だ、、、。)
↑未来予知で見た物の想像以上だった。
颯真(ふっざけんなよまじで、、、。)
↑想定外の行動にアワワワワワワワ状態。
アポピス(しめしめ、、、顔が赤いです♪)
↑意外とSっ気が強かったりする。
アポピス「顔が赤いですよォ?君は一体、、どうしましたァ?」
颯真「お前は一体何がしたいんだよッ!」
アポピス「君のねぇ、、、落ち着かない様をみたいんですよ〜?ウッフッフ、、、。」
颯真「なんだ冷やかしか。」
アポピス「あら、、、急に冷めましたね。」
颯真「俺は小夜李に一辺倒だからな。」
アポピス「小、、、夜、、、李、、、。」
颯真「どうした?」
アポピス「、、、。」
颯真「???」
アポピス(なッんですとォ!?颯真に彼女が居たなんて、、、私知りませんでしたよ!?え!?これって、、小夜李さんが、、、先に颯真を、、、ッ!有り得ません、、、ッ!!私の見立てが間違っていたなんて、、、。)
❊颯真に彼女が居る事に今気付いた。
颯真「どうしたんだ?アポピス、、、。」
アポピス「いえ、なんでもありませんよ!」
颯真「今度はお前の顔が赤いぞ?」
アポピス「私が動揺する等、、、ッ!」
颯真「オマケに尻尾が凄い揺れてる。」
アポピス「、、、。」
颯真「どうした?まさか動揺、、、」
アポピス「する訳ないじゃないですか!」
颯真「ん????」
アポピス「とにかくッ!それよりも大事な事があるんじゃないですか?」
颯真「そうだった、、ムリエルを追いかけて居たんだった、、、寝てる暇ねぇな。」
と、徐に起き上がる。
アポピス「それで、ムリエルさんとは?」
颯真「天使、、、だったか、、、。」
アポピス「天使、、、ふむ、天使ですか、、私はあまり、、、。」
颯真「確か、、、猫か、、、黒鳥の姿をしたフレンズと人間の男性を連れている筈だ。」
と、言って歩き出す。
アポピス「ふむ、、、見た事は、、、何故かありますねぇ、、、。」
アポピスも同様に歩き出す。
颯真「いやあるのかよッ!」
アポピス「まぁ暗黒期の前位でしたからね。うろ覚えですが、、、。」
颯真「その度々出てくる暗黒期って何だ?」
アポピス「暗黒期、、、ですか?」
颯真「あぁ、名前からしてヤバい時期だったって事は分かるが、、、。」
アポピス「それはですねぇ、、、。」
一方で、胡蝶達は、、、。
〜最悪の悪魔〜
ムリエル「ここまで来れば大丈夫だろ、、、しっかしまぁ、、、これからどうするか。」
ナナシ「と、言われても、、、。」
胡蝶「、、、。」
少し下を向いている、、、。
ムリエル「落ち込むな、、、これはお前じゃなくてあいつの責任だ、、、。」
胡蝶「わかってますよ、、、。」
ムリエル「仕方が無かった事なんだよ。」
胡蝶「分かってますよそんな事位ッ!」
少し強く声を張った。
ナナシ「!?」
ムリエル「、、、。」
胡蝶「私は、、、ただ、、、みんなと一緒に笑顔で、、、居たかった、、、画面の向こうからでも、、、その思いが伝わる様に、、、頑張って来た筈なのに、、、ッ!」
涙目になりながら、、、。
?????(アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!)
嘲笑う様に高笑いが響く。
胡蝶「え、、、。」
?????(いやぁ、、、実に滑稽だよ♪)
胡蝶「貴方は、、、誰ですか、、、。」
?????(私かい?私はねぇ、悪魔さ。)
胡蝶「悪魔、、、?」
ナナシ「どうしたの?胡蝶!」
ムリエル「何かおかしい、、、おいナナシ!そいつから離れろッ!早くッ!」
ナナシ「え、、、?」
?????(いやぁ、、、君は、根っからの愚か者だねぇ、、、ハハハッ!)
胡蝶「愚か者だなんて、、そんな、、、。」
地面に座り込む、、、。
?????(いやぁ、、私が求めていたのはこう言う事だよ♪アッハハハッ!私にもっと絶望を、、、頂戴?)
胡蝶「貴方は、、、誰なんですか!?」
?????(言った筈だよ、、、?私は、、悪魔だって、、、。)
胡蝶「悪魔って、それだけじゃないですか!意味が分かりませんよ!」
ナナシ「何を、、、言ってるの?」
?????(そうだね、、、名乗るなら、、私はソロモンナンバーズ63、アンドラス。サタン様に仕える親衛隊の隊長よ、、、。)
胡蝶「アンドラス、、、?」
ムリエル「アンドラスだって!?」
ナナシ「何か知ってるの!?」
胡蝶「サタンって、、、あの、、、。」
瞳に光が無くなる、、、。
アンドラス(おっと、、口の利き方には気を付けてね?私は、当の本人である君さえ殺し兼ねないんだから、、、ウフフ♪)
胡蝶「うぐッ、、、ウヴッ!」
心臓が締め付けられる様に痛む、、、。
ナナシ「大丈夫!?」
ムリエル「近付いちゃダメだ!」
胡蝶の右目が変化して行く、、、。
ナナシ「でもッ!」
黒く染まり、、、金色の召喚陣が描かれる。
ナナシ「これは、、、ソロモン!?」
姿が変わる、、、。
アンドラス「そう、、、私は、、、サタン様に仕える親衛隊隊長、、、アンドラスッ!」
そう言いながら立ち上がる。
ムリエル「ッ!!」(この威圧、、、ッ!)
ナナシ「何、、、これッ!」
黒いサンドスターの嵐が吹くッ!
アンドラス「ハッハッハッハッハッハッ!」
嵐が止み、、、姿が見えるッ!
ムリエル「何、、、ッ!?」
ナナシとムリエルが見た者、、、それは、、メラニズムハクトウワシだったのだ!
アンドラス「黒き正義の名の元に。」
ナナシ「胡蝶ッ!」
アンドラス「胡蝶、、、?あぁ、あのか弱い少年の事?」
ナナシ「胡蝶はどこにやったの!?」
アンドラス「暗〜い闇の中さ、、、。」
ニヤニヤする、、、。
ナナシ「そんな、、、ッ!」
ムリエル「それなら私がッ!」
アンドラス「やめた方が良いよ、、、?」
ムリエル「何!?」
アンドラス「今、彼の意識は自分自身の弱さと戦っている、、、邪魔をしないで。」
ムリエル「最悪、意識が消えるんだぞ!?」
アンドラス「消えたら消えたでそれだけの人だったって事でしょう?」
ムリエル「クッ!」
ナナシ「アンドラス、、、君って奴はッ!」
アンドラス「憎いかい?でもそれが現実さ。力不足で仲間を守れなかった事なんてざらにあるんだよ、、、?」
ムリエル「、、、。」
ナナシ「それでも、、、。」
アンドラス「?」
ナナシ「それでもッ!!!」
アンドラス「それでも、、、なんだい?」
不敵に微笑む。
ナナシ「胡蝶は、、、私や、、、彼らの仲間だからッ!見捨てる訳には行かないッ!」
歩いて近付く、、、。
アンドラス「ほう、、、?」
ナナシ「私は絶対に見捨てたりしないッ!」
二人の距離、、、1m、、、。
アンドラス「間合いだよ?早く攻撃をしないのかい、、、?」
ナナシ「ハァッ!」
全力で爪を使い、アンドラスを切り裂こうとするが、、、。
アンドラス「遅いねぇ、、、そんなんじゃ、私の攻撃は、、、避けられないよ?」
ナナシ「!?グハッ、、、ッ!!」
まるで瞬間移動をしたかの様に、ナナシの腹に一撃を加えるッ!
ムリエル「ナナシッ!」
ドカァンッ!!!パラパラ、、、。
大木に打ち付けられて意識を失うッ!
ナナシ「今、、、何、、、が、、、ッ!」
アンドラス「アッハハハハハハハハハッ!!大変だねぇ、、まぁ私には関係無いけど♪」
ムリエル「ナナシ、、、胡蝶、、、ッ!」
アンドラス「君も来るなら早く来てね、、、止められるのは、、、今だけだから。」
ムリエル「!?」
アンドラスから黒いオーラ、、、いや、、、サンドスターロウが溢れている、、、ッ!
ムリエル「ハァッ!!」
ダァンッ!!
アンドラス「ね?言ったでしょう?」
グググ、、、ッ!
ムリエル「なっ、、、何ィ!?」
アンドラス「止められるのは今だけって、、言ったのに、、、聞かないから、、、。」
ムリエルが繰り出した拳を、、、片手で、、動きもせずに受け止めたッ!
アンドラス「どうやら、、、この世界はもう余り長くは持たないみたいだね、、、。」
軽く弾き飛ばすッ!
ムリエル「気圧された!?」
アンドラス「だって私が壊しちゃうから。」
少し寂しそうに話す、、、。
アンドラス「全て壊すよ。この世界の、、、全てをッ!アッハハハッ!ハハハッ!」
ムリエル(どうする、、、ッ!)
アンドラス「どちらが本当に正しいか、、、けも比べしようよ、、、全力でッ!」
次回に続くッ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~後書き~
いや〜、、、なんかヤバい事になって来た。
おいおい、大丈夫か?まぁ後数話位だから。
最後まで見てくれると有難いッ!
〜小話〜
彩月「遂に来ちまったか、、、。」
颯真「来ちまったかって誰が?」
彩月「いや、、、その、、、。」
颯真「???」
次回もお楽しみに!
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