第3話

新しい職場に悪戦苦闘しながら2週間。

自分の居場所を見つけながら

視線の左端には彼を見ていた。


自分から話すことはなくても

決して孤立してるわけでもなく

たまにくしゃっと笑う顔が

たまらなくかわいくて。


わたしは密かに彼のことを

柴犬。ぽちと命名した。


わたしは、ぽちに惹かれている。

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