チャプター 1-4

 眩しい陽が顔に降り注ぎ、小鳥達のさえずりが朝を告げる。眩しい陽は我が身を焦がすかのようにつらく、それから逃れる為に布団の中へ潜っていく。

 ぼんやりとした意識のまま耳をすませてみるも、まだスマホは静かに待機中。つまり、まだ眠っていてもいい時間だ。故に、少々意識があろうとも重たいまぶたを上げる必要はない。

 今、僕がすべきなのは二度寝だ。この起きているのか、寝ているのか、分からないふわふわした感覚の中での二度寝は最高に心地良い。

 それは、水にたゆたい優しく包まれているようなイメージ。その至福を堪能する贅沢さ。本当に、学生という生き物は最高だ。

「きて、ださい……起き……ください」

 その至福のひとときを脅かす声が聞こえてくる。誰かは分からないが、この至福を奪われる訳にはいかない。なので、ささやかな抵抗をする。

「もう、少しだけ……寝かせて……」

 すると、僕を起こそうとする声が止んだ。どうやら寛大な御心で二度寝を許してくださったようだ。どなたかは存じませんが感謝いたします。

 さぁ、許しは得た。あとは、心ゆくまでたゆたうだけ。許され……る、その時まで……。

「起きて、お兄ちゃん」

「かはぁっ!?」

 いきなり水中に引きずり込まれ、酸素が失くなったのかのように息を詰まらせて飛び起きる。あまりにもダイナミックな起き方をしたせいか、一瞬で頭が覚醒した。

 一体、何が起きたのか……冷静に状況を整理しようと思う。


 ・僕は二度寝をしようとしていた。

 ・そこに誰かがやって来て、僕を起こそうとした。だから、ささやかな抵抗をした。

 ・すると、その誰かが二度寝を許してくれたかと思いきや、とんでもなく罪深い呼び方をして僕を飛び上がらせた。


 そう、聞き間違いでなければ、僕の事を『お兄ちゃん』と呼んで……。注意深く辺りを確認する。今この場にいるのは僕と、

「おはようございます、お兄さん」

 都ちゃんだけだった。

「お、おはよう……朝、早いんだね」

「はい、早起きは三文の徳ですから」

「あー、早起きは良い事だよね。 うん、良い事だぁ……」

 都ちゃんの真っ直ぐな瞳の前に、視線をそらすしかなく、渇いた笑みがこぼれてしまう。

「ところで、どうしてここにいるのかな?」

「紗枝さんに、お兄さんを起こしてきてと頼まれたんです」

 大体察しはついていたが、やっぱり母さんの差し金か。都ちゃんが起こしに来たら、絶対に起きると思って頼んだな。くっ、こしゃくな真似を!

 まぁ、一先ずそれは置いといて。さっきのお兄ちゃん呼びは都ちゃんが自分の意思で言ったのか。もしくは母さんが言わせたのか。はたまた寝ぼけていたから聞こえた幻聴なのか。

 ……めちゃくちゃ確認したい。だが、昨日の件がある。もし、また昨日のように泣かせるような事になったら、朝から僕のメンタルはやられてしまい、一日中BADになる。それだけは絶対に避けたい。

 ここは聞かなかった事にしてスマートに済ますのが大人──ジェントルマンの対応だ。

「あのさ、都ちゃん。 ちょっといいかな?」

 でも、僕はまだ大人じゃないし、紳士的なメンタルを持ち合わせていてもジェントルマンではない。このまま有耶無耶にすれば気になって今夜は眠れなくなり困る。だから、聞かざるを得ないんだ。

「はい、なんですか?」

 覚悟を決めろ……ウジウジするな。『さっき、お兄ちゃんって呼ばなかった?』って聞くぐらいじゃないか。ギャルゲーでいうところの選択肢をひとつ選ぶだけだ。カーソルを合わせて、◯ボタンを押す程度の簡単な事だ。赤ん坊にだって出来る。

「その、さ……っき……」

 だから、僕に出来ない訳がない!

「き、今日の服可愛いね」

 けど、僕はヘタレだ。今夜は暖かい牛のジュースのお世話になろうと思う。

「そうですか? いつもと変わらないので、自分ではよく分かりませんが、そう言っていただけるのは嬉しいです」

「……くっ……」

 なーにが『今日の服可愛いね』だ。

 可愛いのは本当だけど一歩間違えればその発言はアウトだろ! 何考えてんだ、バカ!!

 ……とはいえ、お世辞を抜きに本当に可愛い服を着ている。白のブラウスに、花の蕾みたいな形をした黒のスカート。印象的には、シンプルなゴシック調……でいいのかな? 生憎、女の子の服装についての知識はないので、その辺はよく分からない。

 けど、何というか。小学生が着るには少し大人びている気がする。僕の小学生時代を振り返る限りでは、女の子の服装はTシャツに、無地のスカートが基本だった。分かりやすく言うと、ちびめぇる子ちゃんみたいな。あれは……オーバーオールって言うんだっけ? いや、それは遊々王ゆうゆうおうのスゴロックじいちゃんか。……待て、何でオーバーオール=スゴロックじいちゃんなんだよ。おかしいだろ。そこはせめて配管工のイタリィ……変わらないか。

 ともかく、こんなお洒落しゃれな服を着ている同級生はいなかった。僕の印象が古過ぎるせいか、若干背伸びしているように見えてしまう。

 でも、似合ってないなんて事はない。寧ろ、都ちゃんの綺麗な黒髪とおしとやかな雰囲気と相まって貴族のお嬢様かと思ってしまう。間違いなく似合っている。重要なので、もう一度言うが似合っている。すごく可愛い。無宗教だけど神に誓ってもいい。

 昨日も似たような格好はしていたが、あれはお出かけ(おめかし)用の服だと思っていた。でも、都ちゃん的にはこれくらい普通のようだ。

 いやはや、以前に最近の子はお洒落だと聞いた事はあったが、予想以上だ。

「あのう、お兄さん。 早く準備しないと遅刻してしまいますよ」

「そうだね。 今すぐ……ん?」

 それは妙に引っかかる言い方で、まるで僕が寝坊をして遅刻しそうになっているみたいだった。

「どうかしましたか?」

「ううん、何でもない。 すぐ準備するよ」

 とはいえ、そんな細かい事を気にする必要はなく、都ちゃんに促されるまま学校へ向かう準備をした。しかし、準備を終えてもスマホのアラームは鳴っていなかった。



「……すみません。 朝からご迷惑をおかけしてしまって」

「いやいや、全然そんな事ないっ! 寧ろ、一緒に行けて嬉しいよっ!」

「……でも、本当ならもっとゆっくり出来たのに」

「それは……誤差っ! 誤差みたいなものだから! いつもと変わらないよっ!」

「……誤差でも、すみません」

 深く頭を下げて謝る都ちゃん。言うまでもなく酷く落ち込んでいる。それを見ていられず、何度も励まそうとしたが、良い結果は得られないでいた。まだ夏でもないのに汗が止まらない。

 今、僕達は学校に向かっている最中だ。ただし、向かっているのは都ちゃんが通う予定の小学校だ。


 ──事の発端は母さんのお願い。

『あのね、朝からちょーっと出掛けないといけなくなったの。 だから、代わりに都ちゃんを小学校に連れてって♪』

 アラームが鳴る前に起こしにきていたので、薄々何かあるんじゃないかとは思っていたが、随分と急な話だった。

 急なので仕方ないと言えば、それでお終いだ。しかし、問題は都ちゃんが一切それを知らなかった事だ。その結果、僕が遅刻してしまうから起こしてきて欲しいとお願いされたと思い込んでいた。だが、実際は自分を小学校に連れて行く為に起こしていた訳で……あとは言うまでもない。

 だから、さっきから何度も頭を下げて謝っているのだ。


「本当にすみません」

 またしても謝まらせてしまう。僕としては母さんが連れて行けない時点で他の選択肢はない。なので、都ちゃんが謝る事はない。

 それに、このまま何度も謝られるのは僕のメンタルによろしくない。なので、どうにかしてこの不毛なループを終わらせたい。

「あの本当に大丈夫だから、ね?」

「……あぅ、気をつかわせて、すみません」

 なるほど……迂闊な優しさは焼け石に水か。これは手強い。

 さて、こうなると何か話題を出して気を紛らわせる方が得策かもしれない。

 ……小学生と共有できる話題 is 何?

 そもそも親族関係、家族ぐるみの付き合い、ネットで知り合った相手が偶々小学生だった等のレアケースを除くと、高校生と小学生が会話をする事なんてまずない。ましてや昨日会った(一応再会)ばかりで都ちゃんの事は殆ど知らない。知ってるのはご飯をいっぱい食べるのとおすしマンが好きって事くらいだ。

 ん、そういえば……。

 もしやと思い、都ちゃんの背負うランドセルへ視線を移すと、歩く度にゆらゆらと揺れるストラップを目にした。

「それ、もう付けてくれてるんだね」

 勿論、それは昨日あげたトロまるだ。

「あ、その、常に持ち歩いていたくて」

「常に?」

「はい、これは大切なものです。 だから、失くしたらと思うと不安で……」

「そっか、そう言ってもらえると嬉しいよ」

 早速、つけてくれていたのは気に入っただけじゃなくて心配性なのもあるのか。さっきの事もあるし、きっと繊細な子なのだろう。

「もし失くしてしまったら、どんな状況でも、どんなことをしても、必ず見つけます」

 必ず見つけるって。そこまで気に入ってくれているのは少し驚いた。まぁ、好きなものに対する情熱は分からなくもないが、ちょっと大袈裟かな。それに、その考えは少し危なっかしくて心配になる。けど、都ちゃん程の良い子なら無茶な事はしないだろうし大丈夫か。

「大ファンなんだね」

「……んぅ、おすしマン、すごく好きですから」

「昨日の夜もすっごく熱くなって話してたもんね。 まぐろんとトロまるの絆はすごくてモモゾノ三兄弟にも負けない、だっけ?」

「あ、あれは、その、違くて……うー、忘れてくださいっ!」

「えぇー、あの時の都ちゃんすごく可愛かったのに」

「なっ、か、かわ!? そんなことないです!」

「そうかな?」

「そうですっ! ぜったいに、そうですっ!」

別に、そこまで否定するような事じゃないと思うけど。まぁ、いいか。

「また話しに来てくれていいよ」

「ふぇ、その……かん……考えておきますっ!」

 今の反応、昔のSF映画の不測の事態で取り乱したロボットみたいで可愛いかった。きっと、こういう子が妹なら目に入れても痛くないんだろうな。

 なんかこれ親バカみたいだ。いや、妹だから正確には兄バカか。……冷静にどっちでもいいや。親でも、兄でもないし。

 それからは会話が弾み、さっきまでのどんよりした空気は嘘のように消えた。まさにトロまるのストラップさまさまだ。もしかすると、あれは僕にとって幸運の青い鳥なのかもしれない。でも、それだと最後には飛び立ってしまうから幸せが逃げるんじゃ……って、ただの例えなのに何深く考えてんだろ。



 話しながら歩く事、約二十分。楽しい時間はあっという間に過ぎ、小学校の正門へ到着した。

 ここは、市立草冠小学校。通称草学そうがく。僕が通っていた頃は全児童数は約五百人程だった。多分、今ではもっと少なくなっているだろう。

「それじゃあ、行こっか」

「は、はい」

 都ちゃんが緊張しているのが手に取るように分かる。きっと、警備員に話せば担任の先生が迎えに来てくれる。だが、こんなにも緊張している都ちゃんを一人にするのは忍びない。なので、職員室までは一緒にいく事にした。

 しかし、

「ちょっといいかな、君」

「へ? あの? へ?」

 母さんのミスのせいでトラブルが起きた。

 事もあろうに母さんは小学校への連絡を怠たり、警備員の方と少々話す事に。

 別に不審者と間違われた訳ではなく、あくまで手続き上保護者代理であると証明する必要があっただけだが……ちょっと切ない気持ちになった。幸い電話が繋がったから良かったもののそういう大事なことは忘れないでほしい。いつもはほぼ繋がらないから変な汗をかいてしまった。

 さて、思わぬハプニングで少々タイムロスをしてしまったが、その後は何事もなく無事職員室前に到着。ここまでくれば、ほぼミッションコンプリート──と言いたいところだが、本番はここからだった。

「…………」

 まるで今からおばけ屋敷にでも入るかのように顔面蒼白の都ちゃん。いつの間にか僕のシャツの裾をギュッと掴んでおり、手が震えていた。

「大丈夫?」

「だ、だい、じょぶ、ぇす」

 愚問だった。

 聞くまでもなく、大丈夫じゃない。最早、緊張などと生易しいものを超え、世界の終わりを目にしているようだった。

 だが、無理もない。ただでさえ職員室に入るのは緊張するのに、転校初日だと余計に緊張するに決まっている。だから、心の準備が出来るまで待ってあげたい──ところだが、そういう訳にもいかない。

 何故なら、さっきのタイムロスのせいで時間が押している。ここで時間を食っていると僕が学校に遅刻してしまう。申し訳ないが、ここは早急に済ませてもらうしかない。

「ごめんね、都ちゃん」

「ふぇ?」

 せめてもの気持ちで職員室の扉は僕が開けた。

「失礼します。 五年一組の秋房先生はいらっしゃいますか?」

 さっき電話で母さんに教えてもらった都ちゃんの担任の名前を呼ぶ。すると『は、はいっ』と裏返った声が職員室内に響き、奥の席からメガネをかけた女性がこちらへ向かってきた。どうやら、あのふわふわ茶髪ロングヘアーで見るからに優しそうな方が秋房先生らしい。

『あっ、ぐへぇ』

 突然、秋房先生は何もない場所で転び、膝をさすりながら『えへへ』と笑って誤魔化す。ついこの人で大丈夫なのか、と少し心配になった。

「は、はじめまして! わわ、私が、担任の秋房紅羽あきふさくれはですっ!」

 若干、声が裏返っている。この方も都ちゃんと負けず劣らず緊張なさっているようだった。

 見たところ僕とそんなに歳が離れていないように見える。とりあえず、二十代なのは間違いない。もしかすると、新任の先生なんだろうか? だが、どこかで高学年の担任は教員生活に慣れ始めた人を選ぶと聞いた事がある。なら、こう見えて結構勤務している方なのかもしれない。

「こ、今年からっ、教員になりみゃしたが、全力で頑張らせていただひみゃふっ! よろひゅくおねひゃしみゃす!」

 噛んだあとに噛んだ。そして、こちらがびっくりするぐらい思いっきり噛んだ。まさに噛み噛みパニック──じゃなくて見た目通り新任の先生だった。

「保護者代理で来ました、黒川真一です。 こちらこそよろしくお願いします」

 僕が気にするような事じゃないが、本当にこの人で大丈夫なんだろうか。もうすでに学級がブレイキングバッドして……いやいや、流石にそれは失礼すぎる。幼い頃から教えられてきただろ? 人を見た目だけで判断しちゃいけないって。それに教壇では別人のようにビシッとしているのかもしれない。

「秋房先生、この前の指導案ですが」

「す、すすす、すみません! ま、またあとで、おうかひゃいさせていただきますっ!」

 あくまで、かもしれない。

 ……とりあえず、失礼極まりない事を考えてしまった自分を戒め、心の中で謝罪する。

「あの私の顔に何か付いてますか?」

「わっ!?」

 その最中。つい秋房先生の顔を見つめていたせいで、顔を覗き込まれグッと距離が近くなる。急な出来事に驚き、慌てて後退あとずさりをする。そのまま狼狽うろたえていると後方から聞き覚えのある嫌な声がした。

「なーに秋房先生に見惚れてんだ、黒川」

「げっ、小田山っ……先生」

 この体格が良く、如何にも汗くさいセリフを好みそうな短髪の男は小田山隆二おだやまりゅうじ。僕が四年生だった頃の担任だ。

 すごく馴れ馴れしく接してくるが、仲が良かった訳じゃない。寧ろ、僕はこいつを嫌っていたので、仲は悪い方だ。なら、何でそんなやつが馴れ馴れしく声をかけてくるのか? それは……僕にとって忘れ難いアレを知っているからだ。

 だから、在学中はやたらと僕に関わろうとしてきた。それは学年が変わっても変わらず、ひたすら声をかけてきた。いくら嫌われても。

 ……今も変わらないのか。

 こいつが、まだこの学校に居たのは想定外として。ここで、鉢合わせたのは……最悪だ。

「まぁ、仕方ないか。 秋房先生みたいな人は、お前のタイプだもんな」

「へっ、えぇーっ!?」

「っ!」

「なっ、いきなり来て変な事を言うなっ!」

「がっはっは、照れるな、照れるな!」

 小田山の特徴の一つ。思った事をそのまま口にする。いわゆるケーワイだ。しかし、小田山はあまりにも遠慮がなく、そこいらのやつよりも場の空気を微妙にする。その上、本人は無自覚どころか良い事をしたと思っている。なんて迷惑なんだろうか。

 お前がそんな事を言うから秋房先生が顔を真っ赤にして、困惑しているじゃないか。それに都ちゃんも驚いてシャツを掴む力が強くなった。先生であるお前が児童に余計なプレッシャーを与えてどうする! このバカ!

 確かに、秋房先生みたいな少しタレ目で甘えさせてくれそうなお姉さんは好みだ。髪も綿菓子みたいにふわっとしていて、許されるならその感触を直接触って確かめたい。きっと、あまりのふわふわさに悶絶もんぜつし、感動の涙が止まらず、今生の未練はなくなるだろう。

「素晴らしきかな、人生」

「ん、何か言ったか?」

「……何も言ってない」

 今はそれよりもこのはちゃめちゃ気まずい空気を何とかしなければ。

 と、その時、


 ──キーンコーン、カーンコーン。


 この緊急事態を救うかのように学校おなじみの予鈴が鳴り響いた。

 ナイスタイミング! だが、悪い知らせでもある。

「まずいっ、学校に遅れる!?」

「学校に遅れるって、ここが学校だから間に合ってるぞ?」

「僕が小学生ならな」

「おい、待て、小学生だけとは限らない。 教員でも大丈夫だぞ!」

「……ふーん、そうか」

 全身の血が沸騰した──気分になる。

 やっぱり、小田山のわざとらしいボケと揚げ足取りはナンセンスだ! きっと、馴れ馴れしくなくても嫌いになっていたと言い切れる! ギャグをナメるな!

「秋房先生、都ちゃんをよろしくお願いします。 それじゃあ、都ちゃん学校頑張ってね」

 小田山には睨みを送り、職員室を後にする。

「ったく、黒川のやつ。 わざわざアイコンタクトなんかしやがって……おう、俺に任せろ! がっはっはー」

 後方からすごく気味の悪い言葉と高らかな笑い声が聞こえたが、精神衛生上よろしくないので聞かなかった事にする。……本当に嫌いだなァ、あいつ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る