再会。

再会。

卒業してから、7年が経った。

明日で、きっかり7年。

なんだか長いようで短かった。

と言っても、会うのは4年ぶり。

あいつら、元気にやってるかな…

京子。あの頃から美人でモテてた。幼馴染でずっと一緒だった。俺らと居たのが不思議なくらい。ずっと片想いしてたけど、俺じゃ幼馴染どまりだった。

今ごろは玉の輿かね。

謙吾。絵にかいたような真面目。頭は良いけど、すこしばかりお堅い。運動はダメダメ。

俺の中学からの大親友。

今ごろエリートかな。

祐二。ひょうきんもの。毎年、クラスの盛り上げ役。先生に毎度怒られてた。実はメンタルが弱かった。あいつが振られたときは、1週間くらい落ち込んでて、励まし続けた思い出。

何になっててもおかしくない。社長になってたりして。

かくいう俺は、皆と最後に会ってから、少しも変われてない。

とにかく、明日が楽しみだ。

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「久しぶりだね、二人とも。」

「あ。京子。うん、久しぶり。」

「俺たちも、今しがた来たところなんだ。」

「そっか。ふたりとも、ちょっと大人な雰囲気でビックリしちゃった。」

「やっぱり？俺らもさっきそう言ってたんだよ。京子もますます美人になったな。」

「そう？」

「ああ。」

「………4年ぶり、だからな…。」

「っ、………うん。」

「………。」

「はやく会いに行ってやろうぜ。あいつに。」

「……そうだね。」

「あいつに、この4年のこと、聞かせてやろう。」

黒装束の 3人は、足並みを揃えて、俺のもとへたずねてきた。