責任の取り方

登場人物 第一部

〇ココロノダイチ……主人公。三歳五月まで勝てなかった雑草血統の馬であったが、二頭の名馬との触れ合いにより変わっていく。

主な勝ち鞍：（未勝利戦、一勝クラス、二勝クラス、三勝クラス、マリーンステークス）シリウスステークス

〇ヒガシノゲンブ……セレクトセールで１億４０００万円の値が付いた良血馬。ダービーですさまじいまでの大逃げと大笑いを行い、競馬界の中心に立つ。基本的には良識的な性格でココロノダイチとも仲が良い。

主な勝ち鞍：（新馬戦）、きさらぎ賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念、凱旋門賞

〇ワンダープログラム……２億５０００万円の値が付いた良血馬。極めて真面目な優等生だが、まじめすぎるきらいがある。

主な勝ち鞍：（新馬戦）東京スポーツ杯２歳ステークス、弥生賞、セントライト記念、中山記念、オールカマー、天皇賞・秋

〇ユアアクトレス……早い時期にＧⅡを勝った尾花栗毛の牝馬。最初はヒガシノゲンブ、のちにワンダープログラムと付き合う。

主な勝ち鞍：（新馬戦）フィリーズレビュー、福島牝馬ステークス

〇ナンダカイケソウ……ココロノダイチと同じ雑草血統で、皐月賞でヒガシノゲンブとワンダープログラムに先着した事により運命を狂わされる。美浦トレセン所属馬。

主な勝ち鞍：（未勝利戦、若葉ステークス）

〇ソウヨウアイドル……四歳時にココロノダイチが函館に遠征した際に同道した。それ以来ココロノダイチの弟分となっている。ココロノダイチよりふたつ下。活躍は第二部から。

（人間）

〇浅野治郎調教師……栗東トレセン所属の調教師。

〇戸柱騎手……ココロノダイチとヒガシノゲンブの主戦騎手。

〇滝原騎手……ワンダープログラムの主戦騎手。最初はヒガシノゲンブの主戦騎手だった。

（外伝に登場する人間たち）

〇太田さん……スポーツ紙の競馬記者。中央競馬の穴馬担当。

〇小川さん……謎の競馬ファン。

〇野上さん……女性競馬ライター。地方競馬中心。