第14話 コロナ戦争
第11話で3月8日に止まらない大流行と書いた。
その時点の数字である。イタリアでは感染者数も1日で一気に1200人以上増え、5883人になった。死者は233人に達した。3月28日時点では感染者80,589死者8,215。ヨーロッパ各国については、フランス(949人→29,551)、ドイツ(800人→43,938)、スペイン(525人→57,786)、イギリス(209人→11,812)、オランダ(188人→7,468)となっている。死者はフランス1,698、ドイツ267、スペイン4,365、イギリス580、オランダ435となっている。イタリアの致死率は10.19%、次いでスペインは7.55%、フランス、イギリス、オランダでも5%台である。注目されるのはドイツの死亡率0.61%である。ホームドクター制を柱とした充実した医療体制がこれを語っている。検査数も28日現在で50万を越している。検査をしても医療崩壊を招いていないし、死者も抑えられている。
カリホルニア州がいち早く非常事態宣言をだし、ニューヨーク州では6日、感染者が44人から76人に一気に増えたため、州知事が非常事態を宣言した。3月7日現在感染者数は338人(死亡14人)としたアメリカでは感染者数83,836で中国を抜いて1位となった。死亡者は1,209人死亡率1.44%であるが今後急激に増えると予測される。
感染者なしとされていたインドネシアでも日本人を感染源として4人が報道された。人口大国インドは6日現在28人とされるが、いつ火がつくかわからない。と書いたが2億5千の人口を持つインドネシアは28日現在、感染者893(死亡78人)インドは727(死亡20人)ながら全土に非常事態宣言を出して外出禁止令を出した。南極大陸を除き世界地区はすべて感染を示す赤色に塗り潰された。世界全体では感染者529,591、死者23,970で収まる気配を見せていない。数字上は感染が少なかった、アフリカ、南アメリカの南半球での感染爆発が予測され、医療事情も伴って膨大な死者数にならないか心配される。北半球が収まってもこれらが、第2波となって再燃しないか、未曾有のコロナ戦争はこれからである。
そんな中世界から不思議がられている国がある。先進国の中で検査数が極端に少なくて、感染者、死者も少なく非常事態宣言も、都市封鎖をしていない国がある。3月28日発表では。国内感染者新たに208人 1日あたり最多更新、計2434人死者は計65人((クルーズ船含む)。クルーズ船は感染712人、死亡10人
記録が2つに分かれているのは日本だけである(笑)。世界では感染者を少なく見せるために検査を少なくしている(理由の一つにオリンピックがあるから)と勘繰られたり、それにしては死者数が少なく、原因不明の肺炎による死者も多数出ている節もない。やはり感染が少ないのか、上手く行っているのは何故か不思議がられている。
検査大国韓国を記しておく、検査総数376961 感染者9,241、死亡者131人死亡率1.42%。現時点で医療崩壊は起こしていない。日本の検査総数は3月22日数ではあるが、18000である。
果たして不思議の国、日本は外出禁止、都市封鎖することなく逃げ切れるか、いよいよ真価が問われるところに来た。マスクは、防護服は、人工呼吸器は足りているか。ベッド数は、医師は、看護師は・・戦争するには銃弾と兵士がいる。
*プリンセス号が横浜に着岸して、その対応に関心を持ったとこらから、記録する意味で「新型コロナ感染症を検証する」と題して書いてきた。最初は日本政府の対応のまずさや、検査を巡る疑惑等を書いてきた。それがあっという間に欧米に波及、まさかこんな事態にまでなるとは想像もしていなかった。一応これにて完結。第2ステージは「コロナ戦争」という題で「コロナ恐慌」を含めて書いていこうと思います。
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