第6話 かかりつけ医との本音トーク、結論に代えて。

かかりつけ医との本音トーク、結論に代えて。


長崎大学医学部、タイガースファンである。私は高血圧症であるが、血圧を計って貰ったことはない。でも信頼している。坂道で何度も休むようになって、受診した。目の色を見て「白いなぁ~」と云って即入院を勧められた。極度の貧血であった。診るときは、診るんだと感心。


「先生ひどいなぁ~」

「ひどいねぇ~」


「保険適用になっても、やっぱり相談センター経由なんでしょう」

「そうなるやろうねぇ~」

「どうしても厚労省、感染研はPCR検査体制を何とか自分らが握っていたい。コントロールしたい、どうしてなんでしょう?」と私、クルーズ船の対応のまずさを話した。

先生、「クルーズ船、あれで彼らは学んだんやろうね~、検査をいっぱいしたら感染者がいっぱい出るということを」

「やっぱり、検査をコントロールして感染者ではなく、感染者数を少なくするですか?」

「医療崩壊、あのクルーズ船みたいになるのを恐れているんだろうねぇ~」

「1月、中国人いっぱい来てましたよ。あの感染力からしたら相当蔓延するんではと思いましたよ」

「最初の水際作戦が失敗やったね。検査で治る訳でもないし、治療薬があるわけないし、今更検査して韓国みたいになっても何の得も彼らにはないしね」

「感染研と厚労省の団結は強いですね。民間受託拡大、保険適用はポーズですか」

「ポーズと云えば、みなポーズやね。本当に感染拡大を防ぐなら大人だよ。工場・職場だよ。今回のコロナ、子供からは流行の兆候は出てないよね」

「中国人が来ていた大阪はどうしてあんなに感染者が少ないんでしょう」

「嵐さん、大阪は行かない方がいいですよ」と先生は笑った。

私はそうか、大阪は知事も、市長もどちらも維新、団結が強いのだと思った。


中国と違って日本の医療体制はなんて云っていたが、見えてきた日本の貧相な感染症に対する医療体制は、真面目に検査したすぐ崩壊するのだろう。感染防止にはすでにお手上げで、あとは医療崩壊をどう防ぐか。専門家会議の指針を読めば分るのに、政府、厚労省、感染研、医師会の上はみな出来ているんだ。

今回の一斉休校、「アホな安倍は、北海道知事に負けまいとアホな先走りしやがってと」彼らは苦虫をつぶしていることだろう。


肺炎死亡者数(誤嚥性肺炎除く)

 2017年 96841人 2018年 94654人、この年間数と2020年の数と比べて異常な数値が出ない限り新型コロナウイルスでの死者判断は出来ないのである。1000人の死者だってこの数の中に埋没させられるのである。今回は感染力は強いが、幸い感染しても軽症者が多く、死亡率は低いから助かっているが。グローバル化がここまで進展している現在、感染力が強く、死亡率も高い感染症が次出たらどうするのだろう。今回の確かなサーベイランスのデーターもない。誤魔化しはいつかその罰を受けないだろうか。

もー私はムキニなった自分がアホらしく、新型コロナについて書くことはこれを最後にしたい。


*水際対策の失敗

習近平との会談があって、これに安倍政府は配慮して、中国全土の入国制限をしなかった。配慮は要らないトランプは1月30日に中国からの全国入国を禁止した。

中国からの入国者が一番多い日本は、もっと早く厳しい対応ではなかったか。武漢封鎖、団体旅行の禁止をしたときが決断、個人旅行も日本は禁止すべきだった。

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