第5話 僕の庭
好きとか、愛してるとか。
そんな簡単な言葉じゃないんだよ。
抱きしめられて、温もりが伝わる方が何千倍も愛を感じる。
その場だけでも、構わないんだ。
その時だけは、僕を見てあなたが僕の温度を感じるんだ。
まさか、こんな時も頭に他の人が住んでないよね?
それならば
泡と消えた方が楽ってモノ
けれど、尖ったナイフで刺せないもの。
自分よりも相手を選んだ人魚姫のように。
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