星が降らない日
雨七
星が降らない日
◇1
バレリヤは毎月いちばん初めの日が好きでした。
その日になるといつも、バレリヤのお母さんが暖かいスープを作るのです。
トマトをたっぷりと入れて、とろとろになるまで煮込んだ特製のスープ。
そのスープをバレリヤはぴかぴかの水筒に入れて、
「いってきます!」
と元気に言うのです。
ふわふわの白いファーがついた、もこもこの服で全身を着飾って。
お母さんがにこにこと手を振って見送るのを背に、バレリヤはドアを開けてずんずんと外へ出ていきます。
ざくり、ざくりとふわふわのブーツでふわふわの雪を踏みしめて。
雪。そうです、雪です。
バレリヤの住む国はここよりずっと北の方の、一年中寒い国だったんです。
一年を通して雪がしんしんと降りしきる、そんな寒い国でした。
雪を見てみたい? 見たことがない?
ふふ、そうですね。初めて見る雪はきっと新鮮で驚きのかたまりだと思います。
機会があれば、ぜひみなさんにも見てもらいたいですね。
――どこまで話しましたっけ?
そうそう、バレリヤがお外に出たところでしたね。
◇2
バレリヤがお外に出るのは決まっていつも、おひさまが沈んだばかりのほんのり明るい夜でした。
さくさく雪を踏みしめて、ときどき草のうえに積もった雪を蹴飛ばしながら、決まった場所に向かうのです。
バレリヤの家の裏には小高い丘があって、いつもそこに向かうのです。
丘のてっぺんに到着すると、バレリヤは「よいしょ」と腰を下ろします。
そして水筒を開け、蓋の半分くらいまでスープを注いでちぴと口をつけて。
ほうと白い息を吐いて、それから夜空を見上げるのです。
夜空を見上げて何が見えるのか、ですか?
なんだと思います?
月。そうですね、確かに見えます。
野山。ええ、それも見えますね。
夜なんだから真っ暗で何も見えない? ふふ、ひねくれた子ですね。
――星。はい、正解です。
バレリヤは毎夜、星を見に来ていたのです。
といってもただの星じゃありませんよ。
きらきらとまたたきながら、天から降りそそぐ星です。
毎月はじめの夜には、流れ星を見ることができたんです。
「きまった日にいつも流れ星が見られるなんておかしい」?
あらあら、ごめんなさい。もう少しだけお話したら理由が分かるから、もう少しだけ聞いていてくださいね。
たっぷり十分ほど、流れ星が降り続きます。ちかちか瞬く星星が空を白く染め上げます。
やがて星の雨が止んで、空が黒く落ち着くと、バレリヤは腰を上げるのです。
そして雪に残った自分の足跡をしゃくしゃくと踏み直して、家に帰るのです。
「ただいま」と家のドアを開けると、暖かな空気と「おかえりなさい」というお母さんの声が出迎えます。
お母さんはバレリヤの服に薄く積もった雪を手で柔らかに払い、
「どうだった?」
とバレリヤに尋ねるのです。
「今日もきれいだったよ」
と、外の寒さでうっすらと頬を赤くしたままバレリヤは答えます。
その答えを聞いて、お母さんは
「そっか」
と困ったように微笑み、白衣のポケットから手帳を取り出してさらさらと何かを書き留めます。
そしてバレリヤを優しく抱きしめ、「ごはんにしましょうか」と言うのです。
これらが、バレリヤが大好きな毎月はじめの日にすることでした。
さて、ひねくれ者さん。何か気づいたようですね。
何かの研究者なの?と。そうそう、大正解です。
バレリヤのお母さんは宇宙の研究をしている人だったんです。
ええ、ロケット。
毎月、バレリヤのお母さんはロケットを飛ばしていたんです。
ロケットを飛ばして宇宙さえ自分の国にしてしまおう、なんて考えが昔はとても流行っていたのです。
もっとも、バレリヤのお母さんが飛ばすロケットは毎回失敗で、宇宙にたどり着く前に壊れて燃えてしまっていたのですけれど。
そう、それが流れ星の正体です。お空で爆ぜて、めらめら燃えて降り注ぐロケットのかけらがバレリヤにとってのお星様でした。
「そんなのがお星様だなんて変なの」?
ふふ、そうですね。それでも、バレリヤにとっては関係なかったんです。
どうにしろ、夜空から降り注ぐ光景はとてもきれいなものだったんですから。
◇3
さて。
バレリヤのお話とお母さんのお話をしたのなら、次はこの人のお話をしなければなりませんね。
バレリヤが、お母さんとの時間よりも、ずっと長い時間をいっしょに過ごした人。
名前をヘルガと言いました。
お母さんと二人のごはん、いわゆる「ロケット残念でした」会を済ませた頃合に、決まってヘルガはやってきます。
淹れたハーブティーにお母さんが一口つけ、ほうと息を吐いた頃にノックの音が響くのです。
「もうそんな時間」
と、お母さんは肩を竦めると、バレリヤの頬を両手で挟んでもにもにと揉みしだきます。
ええ、これも毎回です。自分の娘が確かにここにいるんだと自身に実感させるように。
それからバレリヤのおでこに軽くくちづけして、
「それじゃ、行ってくるわね」
と手をひらひらと振って家を出るのです。
次に帰ってくるのは一ヶ月後。次のロケットの打ち上げが決まるまで。
それまではお母さんは国の施設でカンヅメで働くのです。
分かります、大変だと思いますよね。
「バレリヤは寂しくないの?」ですか。実のところ、それほど寂しくはなかったのです。
お母さんと入れ替わりに、ヘルガがやってくるのですから。
「またよろしく」
と、入れ替わりでやってきたヘルガは言葉少なにバレリヤに挨拶します。
こくりとバレリヤは頷くと、ヘルガは表情一つ動かさず、先ほどまでお母さんが座っていた椅子に座ります。
いつも眉と眉のあいだにしわを寄せているような気難しい人。
モデルさんのようなボディラインを強調するように、ぴっちりとフィットした軍隊の服をいつも着ている人。
彼女に会うたびに、バレリヤは「かっこよくてきれいな人だな」と思うのです。
もっとも、そんなことを言うとヘルガは顔をくしゃりと歪めて嫌そうにするので口にはしないのですけれど。
「そういえば」
ヘルガはいつも、そう言ってバレリヤに話を切り出します。
切り出し方が毎回「そういえば」なので、もうバレリヤからすれば全然「そういえば」ではないのですけれど。
「どうだった、今日のクルイラは。どんな様子だった」
クルイラ。バレリヤのお母さんのことです。
バレリヤはその質問を受けて、今日あったこと、お母さんといっしょにトマトスープを作ったことですとか、お母さんの膝に座っていっしょに編み物をしたことですとか、そんなことを話すのです。
ヘルガはお母さんの飲みかけの冷めたハーブティーに口をつけながら、そんな話を目を閉じて聞くのでした。
◇4
ヘルガは怖くはなかったのか……ですか?
そうですね、きっとバレリヤも初めのうちはとても怖かったと思いますよ。
けれど、実のところを言えば、ヘルガはむしろとても愛らしい人だったんです。
例えば、そうですね。ちょうどいまのお話の翌日のことです。
「料理をしよう。一緒に」
おひさまが昇って間もない早朝、寝ぼけまなこのバレリヤをたたき起こしてヘルガはそう言いました。
料理ってなにを作るの? こんなに朝早くから?
戸惑いながらもバレリヤが尋ねると、ヘルガはふんと鼻を鳴らして背負っていた麻袋を無造作に下ろしました。
袋の口からトマトが一つ、ころりとこぼれ落ちます。
「トマトスープだ。材料はこれだけあれば十分だろう」
眠い目をこすりながら、バレリヤはベッドから起き上がって麻袋の中身を確かめます。
トマト。トマト。それとトマトとトマト、あとはトマト。
中身がぜんぶ真っ赤なトマトだったので、バレリヤは思わず「他の材料は?」と訊きました。
「勿論それだけだとも。なにせトマトスープなのだから」
きれいな顔立ちであっさりとそう言ってのけるヘルガを前に、バレリヤは「冷蔵庫に使えそうなもの残ってたかしら」と考え込むのでした。
他にも編み物ですとか、遊びですとか、お勉強ですとか。
ヘルガはお母さんがしてくれたようなことを、まるまる同じように、バレリヤにしてくれたのです。
もっとも、
「おい、違う色の毛糸が紛れ込んでいるぞ」
「……これで合ってる? 別の色を混ぜて模様を作る? ……む。そうか」
「それよりそっちのマフラーが絡まっている? む、お、これは……」
「……バレリヤ。すまない、これはどうすれば良いだろう」
こんな調子で、一部の取り組みについてはびっくりするくらい下手っぴだったんですから。
「軍人には必要のないことだ。必要のないことだったんだ」とばつが悪そうに言うヘルガに、都度バレリヤはいろんなことを教えてあげたものです。
ええ、愛らしいですよね。本当に。
バレリヤもそんなヘルガが大好きで、この時にお互い作ったマフラーは二人で交換したんですよ。
◆
窓から差し込む満月の光。そして尿意。
そんな二つの要因で目が覚め、私はのそりとベッドから起き上がりトイレへ向かう。
途中、母の書斎の明かりがついていることに気づく。
中にはヘルガが居るらしく、誰かと通信機越しに話をしているらしい。
「馬鹿な。時期尚早にも程がある」
「だいたい――誰が――」
「――有人飛行――」
音を立てないようにその場を後にし、私は用を済ませてからベッドに戻った。
ベッドの中で、私は、
◇5
さて、そんな二人暮らしですが、ある日からヘルガの機嫌がすこぶる悪くなり始めました。
暇さえあればお母さんの書斎にこもり、どこかと通信をするのです。
しばしばヘルガの声が大きくなり、その内容は否応なしにバレリヤの耳にも届きます。
けれどもとても難しい内容だったので、バレリヤには内容はよく分からなかったのです。
やきもきしながら一週間ほどを過ごし、とうとう意を決してヘルガに直接尋ねました。
「機密事項だ」
の一点張りでしたが、バレリヤはかまをかけました。
「お母さんのことなんでしょう?」と。
ヘルガがこれほど一所懸命になることなんて、お母さんのことくらいだとよく知っていたのです。
ヘルガは一瞬だけ目を丸くし、そしてため息を吐きました。
クルイラに似て聡い子だ、と呟くと、彼女はとつとつと話し始めました。
「次のロケットにクルイラが乗る」
お母さんがロケットに?
あの、毎回打ち上げるたびに爆発しているロケットに?
戸惑いながら、バレリヤは尋ねます。
「そうだ。無人機での成果が行き詰まっている。これ以上の結果を得るには人を乗せるしかない」
ひどい話ですよね。私もそう思いますよ。
けれどね、その頃には対立してた国がロケット打ち上げ成功間近だったんです。
なんとしてでも結果を出さなければならない。今すぐに。そんな焦りがあったんでしょう。
ええ、とても嫌な話ですが。
「上層部が言うには、開発者が乗って制御すれば打ち上げも成功するだろう、と」
ヘルガはもう一度ため息を吐いて、続けます。
「馬鹿な話だよ。卵を産む鶏を殺してどうするんだ。あんな優秀な人間を」
バレリヤはおずおずと尋ねました。どうしようもないの、と。
「上層部の決定は覆らん。が、ひとつだけ手はある」
バレリヤに向け、ヘルガは人差し指を立ててみせました。
「クルイラの代わりにロケットに乗る人間が居れば良い。連中にとってはロケット制御出来る人間なら誰でも良いのだから」
でも、それって誰のこと?
さらに訊くと、ヘルガは立てた人差し指で自分のおでこをつつきました。
「私もロケット工学を履修していたんだ。クルイラの背中を追って入った大学でな」
心配するな、必ず来月もクルイラに会わせてやる。
ヘルガはそう言って、わしわしとバレリヤの頭を撫でました。
お母さんのものとは違う固い手でしたが、不思議とその固さがバレリヤには心地よく感じました。
◇6
さて、月末がやってきました。
いつもはロケット打ち上げが決まるまで帰らないお母さんが、この日は家にいました。
バレリヤとヘルガ、そしてお母さんの三人。
この日、お母さんは「ヘルガが自分の代わりにロケットに乗れるのか」を確認しにやってきたのです。
「ヘルガ、貴女の気持ちは嬉しいわ。けれど」
「けれど、なんだ。続く言葉は娘一人置いていくことに釣り合うくらいの説得力はあるんだろうな」
ヘルガは冷たい青い瞳でお母さんを見つめます。
お母さんは困ったように笑い、ヘルガから目を逸らしてバレリヤの顔を見ます。
バレリヤは一心に、お母さんの瞳を見つめました。
ここに残ってほしい。そんな気持ちが伝わるように。
「……そう。そうね」
お母さんは腕を組み、目を閉じました。
しばらく考え込むと、ぱちりと目を開いてヘルガに視線を戻します。
「ヘルガ。貴女の理解度を試させてもらうわ。ロケットの制御に十分といえるレベルなら、私から上層部に進言します」
「上等だ」
二人は立ち上がり、書斎へと向かいます。
ヘルガは途中でバレリヤの肩をぽんと叩き、「大丈夫だ」と不器用に微笑んでみせました。
そして夜が更け、真っ暗になり、一晩が明けて、お母さんは帰って行きました。
さて、結果はどうなったのか。気になりますよね。
◆
書斎から声が聞こえる。声が聞こえる。声が聞こえる。
母の声が。ヘルガの声が。
私はシーツを被り、耳を塞ぐ。そしてただひたすらに懇願する。
どうか、連れて行かないでください。お願いします。お願いします。
夜は更ける。
◇7
夜が明け、次の月となり、ロケット打ち上げ日となりました。
バレリヤはいつもの小高い丘で、打ち上げを待っていました。
今日は珍しく雪が降っておらず、空に雲も無い絶好のロケット観測日和です。
ふかふかの雑草に腰を下ろし、バレリヤは打ち上げをただ待ちます。
二人で。ヘルガと。
「すまない」
座り込んだヘルガがぽつりと呟くのに、バレリヤは何を返せば良いのか分かりませんでした。
バレリヤは困ってしまい、悩んだ末にヘルガの背中を後ろから抱きしめました。
ヘルガの背中はとても暖かで、けれど僅かに震えていました。
「……ありがとう。本当に、すまない」
やがて轟音が聞こえました。
ぼごごごご、と轟音が地面を揺らします。
遠くの方で白煙を残してロケットが打ち上がるのが見え、二人はその軌道を目で追いました。
ロケットはぐんぐんと上がっていき、小さな点になり、やがて見えなくなってしまいました。
その間、今までのロケットと違って爆発することはなかったのです。
空に残った白煙が薄くなって消えてしまっても、二人はずっと空の向こうを見つめていました。
――はい、以上ですよ。バレリヤのお話はこれでおしまい。
「このあとバレリヤはどうしたの?」ですか。
そうですね、彼女はそれからヘルガと二人で暮らすようになりました。
毎晩、ふとした時に夜空を見上げてしまうそうです。おかあさんがロケットに乗って帰ってこないかな、と。
ええ。お母さんは帰ってこなかったんです。
打ち上げには成功したんですが、途中で通信機が壊れてしまったそうで音信不通。
結局、お母さんが宇宙に行ってからどうしているかは分からない……ということで、プロジェクト自体は失敗に終わったんですって。
ごめんなさいね、なんとも後味の悪いお話で。
けれどもバレリヤはきっと、ヘルガと二人で人並みに幸せに生きているはずですよ。
それだけは、ええ、はい。話し手として、言わせてくださいね。
さあさあ、もうおひさまが落ちてしまいます。
早く帰らないとお父さんやお母さんに怒られてしまいますよ。
はい、今日のお話はこれでおしまいです。さようなら、お元気で。
……
……
あら、ひねくれ少女。どうしたんです、帰らないのですか?
……そう。そうですね。
本当のことは、あまり話したくはなかったのです。
けれどもどうしても聞きたいと。ええ、そう言うのであれば。
他の子たちには、内緒にしておいてくださいね。
◇8
母とヘルガと最後に食卓を囲んだ、あの日の晩。
私は母の瞳を見つめて、確かに強く祈ったのです。
「どうか、ヘルガを連れて行かないで」と。
嫌な女でしょう。私はずっと、ヘルガのことがだいすきだったんです。
けれど、ヘルガはずっと母の背中を追っていることも知っていました。
母を追って大学に入り、母を追って職場を共にし、母を追った結果、私の世話をする。
ヘルガはずっと、母に憧れて母のために生きてきた人でした。
私がいくらヘルガを好いても、ヘルガの視線の先には母が居る。
そんな現実に苦悩していた頃でしたから、母を乗せたロケット打ち上げの話は本当に僥倖だったんです。
初めてその話を聞いたとき、ベッドの中でガッツポーズしてしまうくらいには。
分かっています。本当に最悪ですよね。
母とヘルガを天秤にかけて、私は迷うことなくヘルガに手を伸ばしたんです。
「そうだったのね」
母に無言のお願いをしたときに、母は目でそう答えてくれたような気がしました。
だからこそ、母はヘルガがロケットに乗ることを認めなかったのだと思います。
ええ、優しい母です。
けれど、優しすぎたんです。誰にでも、優しすぎる人だったんです。
◆
「どうしても、私がロケットに乗るのは認められないんだな」
「ごめんなさいね、ヘルガ。けれどやっぱり、貴女じゃロケットは制御できないわ」
「……分かった。だが一つ、最後に頼まれてくれないか」
「珍しい。プライドの高い貴女が私に頼みごと?」
「クルイラ。君が居たことを――君に抱いていた憧れを、この身体に焼き付けたい」
「……ヘルガ、貴女」
「頼む。そうでもしなければ君を送り出せない」
衣擦れの音。吐息。わずかな揺れ。甘い匂い。
それらに耐えられず、私はシーツを被って耳を塞ぐ。
お願いします。お願いします。ヘルガを連れて行かないで。
◇9
母は躊躇うことなく、ヘルガをも優しく愛しました。
ええ、それだけならまだ良かったんです。あのロケットが爆散しさえすれば。
ロケットと一緒に、ヘルガの憧れを吹き飛ばしてくれさえすれば。
生死不明の母は、ヘルガの想いをも持ち去っていってしまったんです。
残されたヘルガは毎晩、夜空を見上げるんですよ。
青い瞳を、憧憬の念でいっぱいにして。
故国から離れてこんな南の国にやってきても、その習慣は変わりませんでした。
……こら、ひねくれ少女。
年上のお姉さんがこんなに傷ついているんですよ。
慰めの言葉の一つでもかけてくれても良いんじゃないですか。
……ほう。ほほう。
「共感もしないし憧れもしないけど」「話をするお姉さんの顔は綺麗だった」……と。
ふふ。くふふ。
最悪の口説き文句ですね、それ。
でもお姉さん、君のことちょっぴり気に入りましたよ。
今度、二人で星でも見に行きましょうか?
星が降らない日 雨七 @nanmokanmos
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます