07:親と子
「「…………」」
抱きしめられたものの、そのまま動きが止まる。
この後どうしたらいいのか、フィーベルには分からなかった。
いきなり抱きしめ返されたので少し身体が強張っていたのだが、少しずつ力を抜く。するとさらにシェラルドが力を込める。といっても、少しだけだ。こちらが苦しくないようにしてくれている。
シェラルドの方が背が高いのだが、今フィーベルの右肩に顎を乗せている。そのため、顔が見えない。今彼はどのような気持ちなのだろう。これで癒しになっているのだろうか。少しでも眉の間の皺が引き延ばされていればいいのだが。
フィーベルはそっとシェラルドの背中に手を回す。少し撫でてみた。すると相手がぴくっと身体を動かす。だがそのままだった。何も言わない。フィーベルはずっと撫で続けた。
触れたところが温かい。人の体温に触れると自分も温かくなることを、初めて知る。少し眠くなる。今日は久しぶりにたくさん動いた。そしてたくさん話していた。ずっと机に向かっていた分、反動が大きい。
すっと身体が離される。
シェラルドは気まずそうな顔をしていた。
「……三十秒経ったぞ」
「え、数えてたんですか?」
「お前が三十秒って言ったんだろうっ」
ガラクから三十秒以上した方がいい、と言われていた。だからその方がいいかなと思ったのだ。それに、花嫁なのだから相手を癒すのも仕事なのだと教わった。他にも色々、夫婦とは何かを語ってくれた。
シェラルドが溜息をつく。
「いらん気を回さなくていい。お前の気遣いはありがたいが、忙しいのは日常茶飯事だ」
「少しは役に立てましたか?」
先程より顔色が良く見えた。
声にも覇気が戻っている気がする。
しばし無言だったが、ふっと笑われた。
「……そうだな」
久しぶりの笑みだ。
笑うくらいの元気は取り戻せたらしい。
フィーベルも自然と顔を緩ませる。
「じゃあ明日もしますね」
「え」
「朝と夜にするのがいいって」
「……いや、いい」
「え、なんでですか」
「いいからもう寝ろ!」
早足でシェラルドが進む。
フィーベルは慌ててその後を追った。
エリノアの誕生祭、当日。
城ではすでに多くの客人で賑わい、城下もお祭りで盛り上がっていた。各国から色んな人が来ているからか、いつも以上に人が多い。外を見ればごった返している。
フィーベルは部屋から出た。
「ど、どうでしょう」
着ているのはこの前とは違うドレスだ。
シェラルドが注文していたもので、全体的に藍色。上はオフショルダーの形だが、肩より首元までは繊細なレース生地で覆われている。少し透け感があるため、清楚に見えた。下はAラインの形で少しふんわりとしている。
髪型は結ってもらったのだが、少し編み込みもある。
白いパールのイヤリングもつけていた。
「うん、よく似合ってるよ」
「こちらの方が品がありますね」
着替えを待っていたヨヅカとアンネが褒めてくれた。
二人は急にこそこそ話をする。
「シェラルド様って意外とセンスあるんですね」
「ああ見えてね」
「胸元ちゃんと隠してるのさすがですねぇ」
「性格出るよね」
「?」
フィーベルは内容が分からなかったので目をぱちくりさせていた。
「待たせた」
別の部屋で着替えていたシェラルドがやってくる。
礼服を着ていた。いつも着る制服は濃い藍色なのだが、礼服は真っ白だ。装飾は金色で豪華な紋章までついている。色といい装飾といい、遠目から見ても分かるほど目立つ。髪は少しいじられたようだ。前髪も上げており、精悍な顔つきがよく見える。
フィーベルは感嘆する。
「かっこいいです」
「……ヨヅカも一緒だぞ」
「え、あ、ほんとだ」
よく見ればヨヅカも同じ礼服だ。
全然気付かなかった。
ヨヅカはあはは、笑う。
「そりゃ今日はシェラのことしか見えないよね。だって花嫁さんだもん」
「ばっ、」
「そうですね……頑張らなきゃ……!」
改めて言われて気を引き締める。
花嫁のフリをしてほしい、と最初言われた時も意識していたつもりだが、それでもやはり当日になると心持が変わる。今日は花嫁という任務をしっかり果たさなければならない。シェラルドのために。クライヴのために。これは仕事だ。今までやったことを全て出し切らなくては。
フィーベルは一人燃えていた。
「え、ここ燃えるところ?」
「……フィーベル様ですから」
ヨヅカがツッコんだが、アンネが諦めたように首を振った。
「フィーベル」
シェラルドは小さい白い箱を持っていた。
手招きされたので近付く。
「クライヴ殿下から預かった」
「? なんですか?」
ぱかっと開いてみれば、リングが二つ入っている。
特に装飾もないシンプルなデザインではあるが、光り輝いていた。
「ああ、婚約指輪だね」
ヨヅカも近付いてくる。
どうやらクライヴが指輪を用意してくれたようだ。
それを見たアンネがはっとする。
「もしかしてそれ、ポシュレのリングでは……!?」
「「ポシュレ?」」
シェラルドとフィーベルが聞き返す。
アンネは興奮気味に教えてくれた。
「有名なブランドですよ! 確か一つ買うだけでも百万は超えるって」
「百っ……!?」
これで。この指輪一つで。そんな高いものをなぜ自分達に。指輪を用意してくれたのはありがたいが、たった一日だけのためにこれだけのものを用意してくれたクライヴの意図が分からない。もしかしたら労いの意味も込めてだろうか。なんだか触るのも恐れ多い。
アンネによればプラチナのようだ。フィーベルと同じ髪色に合わせてくれたのではないかと言われ、少し嬉しくなる。さすが主。いつだってこちらのことを考えてくれる。
シェラルドも額を聞いて少し緊張していたが、フィーベルの手を取って、指輪をはめてくれた。フィーベルもはめようとしたが、シェラルドは自分ではめてしまう。それくらいさせてくれてもいいのに。
少しだけ頬を膨らまると、ぽんぽん、と頭を軽く撫でてくる。
「別にそんなに怒ることじゃないだろ」
「でも、やってみたかったです」
「いつかできる」
四人は円になって今日の動きを話し合う。
最初、シェラルドとフィーベルはシェラルドの両親と会うことになっていた。今回花嫁を連れてこいと言ってきたのが両親だ。何のために連れてこいと言ったのかはクライヴも含めて誰も知らない。まずは会ってそれを知る必要がある。今回フィーベルは花嫁のフリをする。くれぐれもバレないようにしなければ。
式典が始まればエリノアが会場に入ることになっている。
その間はヨヅカが側近として傍にいることになった。
「途中でシェラに変わらないと多分すねるだろうから、早めにね」
「分かった」
「そういえばあの後のエリノア殿下は……」
ヨヅカに連れていかれたエリノアとは、あの日以来会っていない。かなり色々と言われてしまったので、大丈夫なんだろうかと思ったのだ。ヨヅカは笑顔で頷いた。
「大丈夫だよ。少し吹っ切れたみたい。恋に恋するお年頃だからね」
「そ、そうですか」
「まぁまだ引きずってるだろうけどね。今回の誕生祭で、新たなお相手が見つかればいいんだけど」
ふう、と息を吐いたヨヅカは珍しく考えるような表情をしていた。彼もやはり側近だ。主人のことをよく考えている。いつもよく笑っているので、その姿は少し珍しく見えた。
「そろそろ時間だ。行くか」
「そうだね」
「あ、シェラルド様」
「?」
「あの、」
ちらっとヨヅカとアンネを見る。特に何か伝えたかったわけじゃないのだが、二人はすぐににやっと笑って頷いた。「じゃあ先に行くね」「フィーベル様、また後で」早足で去る二人を見て、シェラルドはきょとんとした。
そしてフィーベルに向き直る。
「どうした?」
「あの……はい」
言葉では言いづらかったので、両手を広げる。
相手は分かったのか、堪えたような顔になる。
「……しないぞ」
「なんでですか。昨日は」
「昨日しないって言っただろ」
「でも、」
昨日はほんの少しでも、顔色が良くなった。それに、今もやっぱり少し疲れているように見える。今日も朝からエリノアの我儘に付き合わされたとヨヅカに聞いたし。ガラクからは朝と夜にした方が言っていたし。
少しでも効果があるなら、少しでも疲れが楽になるなら、やっぱりやった方がいいと思ったのだ。花嫁として、自分にできることをしたい。
「いいから行くぞ」
「は、花嫁命令ですっ!」
「は……?」
わけが分からない、といった顔をされる。
自分でもちょっと思った。だがここは後に引けない。
「今日一日は、互いのお願いを叶えましょう! 拒否権はありません!」
「お願いとか言っておきながら拒否権がない時点でおかしいだろ」
「だから命令なんです!」
「…………」
フィーベルは咄嗟にシェラルドの手を取る。
指輪を見ながら、相手に目を合わせた。
「今日は仮でも、夫婦です。夫婦というのは、互いに助け合うものだとガラク様から教えてもらいました。だから、遠慮せずお願いごとがあれば言って下さい。私も言います。ハグをしましょう。それが今の願いです!」
「……色々とツッコみたいところがあるんだが」
シェラルドはまだ渋る。
だんだんこちらの方がいらいらしてくる。
「もうっ、ハグくらいでぐだぐだ言わないで下さいよっ! 何人も付き合ったことあるんでしょう!?」
「だからねぇっつの!」
「えっ……そうなんですか?」
「ほんとにお前は……」
唸るような言い方をされながら乱暴に抱きしめられる。どうやら降参してくれたらしい。抱きしめられた瞬間、ふんわりと香水の香りがした。式典に合わせてつけたのだろう。柑橘系の爽やかな香りだった。
「いい香りです」
「お前もつけてるんだな」
「はい。百合の香水を」
「そうか」
しっかり三十秒数えてからシェラルドは離れた。
そこまできっちりしなくてもいいのだが。だがこれを言えばまた文句を言われると思い、黙っておく。シェラルドは多少口が荒くなることがあるが、根が真面目だ。それは接する上で分かるようになってきた。
会場まで一緒に歩いて行く。
その途中でぼそっと言われた。
「俺も命令していいか」
「! もちろん」
全然ノり気じゃなかったので少し心配していたのだが、自ら言ってくれるとは。満面の笑みで答えれば、シェラルドは早口で言った。
「会場に入ったら俺だけを見ろ。誰かについていくな。ダンスもするな。するなら俺と一曲踊ってからにしろ」
「ダンスは分かりましたけど、え、私子供ですか……?」
迷子になる前提で言われた気がする。
だが相手は平然とした顔をする。
「会場は広くて客の数も多い。人の波にさらわれる可能性もある」
「な、なるほど」
「守れるか」
「はい! もちろん!」
勢いよく敬礼する。
すると苦笑された。
「なんだそれは」
「え、騎士団ではするんじゃ」
「そんなもんしなくていい」
軽く額を小突かれた。
会場付近のドアに近付く。
すでに人が多いのか、外まで声が漏れていた。
「シェラルド」
綺麗な中低音が聞こえ見れば、一人の女性がいた。
淡い青色のマーメイドドレスで、女性にしては背が高い。藍色の長い髪を揺らしながらやってくるその姿にも気品が感じられる。とても美しい人だった。
思わずフィーベルは見とれる。
だがシェラルドは緊張した面持ちになった。
「母上」
「……え、お母様!?」
いきなり現れた今日一番手ごわい(?)相手に、フィーベルは身が引き締まる。すぐに姿勢をより正し、彼女に対して頭を下げて挨拶をした。
「初めまして。フィーベル・ファクナーと申します」
「あなたが。私はシェラルドの母、ルマンダ・タチェード」
「お会いできて光栄です」
「ええ、私も」
言いながらすっと頬に触れてくる。
爪は塗っているのか、ドレスと同じ淡い青だ。冷えた手に少し驚きながら、自分より少し上にある顔を見る。大きい奥二重の瞳はシェラルドと同じ金色だった。柔らかい表情で見つめてくるが、どこかこちらを探っているようにも見える。
「ねぇあなた。シェラルドのことは愛してる?」
「え、」
直球だ。まさか最初にそれを聞かれるとは思っていなかった。シェラルドが慌てて「いきなり何を」と口を挟むが、フィーベルは自然に言葉が出た。
「はい」
彼女の目が少し見開いた。
正直に言えば、自分は仮の花嫁だ。愛している、と言える立場ではない。そして愛している、とは言い難い。むしろ、愛がなんなのかも分からない。でも、数日シェラルドと過ごして分かったのは、彼がとても素敵な人だということだ。自分でもそう感じるし、みんなそう言っている。その気持ちに、嘘はない。
するとルマンダは嬉しそうな表情になる。
「そう……。少し一緒に話さない?」
「それは、」
シェラルドが止めようとする。
だがルマンダの方が早かった。
「サクセスも来ているの。あなたは彼と話せばいいわ。行きましょう」
すっとフィーベルの腕を取り、歩き出す。フィーベルは振りほどくこともできず、そのままついて行く。ちらっとシェラルドを見れば、顔を歪ませていた。だが口だけを動かす。
フィーベルは頷いた。
「ああ、シェラルド」
ルマンダが言った通り、父であるサクセスもやってきた。短い茶の髪に丸眼鏡。いつもの彼のスタイルだ。慌てた様子なのはおそらく会場が分からず迷っていたからだろう。
「お久しぶりです、父上」
「やめてくれ。僕がそういうのが苦手なの、知っているだろう?」
少し照れたように頭を掻く。
シェラルドはその言葉に苦笑した。
侯爵家の次女として生まれた母と違い、父は平民でしかも学者だ。各国で講演を行い、論文をまとめるのが仕事で、この国にたまたま講演に来ていた時に母と会ったらしい。最初身分違いの結婚に周りから色々と言われたようだが、今ではそれなりに学者として有名になっている。そしてようやく周りも許してくれたらしい。
義父に領地をもらっていたが早々に長男に家督を譲り、今も学者として飛び回っている。母と結婚したことで裕福な暮らしを手に入れたものの、平民の暮らしの方が向いているらしく、仰々しいのは昔から苦手だ。
「ですが一応式典ですから」
「ああ、そうか……。二人きりの時はやめてくれない?」
そっと頼むような手の動きをされる。
笑って頷いておいた。
学者として人のために働いているだけでなく、誰に対してもいつも真摯で優しい。そんなところをシェラルドも尊敬していた。母であるルマンダはかなりの鉄仮面でいつもつんとした顔をしている。そんな彼女の方から結婚を申し込まれたというのだから、サクセスがどれだけ優しいか伺える。
サクセスはいつも色んな国に行く為、この国に帰ってくるのも久々のはずだ。シェラルドも数か月ぶりに会った。花嫁を連れてこいと言ったのは両親だと聞いたが、サクセスから出た話ではないと思っていた。早速聞けば、案の定ルマンダから頼まれたらしい。頼まれたからサクセスも帰ってきたようだ。
「大事なお姫様の誕生日だし、早くシェラルドに結婚してほしいと考えていたらしいし。あ、そういえば花嫁さんは?」
わくわくした顔で言われる。
「母さんが連れて行った」
「ああ、そうか……」
すぐに残念そうな顔になる。
表情がころころ変わるところも父の良い所だ。
他に何か聞いていないか問いただす。
「いきなり花嫁ってどういうことだ。結婚はまだしないって言っただろう?」
今は城で生活をしているため、ルマンダとも離れている。だが少し前は手紙を送られたり、見合い写真まで送られてきた。やめるように抗議すれば、すぐに止んだが。
「それは僕も分からないんだよ。ただ花嫁を連れてくるらしいから帰ってきて、としか言われていないし。でも、」
サクセスは急に真面目な顔になる。
「今回はおそらく、賭けだと思うんだ」
「賭け?」
「だって花嫁さん、本物じゃないんだろう?」
息を呑んだ。
黙って顔色は変わらないように努める。フィーベルが花嫁のフリをしているのを知っているのは限られた人だけだ。ガラクだって本物の花嫁だと思っている。どこから漏れたんだ。
するとふっと笑われた。
「僕はこれでも父親だからね、分かるよ。それに、式典の一週間前に急に用意なんかできないし。できたとしても、シェラルドは真面目だからすぐにその人と結婚する気はないだろうし」
「…………」
読まれている。さすが父親だ。
少し気恥ずかしい。
サクセスはにこにこと笑う。
「真面目なところもお母さんに似たね」
「いや、中身は父さんだと思うが……」
見た目はよく母に似てると言われる。それは自分でも思った。だが中身は父親似だと思っている。そうでありたいと思う。ルマンダはかなり突拍子のないことをするし、顔色にあまり出ないので何を考えているのか分かりにくいのだ。
「いや、お母さんそっくりだよ。素直じゃないところとか、実は愛情深いところとか」
「愛情……深いか?」
サクセスはいつも仕事に出ていたので、主に母の元で育った。だが兄や姉を見て育ったこともあり、自分で要領よく物事を行うようにしていた。そのおかげか、ルマンダから直接育ててもらった、という記憶があまりない。何かを決める時も、いつもルマンダは淡々と「自分で好きに決めなさい」と言ってきたのだ。
「ああ見えていつも子供達のことは心配している。僕の元にいつも長文の手紙が届くし」
あまり想像できない。
「帰ったら甘えてくれるしね。愛情表現があまり上手くないだけで、あの人はやっぱり『母親』だ」
「…………」
その話を聞けば、おそらく今回のことも何か理由があったのだろうということが分かる。サクセスはすぐに花嫁が本物じゃないことを見抜いた。きっと勘のいい母なら、すぐに気付くはず。もしかしたら、もう気付いているかもしれない。……気付いたのに、わざわざ話をしに行ったのだろうか。
「賭けと言ったけど、もしかしたらその花嫁さんを本当の花嫁さんにするんじゃないかなって」
「!? そんなの、相手にとっては迷惑な話だ」
「ルマンダもそこまで強引じゃない。だから試すんじゃないかな」
「試す?」
「シェラルドの花嫁に相応しいか、花嫁をしてくれる意志はあるのか」
「……俺が、止める」
勢いのままに足を動かす。
だがサクセスが「シェラルド」と呼んだ。
「君は、その子のことをどう思っている?」
口を開きかけたが、また閉じる。
一度頭を下げた後、シェラルドは駆け出した。
それを見たサクセスは、微笑む。
「……気持ちを隠すところも、よく似てるねぇ」
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