第7話 111,402人のうち、Twitterってどれくらいやってるの?

(注意)本作で出てくるデータは、全て2020年2月21日までに取得されたものです。


 ――――――――――――――――


「ねぇ、タケル君。カクヨムの人たちってどれくらいTwitterをやっているのかしら?」


 研究助手アシスタントで幼幼馴染みであるとう景子けいこが、何やらスマホをいじりながら俺――草薙くさなぎタケルに話しかけてきた。


 きっとTwitterのタイムラインでも眺めているのだろうが、話すときくらいスマホいじるのやめようよ……。


「カクヨムはユーザープロフィールにTwitterアカウントを登録できるから、利用状況が明確に把握できるぞ。今回は、カクヨムにTwitterアカウントの登録を行っている人たちを『Twitterをやっている』と定義する」

「本当はTwitterやってるけど、ユーザープロフィールに登録していない人たちもいるんじゃないの?」

「その通りだが、ユーザープロフィールに表示されていなければ情報を集められないから仕方がない」

「そっかー」

「ということで、どれくらいの人たちがカクヨムのユーザープロフィールページにTwitterアカウントを登録しているか、具体的な数字を見てみよう」


 ――――――――――――――――

 統計情報:Twitterアカウント登録数(全体111,402人)

 ――――――――――――――――

  全体 :18,690人 (16.78%)

 うち――

『書き手』:16,631人 (14.93%)

『読み専』:2,085人 (1.87%)

 ――――――――――――――――


「圧倒的『書き手』率……!」

「そりゃそうだよね。Twitterの主な利用法といったら、自作の宣伝だからな。ちなみに、『書き手』51,966人に限定するとこんな結果になる」


 ――――――――――――――――

 統計情報:Twitterアカウント登録数(『書き手』51,966人に限定)

 ――――――――――――――――

 登録あり:16,631人 (32.00%)

 登録なし:35,335人 (68.00%)

 ――――――――――――――――


「『書き手』の32%しかTwitterやってないのか。もっといるのかと思ってた」

「まぁ、カクヨムでもコミュニケーションは取れるからな。さて、ここからはTwitterに果たして宣伝効果があるのかどうか見てみることにしよう」

「え、そんなことできるの?」

「うん。プロフィールページには、その人が投稿した小説が12作品表示されるよね」

「そうね。更新が新しい順番に並んでいるわ」

「そこで、その直近12作品のうち最も★の数が多い作品の獲得数を記録してあるんだ。直近なので、その人のにおける最大★獲得数ではないことに注意だけど」

「なるほどー。もしTwitterに宣伝効果があれば、★の数も上がってるはずってことかな?」

「その通りだ! Twitterに登録している『書き手』とそうでない『書き手』に分けてみると、結果はこうなった」


 ――――――――――――――――

 統計情報:Twitterをカクヨムに登録している『書き手』16,631人における直近12作品の最大★獲得数

 ――――――――――――――――

 平均値±標準偏差:41.61±291.34

 最大値     :14,046

 中央値     :5

 最頻値     :0

 ――――――――――――――――


 ――――――――――――――――

 統計情報:Twitterをカクヨムに登録して『書き手』35,335人における直近12作品の最大★獲得数

 ――――――――――――――――

 平均値±標準偏差:12.47±120.52

 最大値     :11,134

 中央値     :1

 最頻値     :0

 ――――――――――――――――


「うわっ、差があるのは一目瞭然ね」

「そうだな。自作への導線が多い分読まれやすく、評価される機会も増え、結果的に★獲得に繋がるということだろう」

「これは積極的に利用しないと損だわ!」

「個人的な意見として、この結果を抜きにしてもTwitterは登録しておいた方がいいと思う」

「どうして?」

「カクヨムのコミュニケーションは全部オープンなんだよ。だけどTwitterはダイレクトメッセージがあるから、作者にこっそり感想を伝えることができる。そういった手段を作っておいた方がいいと思うんだ」

「なるほど。すごい褒め言葉だとしても、オープンでは言い辛いことってあるもんなー。ここがエロかった、あそこがグロかった(褒め言葉)とか」

「ケイコちゃん、普段どんな小説読んでるの……?」




「……ところでさっきからずっとスマホ見てるけど、何してるの?」

「もちろんTwitterよ。『タケル君の小説はクソ』っと――」

「なんてこと呟いてるんだー!」

「炎上商法よ。この方がみんなの目に触れて、読まれやすくなるでしょう?」

「そんな宣伝したら『つまらないから読むのやめとこ』ってなるじゃん!」

「いやー、分からないわよ? 『クソすぎて逆に面白い!』ってこともあるじゃん」

「俺の小説はB級映画か!?」



 ――――――――――――――――

 今日の研究ノートまとめ

 ――――――――――――――――

 ・Twitterのアカウントをカクヨムに登録している人は16.78%

 ・圧倒的に『書き手』の人たちが登録している

 ・Twitterの宣伝効果はあると言ってよい

 ・『書き手』の人は積極的に利用するべき!

 ――――――――――――――――

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る