薬の副作用(薬剤性脱毛)

 休職中に飲んでいる精神安定剤。

 服用するようになってから、そろそろ1か月が経つのだが、最近妙に頭髪が細くなり、脱毛が増えた気がしていた。

 というのも、単純に長い毛が抜けるわけじゃない。

 1~3センチくらいの短い毛が抜けるようになってしまった。

 今までこんなことはなかったのに。入浴中でも明らかに抜けるため、これはおかしいと自分の体の異変に気付いた。


 少し調べてみたところ、薬剤性脱毛というものがあるらしい。

 いわゆる、「抗がん剤を飲んだら毛が抜けた」というまさにそれと似たようなもののことらしい。

 飲んでいた薬も、副作用として確かに「脱毛」の記載があった。

 

 感想としては「へー、なるほどなぁ」に尽きるのだが、放置するわけにもいかないので、今日クリニックに電話をして医師に相談をしてみた。

 細かなやり取りは省くが、先生も薬の副作用として理解を示してくださったうえで、仰ったのは、


「不安になったなら一旦やめましょう。今飲んでいる薬は、処方量も多くないし、そんなにすぐ効果がきれる薬でもないので、次の診察の時に改めて戦略を練り直しましょう」


 と、いうことだった。

 誤解しないでほしいのは、自己判断でやめていいと言いたいわけじゃない。

 あくまでも、ちゃんと相談をしたうえで、指示を仰ぐことが大切だったということだ。


 読む人も多くはいないが、それでもこんな一個人が書いたものを参考にはしないで欲しい、と繰り返し念を押させてもらいたい。

 都合のいいところだけのつまみ食いは、結果として手痛いしっぺ返しをもらう。

 その時に苦しむのはほかでもない自分自身だ。


 閑話休題。

 休職をしてから、家族と電話をすると、「声が明るくなった。嬉しい」と言われることが増えた。

 前は確かに安定剤にも抵抗があったが、必要な時には飲んでみるということの意味を知れるいい結果にも繋がった気がする。

 休職中とはいえ、やらなければならないことはそれなりにある。

 一つ一つ、進めていきたい。

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