精神安定剤の服用を再開させた話
前回、薬剤性脱毛の記事を書いてから、二週間ほど薬の服用を止めていたが、先週の水曜日くらいに鬱症状が再発してしまい、以前処方されて残っていた精神安定剤を飲んだ。
それからクリニックに通院した際に、脱毛の件はあるが本当にピンポイントで安定剤が原因かわからない(当時、複数の要因が考えられた)ために、安定剤の服用を再開した。
一旦薬をやめてみて思ったこと。
やっぱ、体調的には飲んでた方がいい。
そんな当たり前のことと言われるかもしれないけど、できれば飲みたくないものではある。
……あるのだが、自分がこうありたいとかいう気持ちを無視して、勝手に変な妄想が湧いたり、胸のあたりがグズグズしたりするのだ。
言うまでもなく、気分よくいたいよ、そりゃあ。
けれどもね、わたしの意思で「どうこう」することはできない。これは本当に、経験した人でなければ伝わらない難しさがある。
わたしはようやく理解した。
だから薬に頼るのだ、と。
症状を言語化するだけでは、足りない部分がある。万感含めると三割、よくて四割程度の体感だ。
それを、「意外と多い」か、「思ってたより少ない」かは受け取り側の感覚によるが、会話の中で一番困る質問は、「調子はどう?」だ。
今日はいいけど、明日はダメかもしれない。いつ再発するかもわからない。どんな状態になるか、自分でもわからない。
どうしても上司等に説明するには、相手の認識にズレができてしまう。
どうしようもないことだ。他人なんだもの。
でも、自分の身は自分で守るというまさにそれで、休職前の自分と、今の自分の状態は明らかに違っている。
いずれは良くなるのかもしれないが、少なくとも「前と同じような働き方はできないんだ」と感じる程度には、明らかに体がおかしくなってしまったことを、実感している。
たとえ給料が下がろうが、異業種への転職を考える程度には、だ。
眠れるようになったり、お腹が空くようになったりして喜ぶような生活なのだ。
生きることに必要なエネルギーが多すぎて、新しいことを始めるだけの遊びがない。
お腹が空くようになった、というのは当たり前だけど、わたしから見たらとても嬉しいことだ。
休職しはじめの頃は、丸一日全く空腹を感じないなんてことは、ザラにあったからね。
休職をして三ヶ月が経った。
三ヶ月しか? 三ヶ月も? なのかは捉え方によるが、わたしは「も」の立場だ。
こんなに快方への兆し一つ一つを感じられるまで、時間がかかるとは思わなかった。
前にも書いてたと思うが、舐めていたことを大いに反省している。
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