仕事はノッてる時ほど早く帰った方がいい
IT業界で4年と少し、日々終わりのない作業をしていく中でふと思ったこと。
仕事(作業)って、ノッてる時こそほどよく切り上げて帰る方が賢い。
基本仕事って毎日いくのいやだし、一分一秒でも早く帰りたいもの。
わたしはプログラム書いたり、なんかの資料作ったりといわゆるSEをやっているわけだが、基本的にはプログラムも書きかけ、資料も作りかけの状態で一日の始まりも、終わりも迎えることが多い。
そうした中で稀に「ノッてる瞬間」が訪れる。
わかりやすく言えば、たまに楽しさを見出せる作業もある。
いつまでもやれてしまいそうな、そんな気分。
冒頭に書いたとおり、わたしはそういうときこそ自制して帰宅するようにしている。
ノッてるならやりきった方がいいじゃん! って思うところだがちゃんと理由がある。
ひとつめにして最大の理由は、翌日の仕事が楽しくなるから。
普段嫌な仕事が楽しいポイントを捉えると、早く続きがやりたいという気持ちに駆られる。
発売日に買ったゲームの続きをやるような感覚でいられるわけだ。進捗としてはいつもと大差ないかもしれないが、どうせ明日も仕事なわけだから、少しでもメンタルに優しい方がいい。
ふたつめは、一度離れることで頭がリセットされるから。
経験上、推してやった日は大体変な勘違いや、書き間違いなんかをしているものだ。
自分ではノッていても、あくまで気持ちの問題であって体は確実に疲れている。
そういうときこそ一度立ち止まって、切り替えた方がいい。
みっつめは、仮にその仕事を早く終わらせたところで、次の仕事も楽しいかは分からないから。
納期がまだある場合は焦る必要はないのだから、給料分仕事をする、という観点ならあえて遅くまで残業がしても意味がない。
なまじ早く終わらせて、質もよければ次はもっと多くの、楽しくない仕事が控えていることはよくある。
だから極端に早くやるメリットがあんまりない。1日前くらいに終わっておけば一番無難に思える。
別に褒められるわけでも、評価に繋がるわけでもない。
最後に、言うまでもないがこんな話は仕事の内容によるのですべてに当てはまるとは限らない。
ただ仕事してて思うのは、早く終わらせようが、期限通りに終わらせようが着地点は同じだということ。
わたしが3カ月で辞めた新卒で入社した会社は、「常にお客様の予想の上をいく仕事をしろ」と新卒研修で言われ続けてきた。
今、思う。
お客様の予想なんてお客様にしかわからんだろ。必要以上のことをやり続けると、時と場合によってはあれもこれもと要求が青天井になるんだ、と。
忙しくなると残業台で給料がふえ、稼働時間が労基法に引っかかるからと文句を言われ、稼働を減らすと進捗に影響が出る。
進捗と時間って、比例してると思うんだよな。
結論でもなんでもないが、ほどほどが一番なんだとわたしは最近身に染みている。
やり過ぎないのも、仕事の大切なテクニックのひとつだとわたしは思っている。
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