Green 緑

第16話 古代ヨーロッパの緑

「緑」といって現代の人々が思い浮かべるのは、「自然」や「森」「木々」「葉」などではないだろうか。


 古代ヨーロッパでは万物に精霊が宿るとされており、自然信仰が存在していていた。つまりキリスト教が生まれるまでは、多数の神を信じる「多神教」だったのである。


 そのころはゲルマン民族やケルト民族の時代で、緑の生命力をシンボル化し、それを信仰していたため、緑には神聖なイメージがあったといわれている。


 そこへキリスト教が入り、自然信仰が異教として排除されるようになると、彼らが持っていた森に対するイメージが変わっていくようになる。

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