第2話 25時間世界へ・・・・・・

 

 私は最初の講義で彼らに言った。

 

 この世界は25時間世界。

 人間が暗闇で生活すると25時間周期になってしまう。

 昼間自分の部屋に光を入れずに暮らすと25時間周期の時計に体内が支配されてしまう。

 25時間周期の肉体と24時間周期の自転を人間はセロトニンと言う前頭葉で出す脳内物質で補正する。

 男が女に化け、甲高い声で女性だと思って優しくしたら男性だったケース。

 女性トイレを使ったり風呂を一緒にしたり、盗撮絡みの犯罪があった時、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル問題ではない犯罪。

 歴とした犯罪摘発と差別的問題は違う。

 冬至は太陽が復活する日。

 夏至は太陽が失墜する日。

 冬至を誕生日としたクリスマスのイエスと夏至を誕生日とした洗礼のヨハネ。

 春分の日に過ぎ越しの祭り。

 秋分の日に生まれた可能性のあるイエス。

 ナザレのイエス。

 純粋陰暦だったヒジュラ暦と昔のユダヤの暦も、陰暦として月を基準にしていた暦だった。

 12時間と12時間の昼夜の春分の日と秋分の日で、イギリスのストーンヘンジが12時間の闇とストーンヘンジの石が1時間の影を作った時、13時間の闇は陰となった草の夜間呼吸を13時間とし、夜間呼吸で光と水と二酸化炭素を必要とする光合成で生成されるアミノ酸ではなく、光を必要としないモヤシのような大豆の芽を生やし、牛が食むアルファルファを作る事で、狂牛病に罹患するのを防いだ可能性もある。

 太陽光が赤い夕焼けで伸びる先の影。赤い波長は鼠を海の崖から飛び降りさせる火価値となったのかもしれない。

 火を避け、火に逃げ出す鼠は、ストーンヘンジからペストを媒介する鼠を駆逐していたかもしれない。

 牛を食べない事で目の光を失うなら、モーセは牛を燔祭に捧げ、崇め奉らずに、火で焼いて食べた。

 前頭葉がある額に目を開かせた三つ目ではなく、第三の眼が開眼した後、左右の目の光を失うのではなく、牛を食べて光を二つ取り戻した。

 眉間に目が寄る動物憑きの症例。牛を食べないツアラストラガゾロアスターとして語った教えは、牛を食べない=牛を燔祭にしないヒンズーの教えと共い拝火教として、インド・アーリアの原種を求めたヒトラーの思想となった。 

 牛を食べないカシュルート(食べ物の規定)は、カインとして牛を使役し農耕民族が崇める神聖な牛としてインド近辺で食料にされなかった。

 眉間の目が左右のシンメトリーを整えた可能性と、前頭葉を発達させる為、セロトニンを分泌=時差を補正する事が、人類高等動物=ホモ・サピエンスにしたなら、サタントルシフェルが、その当時の人類を美顔にし、高等知能化させたカシュルートを作った事と、アベルが牛を食べた事を愛した聖書の神とは反対の教えを人類に与えた。

 25時間周期と24時間の補正。

 暗闇の中で25時間周期の生体時計を持つ存在を高等化させる理論は、洞穴から出たモノが知恵を持つ原因となる……。

 3日間の暗闇で25時間周期生体時計を持った存在が光を求めて外に出た時。

 彼の額の目はセロトニンを多く分泌し、彼の体内での戦いを癒す事になっただろう。

 時差。

 天空と大地の時差は相対性理論で補正する。

 天空の龍が、ノアの大洪水とかいうもので、大気層と大地が迫り、その正と負の電荷を持つプラズマ大気層の中で、プレシオサウルスやフタバスズキリュウ等の海竜が、天空、空高く、プラズマ大気層の中で飛翔しているなら……。

 実際に、中国神話の龍は存在するのかもしれない……。


 気象魔道の極意。

 

 龍は実在のモノだと認識すべし!


 龍星とは星を守る天龍として。

 

 龍門とはゲヘナの門を守る地龍として。


 プラズマ溜りでもある大地のエネルギーの流れ、水は地に溢れ、そして引いていく。大地の奥底まで水と共に落ちた海龍は、プラズマ流体化した外核の中で、その活動を眠りに任せていた。

 誰がその地龍を起こし、天龍と同じ方向へ向かわせるか?

 

 気象魔道士が目的とするのは、自分の天龍と地龍との契約だったのだ。


 私はこれから、このおちこぼれのカメ。

 ドンガメに教えなければならない……。


「ボケナス! 起きんかい!」


「ぐーすか……」


 ボケが・・・・・・・・。




 第2話 了


 

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