第178話 喧嘩時々同盟、後に裏切り

 二色の魔力は今もぶつかり合う。

 周囲に放たれる余波はタワーブリッジのウォーク・ウェイズのガラスを全て割り、北と南に配置された塔はビシビシと嫌な音を立てながら震える。

 破壊を広げる両者の魔力は暴虐な竜巻のように激しく、だが幻想的な美しさがあった。


 先に辿り着いたのは悠護と怜哉だ。

 それなりに遠い位置にいても感じた余波は、距離が縮まるごとに強くなる。こうして現場に辿り着くと、濃厚な魔力が二人の肌だけでなく神経すらもビリビリと刺激した。

 学校でも同級生の魔力に当てられてそれなりに耐性はついたが、日向とジークのそれはその範疇を超えていた。


 そもそも魔力というのは、その人の生命力を変換したエネルギーだ。

 海外の電圧が日本の電圧と異なるため、電圧調整のために変圧器を使うように。個々によって魔力の強弱――正確には魔力値が違う。

 魔力値というのは魔力を数値として示したものであると同時に、魔力の余波によって周囲に及ぼす影響について調べるためのものだ。


 日向の魔力値は三五〇万越え、ジークの魔力値は知らないが互角に戦えているのを見るに同じくらいだろう。

 二人の手に持つのは、前世で悠護が打った剣。

 白銀と琥珀の剣《スペラレ》、黒とタンザナイトの剣《デスペラト》。

 昔、東洋の蔵書を読んだ時に見つけた『比翼の鳥』からインスパイアした自慢の作品。


 後世では《ノクティス》が至高の作品と言い伝えられているが、悠護にとって《スペラレ》と《デスペラト》ことこそが至高の作品だ。

 比翼の鳥のように片時も離れず、主従として苦楽を共にできるようにと願いを篭めて打った。

 あれ以上素晴らしいものを、今世でも打てる自信がないと断言してもいい。


 ……いいや、違う。

 そんなのはただの言い訳だ。

 むしろあの剣は、ジークに対するクロウの償いだった。


 悠護は気づいていた、ジークがアリナのことを想っていることを。

 従者だからと恋心を押し込め、自分の恋が成就するために後押ししてくれた。

 だけどクロウは、そのことがずっと心の中で後悔していた。ジークは自分よりも美青年で、魔法の腕もある。何より彼女のことを一番守ってくれたのは彼だ。


 いくら出会う以前から想い合っていたとはいえ、アリナの隣を横取りしたことを後ろめたく感じていた。

 自己満足かもしれないが、あの剣を打ったのは二人の絆は自分のものより強いものだと誇示したかった。女々しいと言われても構わない。それくらいのことを、クロウは――自分はしたのだから。


 前世で作り上げた作品が、白銀と漆黒の弧を描きながら振るわれる。

 火花を散らし、金属音を鳴らし、刃を交わし合う二人はワルツを踊る男女のように美しい。

 ガキィンッ! と一際高い金属音が響いて、衝撃で二人の体が靴底を減らしながら後退する。


 一定の距離を取り、日向とジークは睨み合う。

 無言を貫く空気が重苦しく、そばで見ていた悠護も怜哉も息を呑む。

 だけど、その空気が消えたのはすぅっと二人が同時に息を吸ったのと同時だった。


「――いい加減にしなさいよバカジーク!」

「――それはこっちのセリフだアホお嬢様!」


「「へっ?」」


 額に青筋を立て、罵倒し始めた二人。

 完全に傍観者の立ち位置にいた悠護と怜哉は思わず口から素っ頓狂な声が出る。今の心情を一言で称するなら『あれ? 君らさっきまで殺し合ってなかったっけ??』だ。

 呆然とする面々を余所に、元主人の少女と元従者の青年の口喧嘩が始まった。


「カロンのこともそうだけど、なぁんで君は数百年も色々やってるわけ!? なんのためにあなたの魔核マギアを消失させたと思ってるの!? 普通の人間として幸せになってほしいからなんだよ! それを不意にして……相変わらず失礼な男だよ!」

「それもこっちのセリフだ! 私はむしろカロンを殺したら死ぬつもりだったのに、お前が先に殺した挙句に上手く利用して殺させて……! 私があの時、どれほど絶望した思っている!? 私が失礼な男なら、お前はわがまま女だ!」

「その件については後でいっぱい謝るけど、まさか魔核マギアを一時的に修復するために人の寿命と魔力を使うとか予想外だよ! 忘れてると思うけど、一応あたしが最初に魔法を発見した張本人だからね! あたしも知らない修復魔法とか使わないでもらえる!?」

「『最初に魔法を発見した』ことを『一番魔法を使える』とイコールにするな。そもそも私はお前と出会う前から魔法は使えていたし、なんなら技術面においては私の方が上だぞ? 今も昔も」

「それはそれ、これはこれ! 技術はともかく魔法についての造詣はあたしの方が――」

「ストォォォォォォォプッ!」


 さっきまでの殺し合いが嘘のように口喧嘩し合う元主従の仲裁に入ったのは、前世では婚約者兼恋敵だった少年。

 二人は目の前に現れた悠護と近くで静観していた怜哉の存在を初めて気づき、目をぱちくりさせた。


「悠護と……怜哉先輩? いつの間にいたの??」

「お前、幽霊なのか? 全然存在感がなかったぞ」

「オーケー、ひとまずその発言は聞き逃してやる。代わりに俺の質問に答えろ――お前ら、何やってんだ?」


 さり気なく空気ゼロ扱いされてちょっとイラッとしたが、状況が状況なのであえてスルーした悠護は、改めて口喧嘩をしていた二人を問い質し始めた。



 事の発端は、悠護と怜哉がタワーブリッジに辿り着く一〇分くらい前まで遡る。

 対峙した二人は、互いの瞳に相手を映しだす。姿は変わらなくても、歩んだ人生は何もかも違う。ジークはあの頃からずっと生き続け、日向は一度死に何も知らないまま生まれ変わった。

 殺した者と殺された者。過去の憎悪よりも哀愁の方が二人の胸を強く支配する。


「…………」


 無言のままゆっくりと歩み寄り始めるジークから、日向は逃げなかった。

 恐怖から来るものではない。ただ離れがたい気持ちからくるものだ。

 日向が悠護を恋焦がれるのと同じように、今まで奪われ取り戻せなかった大切な人との再会は自身の胸を緩く優しく鼓動を打つ。


 ……もちろん、前世でも今世でも悠護を想うことを自覚している以上、ジークに抱く感情が異性としての恋愛ではなく家族や友人などに向ける親愛であることは自覚している。

 ジークとは血が繋がった家族というわけでも、ましてや恋人ではない。

 それでも、前世の頃からずっと、ずっと会いたかった。


 ジークの白く細い指先が頬に触れる。

 指先から感じるぬくもりは偽物ではないことを教え、懐かしさに目頭が熱くなる。


「……そうか、全部思い出したか」

「分かるの?」

「ああ。《スペラレ》がそこにあるということは、そういうことだろ?」


 ジークのタンザナイト色の瞳が右手首に向けられる。

 かつてアリナが愛用していた専用魔導具《スペラレ》。クロウの作品にして遺作の一つ、そしてジークが持つ《デスペラト》の片割れ。

 二人の絆が絶対だと伝わるようにと、婚約者であったクロウが丹精込めて打った二振りの剣。


 日向の頬に触れるジークの右手――正確にいえば右手首に幅広い腕輪がしてある。

 精緻な文様が透かし彫りになっている黒い腕輪の中心には、六芒星にカットされたタンザナイトはどんよりとした曇り空の下でさえ強く煌めく。

 それが《デスペラト》だとすぐに気づいた。


「……何か言いたいことがあるのか?」

「…………」


 無言を貫く日向の態度で何かを察したのか、ジークの手が頬から離れる。

 だが彼の言う通り、自分には言いたいことがたくさんあった。


「国王――カロンは、今どこにいるの……?」


 日向の質問に、ジークの眦がぴくりと動く。

 本人にとってはあまり答えたくない質問だが、彼女にとっては訊きたくて仕仕方ない。

 それに今のジークは『レベリス』の長だが、アリナの従者を辞めたつもりはない。自分達の主従関係は一枚の紙でサインしただけの薄っぺらいものではないのだから。


「あいつはまだ見つけていない。今いることは分かっているが、所在までは把握していない」

「見つけたら……どうする気なの?」

「当然、殺すさ。それでようやく私はこの生を終えられる」


 ジークの心は、あの日からずっと決まっている。

 全てを奪ったカロンに殺し、最後は自らこの命を捨てる。それがジークの生きる理由になっていた。

 カロンが殺され、アリナを殺し、生きる理由も希望もなく、死に足を踏み入れそうになりそうになるも、それでも頑張ってこの日まで生きてきた。


 それがジーク・ヴェスペルムの全てだ。

 たとえ数百年という長い時間を無駄にしてきたと哀れまれても、自身の人生を全て使っても叶えるべき悲願だ。


「……………………」


 だけど。

 目の前の少女は、怒りを宿した双眸で自分を睨みつけていた。しかも口をへの字に曲げて。

 その顔を見て、ジークの口元が引きつった。こういう時の顔は嫌というほど知っている。かつてアリナも、自分が納得できないもしくは譲れないことがあると必ずこういう顔をしてよく口喧嘩に発展したものだ。


 つまり、何が言いたいかと言うと。

 アリナ改め日向の一番面倒臭いモードに入ってしまった。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……まだそんなこと考えてたの?」

「……当然だ。そのために『蒼球記憶装置アカシックレコード』に干渉する魔導具を発明したんだ。『蒼球記憶装置アカシックレコード』の『鍵』であるお前を使わないために」


蒼球記憶装置アカシックレコード』が話題に出ると、日向の顔つきが変わった。

 カロンを殺すと決めたあの日、無魔法を作り出すために『蒼球記憶装置アカシックレコード』に干渉したアリナの魂は、かの魔導具とリンクしてしまった。

 彼女の魂そのものが『蒼球記憶装置アカシックレコード』を起動させる『鍵』となり、その封印のために『錠』が施されていた。


 一個目から三個目の『錠』は、あのバカげた魔力値を測定した魔力を三分割にして封じていたが、最後の『錠』が封じていたのは前世の記憶と『蒼球記憶装置アカシックレコード』に必要なリンクそのものだった。

 本来なら最後の『錠』を外さないまま居城に連れて行き、カロンを殺すまで保護という名の幽閉をする手筈だった。だがそれもアイリスの予想外の介入によって失敗し、結果日向の魂は『蒼球記憶装置アカシックレコード』と完璧にリンクしてしまった。


 ジーク自身も『蒼球記憶装置アカシックレコード』について全て知るわけではない。

 だが他者の寿命を決められた年齢に固定させたといい、自分しか無魔法を使わせないようにしたといい、その影響力が計り知れない。

 その存在を知るカロンが、あの悪魔を具現化したような男が良からぬことのために利用するに決まっている。


「まさかそんなものまで作るとか……じゃあ、寿命と魔力を集めてたのって――」

「お前によって失われた魔核マギアの修復のために利用した。まあ、ひと月しか持たない代物だがな」


 魔力を精製するために必要なものは生命エネルギーだ。

 だけどアリナによってジークの魔核マギアを九割も喪失し、精製できる魔力は残った一割のみ。しかも色々と試した結果、魔核マギアにある貯蓄機能も正常に作動しないことが分かり、数回魔法を使うだけで魔力切れを起こすようになった。

 だが魔導士の寿命と魔力を使った修復魔法を生み出すと、一時的だが全盛期の力を取り戻すことができた。その代償として今まで喰らった者達の怨嗟の声が幻聴として聞こえるようになった。


「……そう。なら、頼みがあるの」

「一応聞いておくが……何をする気だ?」


 おもむろに目つきを変えた日向がジークを見つめる。

 琥珀色の瞳から感じる強い意思の輝きに、彼女のことを知り尽くしているジークは嫌な予感を察知する。


「――カロンは今度こそあたしが殺す。だから、手を引いて」


 嫌な予感が的中し、内心舌打ちをした。

 やはり自分の目的なんて話すべきじゃなかった。話したらこうなることは予想していたし、一度決めたことに対する頑固さは折り紙付きだ。

 ……仕方ない。なるべく穏便に済ませるためにも、もう一度『悪』の仮面を被ろう。


 ジークの腕輪が剣に姿を変え、突きつけた刃を首筋に添える。

 首に触れるか触れないかの距離を保ちながらも、刃を向けられて冷静になる人間はいない。だが日向の態度はその冷静そのものだ。


「……なんの真似?」

「それをわざわざ訊くのは野暮だと分かってるだろ?」

「そうだね、きっと君はあたしがまたカロンを殺さないように、わざと悪役に回ったんだよね」


 相変わらず鋭すぎる勘の良さだ。

 何故この良さを恋愛面に使わなかったのか、軽く問い質したいが今はそんな暇はない。


「でも、カロンのことはあたしにも責任がある。それを終えらせるのもあたしの役目だよ」

「ふざけるな。なら私が今までしてきたことはなんだ? ただの独り善がりの復讐だったのか? 私の生きる理由を、お前が奪うのか?」

「違う! そういう意味じゃない! あたしはただ、君には普通の人生を送ってほしくて止めてるの! その想いはあの時からずっと変わらない!」


 そうだ、嘘ではない。

 あの時のアリナ自分には、『落陽の血戦』を終わらせる役目もあった。だがそれと同時に背負わなくてもいい罪を被り、世界で一番恐ろしい叛逆者として名を残した彼には幸せになってほしかった。

 ジークだって分かっているはずだ。たった三年近くしかそばにいなかったけど、誰よりもアリナを理解してくれた彼ならば。


「ああ……そうだな、あの時のお前の気持ちはすでに分かっている」

「なら――」

「だが、カロンを殺すのは私の役目だ。それだけは絶対に譲れない」


 ここまで言っても頑なに折れない元従者に、さすがの日向もカチンときた。

 日向の右手首から琥珀色の魔力が可視化された直後、ガキン! と甲高い音と衝撃によってジークの体が後ろへ飛ばされる。

 靴底を減らしながらスピードを緩めると、日向の右手に剣に変わった《スペラレ》が握られ、双眸はギラリとした輝きを発しながらこちらを睨みつけていた。


「お、前……一体なんの真似だ!?」

「なんの真似……? 今までの言動を考えてみたら、あたしがこんなことする理由くらい検討つくでしょ?」

「……チッ、そういうことか。日向、この私を力づくで止める気だな?」


 日向は自分でカロンを殺すと言った。

 対してジークは、同じように自分でカロンを殺すように言った。

 なら、互いの願いを叶えるためには口論はもはや不可能。


 残された道は一つ。

 どちらかが折れるまで、死ぬ気で戦い合うだけだ。


「……そうか。お前がその気なら、私も全力で答えよう。殺さず、持てる全てを使ってお前の膝を地につかせよう」

「話が早くて助かるよ」


 二人が互いの剣の柄を握りしめながら、対峙する。

 爆音や轟音が飛び交う周囲の音を聴きながら、二人は同時に地面を蹴る。

 互いの刃が交わし合った瞬間、二人の壮絶な喧嘩が始まった。



☆★☆★☆



「――バカだろお前ら」


 そして現在。

 事情をあらかた聞いた悠護の言葉が、ため息と共に出たセリフそれだ。

 互いの得物を取り上げられ、しょんぼりと肩を縮ませる二人は本当に今まで敵同士だったのかと疑うほどの仲良しさだ。

 二人のことに関してはある程度の情報でなんとなく理解できているが、これまでの経緯を考えるとやはり今の状況はある意味シュールだと、二人の得物を預けられた怜哉は他人事のように思えた。


「なんでどっちも譲らないんだよ、最初から二人でやればいい話だろ。交渉決裂したくらいで魔法ありのガチ喧嘩しなくてもいいじゃねぇか」

「いや、私は日向を殺す気は一切なかったぞ……」

「当たり前だ。また殺りやがったら今度こそ俺はお前を赦さねぇぞ」


 ジークが言い訳じみた口調で弁解するも、すぐに悠護に睨まれて口を閉ざす。

 もしそんな状況になったら、もちろん悠護だけでなく陽もギルベルトも赦しはしないだろう。本人もそのつもりがないことくらい分かっているが、念のため伝えることも必要だった。


「日向も、ちょっと頭が固すぎなんだよ。少しは妥協くらいしろ」

「でも……カロンのことは、あたしが原因なのに……」

「……そうかもしれねぇけど、あいつについては俺も許せないことがある。むしろこの際だ、今回を機に俺達と『レベリス』で同盟を組もう」

「は……?」


 悠護からのまさかの提案に、ジークだけでなく怜哉も目を丸くした。

 仮にも特級魔導犯罪組織として名を馳せたのだ、彼らの犯した犯罪歴は一年やそこらで消せるものではない。そんな相手を仲間として引き入れるなど、正気の沙汰ではない。


「同盟だと……? 悠護、いくらお前が黒宮家次期当主だとしても限度がある。そもそもお前は私が今まで何をしたか知らないわけでは――!」

「ああ、分かってる。分かってるから言ってんだ」


 再び言い訳をしようとしたジークを強く睨みつけ、彼の減らず口を閉ざした。

 悠護自身もこの同盟については自分でも荒唐無稽だと思っているし、たとえ父が許可しても他の七色家からの許可は難しいだろう。

 だが、彼らの力はカロン対策としては有効な手だ。それを逃すことはできない。


 気迫迫る悠護の顔つきに何かを察したのか、ジークが口を開こうとした時だった。

 ドスッ、と鈍い音が響く。

 何かを刺したような、ここにいる者達ならば聞き覚えのある音をした方向を向いた。


 

 鈍い色をした先端から赤い血が伝い、橋のシミとして滴り落ちる。


「か……は……!」


 か細い呼吸がジークの口から漏れ出すと、胸を貫いていた刃物が引き抜かれた。

 刺された場所を押さえながら顔だけを背後に向けたジークが、血が流れる薄い唇で薄ら笑いを浮かべた。


「はは……やはり、お前には『裏切り者』がピッタリ、だな……」


 ジークを刺した犯人――アヴェム改めサンデスは、穂先が血で濡れた槍を持ちながらカタカタと震えていた。

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