第177話 今世を生きる者達

 タワーブリッジ。

 テムズ川に架けられたその橋は、ゴシック様式の塔と油圧と電力で動く跳開橋だ。ひと月の数回ほど橋を跳ね上げて船を通すことで有名な観光地。

 だが敵の親玉が橋の上にいると聞かされると、樹は『灰雪はいせつの聖夜』を思い出してしまう。


「また橋かよ……くそっ、嫌なこと思い出させやがって」


 あの事件の首謀者として扱われた亡き同級生、桃瀬希美は『レベリス』の幹部の一人であるフォクスによって利用され、最後は口封じとして分子レベルで分解されるという凄惨な死を迎えた。

 去年の合宿でも犯罪者だったとはいえ、元『獅子団』のリーダー堂島猛も『レベリス』によって黒い塵になってしまった殺された。


 数百年前について樹達は何も知らない。だけど、『レベリス』があの四人にとって切っても切れない因縁で繋がれていることはほんの一部しか知らなくても理解はできた。

 でも、樹と心菜はその因縁が憎悪によって形作られたものではないと思っている。

 ただ憎しみしかない関係ならば、日向達が生まれるのを待たずに世界を壊せばいい。それができるほどの力を彼らは隠し持っているはずだ。


 なのに、『レベリス』はそんなことをせずに数百年も世界の裏で隠れながら活動し続けた。

いくら裏でコソコソ動いていても、日向達が生まれるのを待つなんて普通にすぐに諦めてしまってもおかしくないくらい途方もないことだった。

 それを難なく乗り越え、これまでの事件を起こしたのは、きっと自分達では想像できないほどの思惑と姿を現せない敵の存在がいると考えた。


 その過程の中で多くの人間を巻き込んだことは見過ごせないが、それは樹が解決する問題ではない。

 最終的に決断を下すのは、本物の【起源の魔導士】の生まれ変わりである日向だ。

 こんな世界の命運を左右する一世一代の決断を友人任せというのは、あまりいい気分ではない。


(つか、日向だけじゃなくて悠護もギルも陽先生も四大魔導士の生まれ変わりって……なんだよそれ)


【起源の魔導士】アリナ・エレクトゥルム。

【記述の魔導士】ベネディクト・エレクトゥルム。

【定命の魔導士】ローゼン・アルマンディン。

【創作の魔導士】クロウ・カランブルク。


 魔導士界では知らない者はいない魔導士の始祖。

 その四人の生まれ変わりが自分の友人三人と担任教師なんて、普通に考えておかしい。だがジークの証言を陽とギルベルトは否定していなくて、悠護も前世の記憶を取り戻しに行った。

 確証を得られる証拠がいくつも揃ってしまった以上、それを否定する意味はない。


 樹だって分かっているのだ。

 たとえあの四人の前世が四大魔導士だったとしても、今世では自分にとって頼りがいのある友人と教師だという事実は変わらない。

 でも、前世で前もって転生の魔法をかけて生まれた陽とギルベルトとは違い、日向と悠護は前世を忘れたまま生まれてしまった。


 もし記憶を取り戻したら、今までの思い出すら消えてしまう可能性があった。

 友人が友人でなくなる姿を見ると考えると、今までの恐怖とはベクトルが違うモノが襲い掛り、悠護の声を聴くまで気が気じゃなかった。

 だけど。


『……もしもし』


 いつもの声、いつものトーンがスマホから聴こえた時、ひどく安堵した。

 クロウが一体どんな声をしていたか知らない。でも、スマホから聴こえる声がいつもの悠護だと確信した。

 その後すぐにジークと日向の居場所を知り、樹は心菜と共にタワーブリッジに向かっている。


「そもそもよ、あのジークって奴はなんでこんなことしたんだ? 非信仰派を使うとかやり過ぎじゃねぇの?」

『非信仰派っつーのは、四大魔導士の存在どころか魔法を教えた〝神〟さえも否定している過激派集団だ。『魔法は科学の産物で生まれた技術で、決して〝神〟という胡散臭い存在に与えられたものではない』ことを証明するためにな』

「はあ? なんだそれ、無茶苦茶じゃねーか」


 始祖信仰の信仰派と非信仰派には特徴がある。

 信仰派は四大魔導士と〝神〟の存在を信じ、彼らを信仰対象として崇め奉っている。その中には派閥が存在しており、その中でも『伝統派』と『新主しんしゅ派』の二大派閥が争っているらしい。

『伝統派』は文字通り四大魔導士と〝神〟を信仰対象にしているが、『新主派』は四大魔導士と〝神〟の代わりとなる信仰対象を崇めている派閥で、この二つは今も対立が続いている。


 対して非信仰派は、悠護が言った通りの内容で魔法を科学の産物として見ている者達が多い。この派閥には穏健派と過激派がおり、特に過激派には魔導士差別主義者が多く属していることから、一種の魔導犯罪集団として白い目で見られているらしい。

『レベリス』は彼らをどうやって動かしたか不明だが、大方『四大魔導士と〝神〟の存在はイギリスが生み出した嘘だ』と虚言を吐いて惑わせたのだとティレーネが言っていたと語った。


「で、その嘘にまんまと騙された非信仰派が『レベリス』と一緒くたになって暴れてると」

『単純に駒扱いで利用してると思うけど、ジークは四大魔導士俺達と関わった時間が長いせいで非信仰派のやってることが面白くないんだろ。これを機に潰そうとしてんじゃね?』

「潰すために利用とか、やること結構エグいな……」


 樹が漏らした言葉に後ろで走っていた心菜が苦笑いを浮かべる。

 まあ樹もジークと同じ立場ならば、友の偉業を軽んじ存在しないものと罵倒する者を赦しはしないだろう。上手く利用している非信仰がかわいそうになるが、自業自得と考えれば……まあ、まだマシになるだろう。


「話は分かった。じゃあ、非信仰派の連中は無視でいいわけね」

『ああ。というか、街中にいるのが魔導士より魔導人形が多いのを見るに、大半がとっくにお縄についてんだろ。気にしないでそのまま向かってくれ』

「はいよ。すぐに着くからそれまで――」

「――樹くん!」


 大人しく待ってろよ、と続けようとした言葉を遮ったのは心菜の切羽詰まった叫び。

 その声に足を止めた直後、樹の目の前で紅蓮の炎が矢の如く降り注ぐ。炎は地面に到達するたびに燃え広がり、樹の身長を優に超える炎の壁が生まれる。

 すると炎の壁がカーテンのように別れるような動きをすると、その間から見覚えのある赤髪とキャラメル色の髪をした男女が現れた。


『どうした!?』

「悪い、そっちに行くの遅れるわ」

『なるほど、そういうことか……。でも安心しろ、こっちはなんとかする。そっちは思う存分戦って勝ってこいよ』

「ああ、またな」


 電話を切って、スマホを戻している間も敵は動かなかった。

 恐らく彼らの目的は足止めだ。じゃなければ、樹がスマホをしまう時間すら与えるわけがない。なんとなく向こうの思考回路を読みながら、樹はいつもの口調で言った。


「またお前らか。相変わらずしつこいな~」

「そりゃ悪かったな。だが、こっちも仕事なんだ」

「悪いけど、しばらく遊んでもらうわよ」

「すみませんが、私達には遊ぶ余裕はありません」


 樹の軽口を返したラルムとルキアの言葉を、心菜がロザリオに握りしめながら否定する。彼女の背後で白百合の修道女・リリウムが現れると、ルキアの背後で炎の鬼女騎士・インフェルノも姿を現す。

 ラルムが赤い大剣《ルブルム》を構え、樹は両手にはめていた手袋型専用魔導具鴉丸をギュッと音を出しながらはめ直す。


 互いの目に交戦の意思を伝えさせながら、四人は同時に攻撃を開始する。

 直後、鼓膜を揺さぶる轟音が周囲に響いた。



(うーん、そろそろ飽きたな……)


 数百体目の魔導人形を破壊した怜哉は、内心ため息を吐きながら《白鷹》を鞘に収める。

 非信仰派による暴動は、IMF本部の魔導士によってほとんど鎮圧されている。だが『レベリス』の魔導人形が闊歩し、生体反応がある生物を真っ先に狙うようプログラミングされているせいで、ロンドン市民は未だシェルターでの生活を余儀なくされている。

 怜哉も他とは比べようもないほど破壊しているはずだが、如何せん数が多すぎる。


 倒した数だけ倍の魔導人形が出現するこの状況は、まさにイタチごっこだ。

 いい加減同じモノばかりを壊すのは飽きてきた。表情には出していないが、内心ではイライラを募らせている怜哉だったが、背後で轟音と土煙と共になます切りどころかみじん切りされた魔導人形が転がった。


「あ゛~~~~~くっそ!! 多すぎなんだよ限度考えやがれッ!!」

「あ」


 聞き覚えのある声がぐしゃりと魔導人形だった物を踏み潰した音と一緒に聞こえた直後、現れた人物を見て思わず間抜けな声を出した。

 相手にも怜哉の声が聞こえたのか、「あ?」とドスの利いた声を出しながら睨みつけるも、すぐに表情を元に戻す。


「なんだ、怜哉か」

「黒宮くん、あんな声出せるんだね。長い付き合いになるけど驚いたよ」


 双剣を腕輪に戻した悠護が警戒して損したと言わんばかりの態度で肩を竦めるも、怜哉は先ほど出した彼の声についてのほほんとした感想を言う。

 現状と全くミスマッチな会話を繰り広げるも、怜哉のアイスブルー色の瞳はいつもの無関心ではなく安堵の色が広がっている。


 こうして会話をしても人格の齟齬があまり見られない。どうやら前世の記憶を取り戻したが、人格の方は悠護のままになっている。

 樹達もそうだが怜哉自身も彼が『今までの悠護』として戻ってくる可能性は低いと考えていた。正直、悠護が『悠護の姿をした別人』になったらどう接すればいいのか迷っていた。だけど、それが全て杞憂だと思うと未だ戦場にいるというのに肩から余分な力が抜けてしまう。


「ところで君、どこに行こうとしてたわけ?」

「……タワーブリッジ。そこにジークと日向がいる」


 悠護の口から聞かされた敵の位置に眦をピクリと動かしながら、ロンドンの中でも目立つタワーブリッジに視線を向ける。

 神経を集中させると知った魔力を二つ感じ取り、猫のような目をさらに細めた。

 怜哉自身もジークとは一度戦ってみたいという願望があったため、彼がそこにいると知ったのはいいが肝心の日向も一緒にいるとなると事態が変わっていく。


「……ちなみに聞くけど、あの子何するつもりなの?」

「あー、そうだな……強いて言うなら――喧嘩、だな」


 直後、タワーブリッジで激しい魔力のぶつかり合いが起きた。魔力の余波を浴びて壁にヒビが入っている建物は礫を撒き散らしながら倒壊し、地面が上下に激しく揺れる。

 琥珀色の魔力と純白の魔力がぶつかり合うのが目視で確認して、怜哉は珍しく痛む頭を抱えた。


「その喧嘩って、殺し合いありなの??」

「さすがにそれは許容してねぇよ!!」


 喧嘩では済まない魔力を浴びながら思わず問いかけると、悠護はシャウトしながらタワーブリッジに向かって走りだす。

 目の前を走る悠護は、たとえ前世を思い出しても相変わらず日向が大切で、見ているこっちでさえその真摯さが眩しく見えてしまう。

 だけど――それこそが、黒宮悠護という人間が持つ輝きなのだ。


(君なら豊崎さんを幸せにしてくれるよね)


 裏の世界で生きてきた怜哉にとって、日向は太陽そのものだった。

 時に己の体さえ焼き殺そうとする温かさに何度も焦げそうになったが、それでも近くにいるだけで指先まで氷のように冷たくなった体に血が通った感覚になり心地よかった。

 美しくも甘い琥珀色の髪も瞳も宝石のように輝き、裏の世界の人間にとって喉から手が出るほど欲しくて仕方がなかったけど、そのそばを黒と真紅の輝きが常に寄り添っていた。


 彼女を守る者がいる限り、誰も彼女に手を出すことも触れることも叶わない。

 だけど、それでいい。

 しつこいというほどそばにいて、彼女の幸せにしてくれるなら。


 ――それだけで、この白石怜哉の中に生まれた、淡い恋心が報われなくて構わない。


(まあ、あの子を泣かせるような目に遭ったら……黒宮くんのこと、軽く半殺しにしてもいいよね?)


 心の中で自問自答しながらも、怜哉は永遠に敵わない恋敵と共に目的地に向かって走り出した。



☆★☆★☆



 金雷きんらいが落ちる。

 地響きのように、竜の唸り声のように音を鳴らし、眩い輝きを放つ雷は容赦なく瓦礫を礫になるまで破壊する。

 遭遇して早々に雷攻撃の的になったアヴェム――いや、サンデスは必死の形相で逃げていた。


(ひいいいいいい死ぬ死ぬ死ぬ! 誰か助けてー!!)


 必死こいて走っているのに、雷を放つ犯人――ギルベルトの歩みはゆっくりだ。

 それなのに距離が一定を保っているのはすごくおかしい。単純に自分の足が遅いのか、向こうの歩みが速いのかどっちかだろう。

 ……いや、自慢ではないがサンデスの逃げ足はあのレトゥスのお墨付きだ。なら考えられるのは後者だと即決した。


 そもそも、何故サンデスが追われているのかと言うと、単純に相性の問題だ。

 サンデスは数百年も経った今でも魔法も戦闘技術も二流止まり。オールラウンダーと言えば聞こえはいいが、どれも達人の域を達していない。

 中途半端。

 まさに、サンデスに当てはまる言葉だ。


(そもそも、こっちは戦闘力あんまないんだよ! むしろ『落陽の血戦』で生き残ったことすら自分でもビックリだわ!)


 あの頃の自分は、とにかく生き残ることに必死だった。

 誰もが血走った目を向けて、物凄い殺気をぶつけてくる敵を倒す時はほとんど朧気だ。それでも手に持った槍が相手を貫いて肉を抉る感触が、槍を伝って流れてきた血の生温かさが今も残っている。

 我に返ると足元は死体で埋め尽くされ、自分が殺したと気づいた時に何度吐いたか。


 それでも、サンデスは死にたくなかった。

 平々凡々のまま冴えない人生を終えるのではなく、国を裏切った裏切り者として人生を終えるのではなく。

 サンデス・アルマンディンという男が、ひと時でも幸せだと思える人生を送りたかった。


 なのに。

 ああ、何故こうなったのだろうか。

 自分を利用するあの叛逆者によって逃走先で見つかり、『アヴェム』という名を与えられ、異位相空間にある居城にいたせいで年を取らないまま数百年も生きてしまった。

 ただただ平穏で幸せな人生を送りたかっただけなのに。


 走りながらそう考えていたのが悪かったのか、ギルベルトの雷が目の前で落ちてきた。

 思わず悲鳴を上げながら後退すると、後頭部を鷲掴みされそのまま体ごと地面に押し倒される。


「ぐぅ……!?」

「ようやく捕まえたぞ」


 なんとか目だけ動かして頭上を見上げると、右腕を竜の腕に変え、瞳孔が縦長になっているギルベルトの顔があった。

 その目つきといい、顔つきといい、本当にローゼンとそっくりだ。

 どの生まれ変わりも、自分の神経を逆撫でする瓜二つの姿をしているのはある種の嫌がらせなのだろうか。


 かつて、あの抗争で遠目で見た末弟の姿は今も覚えている。両腕が金色の鱗で覆われ、目が人のモノでなくなった姿は背筋が凍えるほど恐ろしかった。

 今では概念干渉魔法使いは珍しくなくなったが、当時は『大自然の化身』として畏れられていた。それが今では干渉魔法の中で一番強い魔法扱いされているのだから、本当にこの世の中は理不尽だ。


「アヴェム……いや、サンデス」

「その顔で本名を言うなよ。俺、お前に名前呼ばれるだけで蕁麻疹起きるんだよ」


 いくら前世が末弟だったからといって、ギルベルトのことは血の繋がった末裔としか見ていない。

 末裔だろうとローゼンそっくりの顔で名前を呼ばれると、当時の嫌悪感を思い出して吐きそうな気分になる。


「ならアヴェム、カロンはどこにいる?」

「さぁねっ……知らないよ。一応生まれ変わりがいることは把握してるけど、どこにいるかはまだ分からない」

「……隠してる、わけではないよな?」

「はあ? なんでそんなメリットないことしなくちゃなんないの? あの人を抹消しない限り、俺の未来は永遠にお先真っ暗なのにさ」


 カロンのことは自分を裏切り者にしたあの日から、今まで育んできた尊敬も家族愛も全て消え去った。

 今では早く消えて欲しい憎い相手に変わったが、同時にもし会ったら手の平を返して服従してしまう恐怖もある。二つの意味で会いたくない相手の所在地なんて、サンデス自身が一番知りたいくらいだ。


「……そうか。なら――」


 ギルベルトが再び問いかけようとした直後、タワーブリッジがある方角で二色の魔力がぶつかり合う。

 音波と同じ目視できない余波を受けて全身がびりびりと痛むのを感じていると、後頭部にかかっていた重みが消えた。


「日向のやつ、何をやってるんだ!?」


 一瞬で魔力の持ち主の一人が日向だと察したギルベルトが、背中から翼を生やして飛び立つ。

 サンデスがいるのはサザーク区の南東にあるルイシャム区。ロンドン特別区域に入っているのとロンドン大学ゴールドスミス校しか特徴がない。しかもその地区の端にいるのだから、ここから飛んでも数分はかかるだろう。


 ともあれ、奇跡的に面倒な相手が離れたことでやっと一息が吐いた時だった。

 コツリ、コツリ、と小さく響く靴音。

 徐々に近づいてくる気配は生きた人間のものだが、距離が縮まるにつれてサンデスにとっては全身の毛穴から脂汗が噴き出る。


(これは……この気配は……嘘だ、嫌だ。信じたくない、信じられるか……っ!)


 フーッ、フーッと荒くなる呼吸を繰り返しながら、サンデスは脂汗が滲む顔を後ろへゆっくりと向ける。

 振り向いた先にいた人物を見て、哀れな裏切り者は二度目の絶望に落ちた。


 ――ああ、この世界は本当に理不尽だ。

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