第173話 英雄達の〝原典〟19

『落陽の血戦』は、【起源の魔導士】アリナ・エレクトゥルムと『レベリス』の長ジーク・ヴェスペルムの相打ちによって終結した。

 イングランド王国は大規模な復興と葬式を執り行い、地方へ逃げた者達は今回を機に王都へ戻ってきた。王都の中心には死者の名が刻まれた慰霊碑が置かれ、その名の中にはアリナと彼女の恋人である【創作の魔導士】クロウ・カランブルク、そしてジークの名がある。


 国民達が白一色の花々を慰霊碑に供え、復興に勤しむ中、【定命の魔導士】ローゼン・アルマンディンは宮殿内で即位式を行い、国王として君臨した。

【記述の魔導士】ベネディク・エレクトゥルムは、喪が明けてからも国の復興に力を注ぎ、魔法を国内だけでなく世界へ広めようと、息子が成人し家を継いだその年に国を出た。


 国王となったローゼンがその血脈を数百年先の未来まで繋げ、ベネディクの子もまた同じように未来へと血を繋げていった。

 世界の歴史に四大魔導士の名が刻まれていく中、ジークの今を誰も知らない。



 イングランド王国から遠く離れた小国、その海岸に小さな小屋があった。

 石置き屋根を粗末なそこは、二人しか住めない広さしかない。小さな暖炉と寝台が二つ置かれた室内、寝台の一つに死んだと言われているジークが眠っていた。

 彼の上半身は包帯を巻かれ、一定のリズムで寝息を立てるジークを、ノエルは薬研の中に入れた薬草を擦りながら経過を見守っていた。


 抗争の間、ノエルは『レベリス』の足取りを追っていた。

 医師見習いであったこともあり、国一番の生魔法の使い手である彼だが、同時に呪魔法としての腕も他の魔導士に負けないほどの実力があった。

 だが、『レベリス』が拠点を不定期に変えることもあり、任務は長期まで延長されたせいで救えたはずの民がいたと考えると後悔ばかり募ってしまう。


 そして抗争が終わったと知らせが届き、戻る途中で虫の息寸前のジークを見つけた。

 心臓に近い場所から血を流す彼を見て、国に引き渡して殺すより救う方を選んだ。自分のしたことは裏切り行為だろうと言われても、今にも死にそうな友を見捨てることはできなかった。


 傷は魔法で治ったが、意識不明の重体でここ数週間眠り続けている。

 ただ体は食べ物を欲しているのか、重湯や水を口に入れさせると反射行動によって自然と嚥下する。さすがに噛む行為だけはできないため、栄養価の高い野菜をドロドロになるまで柔らかくして重湯と一緒に食べさせた。

 毎日三食食べるほど体は元気なのに、意識が戻らないのは別の要因だろうが、今のノエルにはこれが精一杯だ。


 この小屋は近くの海岸で働く漁師が使っているもので、事情を話すと村の病人の治療と怪我人の手当てを条件に快く貸してくれた。言語が王国と同じものだったのは不幸中の幸いだ。

 時折薬草を採りに森に足を運び、村で病人や怪我人が出れば治療をし、そしてひたすらジークの看病に時間を使う日々。

 これを苦かと問われても、ノエルにはそれしかいできないのだから文句を言うこともいう権利もない。


 薬研の中で粉末状になった薬草を袋に入れて小分けにし、別の作用がある粉末状の薬草を入れてその中に入れてかき混ぜる。

 抗炎症作用の薬草や鎮静作用の薬草、魔法ならば一発で治るばかりの病気に効く薬を黙々と作っている最中だった。


「………………ん、んん……」

「っ!」

 

 今までなんの反応もなかったジークの口から呻き声が漏れる。

 ノエルが素早い動きで寝台に近づくと、固く閉ざされていた友の瞼が何度か震えながらゆっくりと開かれた。

 灰簾石かいれんせきの瞳が朦朧としていたが、徐々に輪郭を取り戻していく。二、三回ほど瞬きをすると、目だけを動かしてノエルを視界に入れる。


「…………ノ、エル………?」

「まだ起き上がるな。数週間も眠っていたんだ、そう簡単に体は動かせない。ひとまず水を飲め。話はそれからだ」


 煮沸消毒済みの冷ました水を水差しに入れるノエルを横目に、ジークは己の右腕を持ち上げて手の平を見つめる。

 軽く動かすだけで指が動く自分の手。その手をそっと左胸へ置くと、包帯越しからでも鼓動が伝わってきた。

 たったそれだけで、自分はまだ生きているのだと改めて痛感させられる。


「飲め。ゆっくりな」


 ノエルが上半身を起こしてくれると、そのままゆっくりと口に水差しを入れる。

 高価なガラスで作られた水差しから口の中へと入れられる水は、いつもジークが煮沸消毒した水と同じ味がした。

 再び体を寝台に寝かせると、ノエルは優しい手つきで布団をかけ直す。


「またしばらく療養生活だ。体力が回復するまで安静に――」

「………して、………れ、ない………」

「……?」


 ジークが何かを呟いたのを聞いて、ノエルが訝しげな表情を浮かべながら耳を彼の口元に寄せた。


「どうして、あのまま死なせてくれない」


 耳を近づけてようやく聞こえた言葉に、ノエルは目を見張るも軽く唇を引き結んだ。

 すると、おもむろに先ほどの水差しを口元にやった。


「なら、水を飲まなければいい」


 そう言いながら水差しを傾けると、ジークの口に水が注ぎ込まれる。

 数週間意識がない状態のまま、反射のみで食事していた体は本人の意思関係なく水を欲して嚥下する。

 ごくり、と喉を鳴らすのを聴きながらノエルは鼻で笑いながら言った。


「口では『死なせてくれ』と頼んでおいて、体は生きるために水を欲している。まるでお手本みたいな矛盾ぶりだな? ジーク」

「…………」

「今は回復だけを専念しろ。死ぬのは元気になってから一から考えればいい。見習いだったとはいえ、俺は医者の端くれなんだ。自殺志願者の言葉なんて聞き入れない」

「……そうか」


 ノエルの無遠慮かつ的確な正論にジークも何か思うことがあったのか、それ以上は何も言わず布団に潜り込んだ。

 しばらくして寝息を立てる患者の様子に、ノエルは深いため息を吐きながら薬作りを再開させた。



☆★☆★☆



 ジークが目覚めてから二ヶ月弱、その間のノエルの看病は本格化してきた。

 意識を取り戻してからは食欲も戻りつつあるのか、重湯から粥に変更。一度に食べる量が触れると米粒の量を少しずつ増やし、自身の意思で咀嚼と嚥下ができるようになるとすりおろした果物とスープも食事に加えた。

 その食事でも空腹が満たせなくなると、消化器官が通常に戻った合図なので病人食をやめさせ、通常の食事に戻した。


 食事がある程度改善されたところで、今度は生活機能訓練リハビリテーションだ。

 寝たきりの生活が続いたため、指は曲がるも手は羽ペンすら持てないほど手力たぢからが低下していたし、歩行も老人の方がマシと言わんばかりに一歩以上も歩けなかった。

 ジークが久しぶり歩いた際に躓いて顔面から床に倒れた時は、見ていたノエルも正直肝を冷やした。


 一番初めにした訓練は、手製の木の球を使ったものだ。

 これは掴んで離す行為を繰り返すことで手力を徐々に取り戻すというもので、掴む時間が長ければ長くなるほど手力が戻ってきた証拠になる。

 最初の頃は手に持った木の球をすぐ机の上に落としたが、食事と排泄の時以外は訓練を続けていたため、一週間くらいで手力が戻った。


 次に歩行訓練をしたのだが、先の出来事もあったため、こればかりはノエルの介助が付いた。

 まるで赤ん坊を歩かせるようにジークの手を持ち、無理をさせない加減で一歩一歩ゆっくりと歩ませる。

 足も力が低下していて生まれたての小鹿みたいに足をプルプルと震わせていたが、それも回数を繰り返す内に震えがなくなっていき、半月ほどで普通に歩けるようになった。だが油断は禁物、念のため走るのは歩行が昔と変わらないと思えた頃にやるのを提案した。


 これで人並みの生活を送れるようになったが、問題はこれからだ。

 目を覚ました時に言った『殺してくれ』宣言もそうだが、今のジークは魔導士しての力が大幅に低下している。

 ……いや、正確に言えば魔導士の力が九割ほど失われている。


 ローゼンが魔導士についての仕組みを調べている際に、魔導士は精神力を魔力として変換する機能が目に見えない状態で備えられていると証明した。

 魔導士の魔力について考えた時に、ローゼンは自身の意識を極限まで肉体に向けて集中させた。その際に心臓に近い部分に濃度の高い魔力の塊を発見したのだ。

 ローゼンはこの塊こそが魔力を生産・貯蓄する不可視な機関であると確信し、『魔核マギア』と名付けた。


 ジークの魔核マギアは、今まで感じた量のほとんどが消失した状態で、試しに魔力を生産しても残った一割しか溜め込むことができないと言った。

 これについて思い当たる点があると訊いたら、彼は唇を噛み締めながら「時期が来たら話す」としか言わず口を閉ざすばかりだ。

 もしかしたら、彼の現状がアリナの死の理由にも関係しているかもしれないと踏んだノエルは、それ以上聞くことはしなかった。


 生活機能訓練リハビリテーションの成果が実り、ジークの容態が回復した頃。

 季節は秋になり、近くの木々の葉は赤や橙色と色づく。秋なれば多くの作物が取れ、狩猟解禁もなり猪や鹿が他の季節以上に狩れる。

 近隣の村の住民は狩猟に使う弓矢の手入れや収穫、さらに冬の間の備蓄に余念がなく、万が一のために薬を買い占めようとする家もあるため、ノエルは一日のほとんどの時間を薬作りに費やした。


 ジークも今の状態で魔法がどれほど使えるかの確認のために、薬作りを手伝ってくれるが中々思うようにいかない。

 どの魔法も初歩の初歩しか使えず、しかも一時間くらいで魔力切れを起こしてしまう。

 それは、ジークの魔力が全盛期以上に衰えてしまったということだ。


 何度も魔力切れを起こしては彼の身が持たないということで、魔法なしの手作業のみを彼の担当にさせた。

 いくらイングランド王国から離れた国だからと言って、ジークのことを知る者はいない可能性はない。そのせいで半日以上は小屋に篭もりっぱなしだったが、時折外に出て海岸を歩くのが彼の日課になっていた。


 そんな生活が数ヶ月続いたある日、ようやくジークが重い口を開いた。


「……抗争が終結するきっかけとなったあの日、私はアリナに刺された」

「…………」

「私はフィリエからカロンを殺した者がアリナだという話が本当なのか訊きたくて、彼女と初めて出会った場所に来た。そこであいつは笑顔で答えたんだ……『私が国王を殺した』と」


 訥々と語られるのは、ノエルが知らない終結の真実。

 誰もが英雄二人を殺したのがジークなのだと嘯き、実際目にしてもいないのに現場の声だけで自己解釈の本を書く歴史家がいる中、この真実を聞けるのは自分だけだと考えると聞き逃してはならないという意思が強くなる。

 いや……正確にいえば罪悪感の方だろう。あの抗争で何もできなかった以上、真実を聞くことだけが今の自分にできることなのだと言い聞かせた。


「真剣で本気の戦いをして、私を刺した時……彼女の記憶が流れ込んだ」

「記憶が? どんな内容だった」

「…………」

「いや、別に無理には……」

「構わない。むしろ聞いてくれ」

「……分かった」


 一瞬、ジークが辛そうな表情を浮かべたのを見てやめようとしたが、彼は首を横に振ってノエルの制止を妨げる。

 その態度を見たノエルが無言になると、ジークは話の続きを語った。


「私が見た記憶は三つだった。アリナが国王を殺した記憶、新たな魔法を生み出した記憶、そして……この地球が『蒼球記憶装置アカシックレコード』と呼ばれる一種の超巨大魔導具ということだ」

「『蒼球記憶装置アカシックレコード』……? この地球が一つの魔導具だと……?」

「信じられないのは無理もない。だが、あいつはその魔導具によって魔法に関わる全てのものを消し去る無魔法と、カロンの魂を持つ者の寿命を二七歳までと『魂の情報』を書き換えた。……本当に、お伽噺のような話だな」

「それで……どうなった?」

「どうもこうもない。アリナが私を刺したのと同じように、私もアリナを刺した。そして……あいつは死に、私は今もこうして生きている。世間では死者扱いされているがな」


 当時を思い出すように語るジークの顔は、今にも絶望の淵に立とうとしている人間そのものだ。

 無理もない。大切な女が殺すはずだった仇の男を殺し、さらには他でもない自分の手によって命を絶った。これを絶望と言わずしてなんと言う。


 だが、これであの『殺してくれ』発言の合点がいった。

 ジークは後悔しているのだ。仇を殺せず、愛する女を殺した自分の行いに。

 そしてその償いとして、彼は命を投げ捨てようとしている。そう考える方がしっくりする。


 だけど……例の『蒼球記憶装置アカシックレコード』とカロンの魂の話を聞いて、ノエルはある可能性が頭の中で浮かんでしまう。

 もちろんこんなのはあくまで可能性なので、絶対という保証はない。

 だが、この世界は理不尽さによって予想だにしない状況が生まれてもおかしくはない。


 それに、こんなのはただ友の死を先延ばししようとする己のわがままだ。

 そのことを念入りに隠しながら、ノエルは頭の中から出た可能性を語る。


「話は分かった。だがジーク、お前も魔法に関わったのなら理解してるだろ? 魔法は万能だが全能ではないことくらい」


 そうだ。魔法は万能だが全能ではない。

 死者を蘇らせることもできなければ、人の感情を書き換えることもできない。時間を過去に戻し、特定の出来事をやり直すことも。

 今のこの世界のどこかにいるだろう〝神〟ならできるだろうが、自分達はただの人間だ。


 全能の力を振るえない、ちっぽけな『奇跡』を扱えるだけの存在。

 いくらアリナが〝神〟と同等の力を持ち行使できようとも、必ず穴というものがある。


「? いきなり何を言ってるんだ」

「まあ聞け。アリナは『蒼球記憶装置アカシックレコード』で新たな魔法を生み出し、カロンの魂を持つ者の寿命を二七歳にした、そこまではいい。だが、問題はその先だ」

「その先……?」

「いくら彼女の魔法が強力でも魔法が全能ではない以上、その魔法にも必ず綻びが存在する。……もし、カロンの生まれ変わりが何かの拍子にこのことを思い出したら、あいつはどう出ると思う?」


 ノエルの言葉に、ジークははっと息を呑む。

 もしカロンが殺された記憶を取り戻し、なおかつ自身の寿命が二七歳までと知ったらどうなる?


 ――決まっている。元凶であるアリナを見つけ出して己の『魂の情報』を書き換え、そして『蒼球記憶装置アカシックレコード』を使いあの時以上の計画を企てる。


 あの男はアリナを手に入れるためだけに、多くの死者を出す抗争を生み出したのだ。

 ならば、それ以上を望むとなると世界規模の死者が出る。

 そして――己を殺したアリナに復讐することも。


「ジーク、お前が死ぬのはお前の勝手だ。だが俺の言った可能性が出てきた以上、そう易々と死を選ぶなんてバカな真似はしないだろう」

「……ああ、当たり前だ」


 ノエルの提示した可能性が出てきた以上、死ぬことは諦めるのは当然だ。

 万が一にもそんな可能性が出てきて、何も知らないアリナの生まれ変わりの少女があの悪魔に捕まえる前に、今度こそこの手で殺す。

 それが――今のジークに残されている贖罪と叛逆の道。


「ノエル、お前は……」

「もちろん俺も行こう。お前一人では心配だからな」

「そうか。……すまない」

「いいさ。友のために叛逆の片棒を担ぐくらい」


 頼りになる友の言葉に、ジークは久しぶりに口元を緩めながら立ち上がり、綺麗に修繕された紅いローブを羽織った。


 初めて歩んだ道は、選択肢を間違えて誤った。

 だが、ここから再起する。

 灰簾石の瞳から覚悟と決意の光を灯した純白の叛逆者は、再び道を歩き始めた。



 そこから先は、怒涛の日々だった。

 抗争を逃れたイアンとカレンとサンデス、元の殺人鬼として暗躍していたリンジー、そして高級娼館で高級娼婦として君臨したフィリエを見つけ出し、ジークとノエルはこの七人で新たな『レベリス』としての道を歩んだ。


『レベリス』の拠点となる城を異位相空間に生み出し、この七人と許可された者しか入れない強固な隠れ家を用意し。

 アリナによって九割方消された魔核マギアを、悪事に手を染める魔導士達の寿命と魔力を奪い取り、応急処置だが全盛期と同じ魔力を取り戻し。

 イアンの腕によって駒となる魔導人形を作りだし。

 最後に、各々の本名を捨てそれぞれ相応しい名を付けた。


 活動も誰にも勘付かれないようにできるだけ控えめに、かつ大胆に行った。

 今までした悪行はジークの魔核マギアの応急処置のための寿命と魔力集めだが、いくら『魔導士崩れ』と呼ばれる犯罪者でも、この悪行はすぐに世界中に知れ渡った。

乱鴉らんあ事件』と名付けられた事件では、反魔導士勢力に販売を禁じられた魔導具を渡し、その後は口封じ目的でジークの糧になるために多くの命と魔力を奪ったこともした。


 それから知らぬ間に時間が流れ、異位相空間の恩恵で当時から年を取らないままだった彼らは、数百年の時を経てようやくカロンの生まれ変わりと思しき男とアリナの生まれ変わりと思しき少女が現れたことを知る。

 そして、彼らは本格的に動かした。

 アリナの生まれ変わりの少女に数々の試練を与え、かつての力を取り戻すよう細工した。


 それが遂に果たされそうになる日、ジークは数百年も住み慣れた城の自室の窓から空に浮かぶ太陽を見つめながら言った。


「――機は熟した。アリナ……いや、日向。私は今度こそ、お前を守ってみせる」



☆★☆★☆



 そして、時は戻る。

 過去から現在へ。前世から今世へ。

 全てを思い出した少女が、どんな道を歩むのか。


 その答えが、永い時を経て告げられる――――。

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