第94話 恋人襲来
一二月になり、今年は寒波の影響で関東地方にも積もるほどではないか時々雪が降っていた。
江戸時代辺りは沖縄以外の地域では雪が積もるほど降っていたらしいが、現代では環境の流れが変わってしまい、昔ほど雪が降ることが少なくなったらしい。
いつ雪が降るか分からない曇り空を、日向は帰って来たばかりの家のソファーに腰かけ、縁側前のドアから眺めていた。
「雪、降るのかな……」
終業式が終わってすぐ家に帰った日向は、さっそくリビングの暖房をつけて、毎年冬になると必ず飲むようになったココアを飲みながら呟く。
豊崎家のココアはお湯を入れて作る普通のではなく、一度ココアパウダーを煎ってから少しずつ水を加えたそれを艶が出るまで混ぜる。
最後にきび砂糖とミルクを入れて混ぜた後、茶漉しで濾しながらマグカップに入れるという手間があるものだ。
だがそういった手間をかけたおかげで、クリーミーな口当たりになっている。
甘くほろ苦いココアを一口飲んでほっと息をつき、何気なくソファーの上に置いてあったリモコンでテレビの電源をつけた。
テレビがつくと、画面にはちょうどお昼のニュースが始まっていた。
『こんにちは。お昼の最初のニュースをお伝えしまう。本日未明、神奈川県湾岸付近にて謎の衰弱死体が発見されました。警察の調べによりますと、被害者は魔導犯罪者の一人で、『
ニュースの内容を聞いて、日向はすぐにテレビを消した。
以前なら原因不明だった『吸魂鬼事件』が、『レベリス』の犯行によるものだと知ってからは、知っていたのに何も出来なかった自分に怒りを覚えてしまう。
もちろん彼らの動きを全部把握しているわけではないし、仮に把握できたとしてもすぐに駆けつけることはできない。
もちろんそんなことは偽善だと頭の中では理解しているつもりだが、それでも助けられなかったと思うと自己嫌悪に陥ってしまう。
「それにしても、寿命と魔力を集めてどうするつもりなのかな?」
『レベリス』が犯行を繰り返している『吸魂鬼事件』は、聖天学園に入学出来ず犯罪者になった魔導士家系出身者――通称『魔導士崩れ』と呼ばれる者達の寿命と魔力を集めることが目的だ。
相手の寿命と魔力を奪うことで、その奪った分だけ自身のものにできる魔導具を所持している。魔力を奪うのは魔力切れを防ぐものだと頭の中で仮説が出来ているが、寿命だけはよく分からない。
(寿命も自分のものにできるってことは、本当なら死ぬはずの残りの寿命を伸ばして長生きできると同じ。でも、なんのために……?)
誰だって長生きはしたい。時間そのものは無限にあっても、人間の体の時間は有限だ。
たとえ寿命があっても、思わぬ事故や病気でこの世を去ることだってある。
生きている限り死からは逃れられないのは、『レベリス』だけでなく全世界共通のはずだ。
だからこそ、相手の寿命を奪う彼らの行動がこれっぽっちも理解できない。
「う~~ん、う~~~~~ん……あーもう分かんないー!」
どれだけ頭を捻らせても正解に辿り着ける気がなくて、とうとう根を上げてしまった日向は体をソファーに倒すと、頭の上にあったクッションを抱きしめながらゴロゴロと転がる。
するとソファーの前のコタツの上に置いてあったスマホが震えた。
「えっ、うわっ……うぎゃあっ!」
スマホが震え出して驚いた直後、日向の体はソファーから転がり落ちた。
うつ伏せ状態で落ちた日向は顔を激しく床にぶつけた。鼻血が出なかったのは幸いだったが、顔面にダメージを負ったことには変わりない。
「いたた……一体誰がって、なんだ陽兄か」
痛みに悶えながら真っ赤な顔のままスマホを取ると、陽からメッセージが送られたことを確認する。
慣れた手つきでバナーをスライドしてロックを解除した途端、画面にメッセージが表示される。
『きょきょっ今日家カエルなi』
『メシいらnnぬ』
『すまN』
「???」
明らかに動揺しマークってるのが分かる文面を見て、その理由を知らない日向は首を傾げた。
時間は少し遡る。
聖天学園での業務を終えた陽は、最後のチェックとして職員寮の部屋の鍵をチェックしていた。
学園が閉鎖している間、職員寮の部屋の鍵は全て魔導人形に回収される。その前に鍵がぜんぶ揃っているのか職員の手で確認しなくてはならない。
この仕事は職員寮を出る最後の職員にやらされるもので、部屋のゴミを捨てに行った陽がその最後の職員になった。
「ひーふーみー……よし、これで全部やな」
ナンバーが書かれたストラップ付きの鍵達を小さいダンボールサイズの金庫に入れて蓋を閉じると、職員寮の前にいる警備服を着た魔導人形にそれを渡す。
街中のショーウィンドウにあるマネキンよりリアルに作られた魔導人形は、陽から金庫を受け取ると普通の人間と変わりない動きで寮の自動ドアを持っていた鍵で施錠する。
全ての部屋に鍵がかかったことを確認すると、魔導人形はそのまま校舎の方へ歩いて行く。
このあと、全ての施設の鍵を管理者がいるセキュリティルームで厳重に保管される。
彼の仕事場兼住居スペースであるセキュリティルームとそこまで続くまでの道のりは、どこの部屋よりも恐ろしいくらい厳重な警備システムが施されている。
そこならば泥棒が入ることはまずないため、魔導人形達はセキュリティルームに鍵を全て保管するよう設定されているのだ。
このことを管理者は「僕の仕事増やさないでよー」とぼやいているが、学園の人間で唯一敷地内に残れるというか残さざるを得ないのだから、これくらいはやってもいいだろう。
「さて、そろそろ家に帰るかぁ……。はよ帰ってコタツに入りたい」
すでに家に出されているコタツに入って、コタツムリになる気満々の陽は、深緑色のコートをきちんと留めて聖天学園を出る。
しばらく歩き最寄り駅に着くと、外に植えられている街路樹はすっかり葉を落とし、細い枝さえ目視できるほど寒々しい外見をしている。
誰もが冷たい風に身を震わせ、温かい飲み物や食べ物を食べており、陽も自販機で微糖の缶コーヒーを買った。
駅前にあるベンチに座って、ほんのり甘いコーヒーを飲んでほっと息をつく。
今年は例年よりずっと大変だった。妹の入学もそうだが、『レベリス』が活動を始めたことで恐らく来年は今以上の波乱が起きるだろう。
「ワイはもう見たくないし、聞きたくもない」
見たくない――涙を。血を。物言わぬ死体を。
聞きたくない――慟哭を。命乞いを。届かぬ祈りを。
けど、それ以上に、何も失いたくない――この日々を。幸せを。未来を。
守りたい。その気持ちに嘘偽りはない。だが、今の自分にはそのための力がない。
「はぁー……こりゃ冬休みは修行で潰れんなぁ」
今以上に強くなるには、誰も口外されない場所で修行するに限る。
冬休みの間そうしようと決めた直後、カツンと甲高い靴音が耳に入ってきた。
「――あら、何やらおかしな単語が聞こえた気がするわ?」
だが、次に入ってきた声に陽の全身がかちんこちんに固まる。
ギギギッと首を錆びた歯車のように後ろに向かせると、陽の座るベンチで仁王立ちする美しい女がそこにいた。
膝裏まで長さがあるパープル色の髪、自分の瞳とは正反対な青紫色の瞳。顔立ちはやや幼く、同い年のはずなのに一〇代と名乗っても疑われないだろう。後頭部には青いリボンが留めており、風が吹くと小さく揺れた。
女性にしては少し細い体は長年の栄養失調の影響のせいだが、初めて会った時と比べて随分健康的な細さになっている。
その体の上に袖口が扇のように広がり、裾に白いフリルがあしらわれた黒いコートを着て、コートの下から見えるのはコートと同じフリルがあしらわれた同色のキュロットスカート。そして、白い脚には曇り空でも輝く無骨な銀のブーツ。
少女の愛らしさと女性の美しさを半分ずつ揃えたその女は、陽の顔を見下ろしながら、苛立ちを隠せないまま微笑む。
「それで? 私の王子様は、せっかく帰って来たお姫様を置いてどこに行こうとするのかしら?」
「め……
陽は目の前にいる女――現
「――さて、その可愛らしい口でどんな言いわけが聞けるのかしらね? 楽しみだわ」
☆★☆★☆
『きょきょっ今日家カエルなi』
『メシいらnnぬ』
『すまN』
そして現在。
例の誤字ありまくりかつ動揺しまく
りのメッセージを日向に送った陽は、場所を変えて繁華街にあるファミレスに入った。
温かいどころか暑いと思うほどの暖房がフル稼働しているが、陽の体は一向に温かくならない。むしろ寒くなってきている。
原因は、目の前にいる恋人だ。
細い足を優雅に組んでドリンクバーで頼んだ紅茶を飲みながら、目の前に置かれたミルクレープを小さな口で食べている。
時々唇の端についた生クリームを艶めかしく舌先で舐め取るのは、誘惑的な意味を込めているのは明白だ。
家族連れとカップル、もしくは冬休みに入った学生達で賑わっている店内の騒音が、陽の耳から遠ざかっていくのを感じる。
そんな中でも、愛莉亜がミルクレープを食べたフォークを皿に置く音だけがやけに響いた。
「……あー、その……いつ帰って来たん?」
「二時間前よ。予定より早く終わったから、内緒に帰ってきてサプライズしようと思ったの」
「あ、あはは……せやな、サプライズ成功したみたいでよかったわ……」
乾いた笑みを出しながら陽はガタガタ震えながら水を飲む。
徐々に顔を青くし、冷や汗を流しまくる恋人を見て、愛莉亜は嘆息しながらハンドバッグから浅黄色のハンカチを取り出す。
「はあ……そんな顔はしないで。さっきまで怒っていたけど、あなたのその姿を見ている内に大分収まったわ。とりあえず、その冷や汗を拭きなさい。説明はそれからよ」
「あ、ああ……」
優しく諭されて、ハンカチを受け取った陽は、流れていた冷や汗を拭う。
しばらくして拭い終えると、そのハンカチを愛莉亜に返し、受け取った彼女は再びバッグの中にしまう。
ようやく落ち着きを取り戻した陽は、小さく所々暗号染みた単語を入れて話をすることにした。
もちろん『レベリス』のことは『紅』という暗号として入れているが、愛莉亜はそれが何を示しているのか察しているようで、何も言わず訊いてくれた。
全てを話し終えると、愛莉亜は無言のままで黙り込んでいた。
頭では理解しているが、恋人としては納得できないのだろう。当たり前だ、もし陽が逆の立場ならきっと同じ反応をしている。
「…………はあ、仕方ないわね。今回だけよ」
だが、予想を反して愛莉亜は深くため息をつくと許可を出した。
想像していなかっただけに陽が目を丸くすると、途端に不機嫌顔になった愛莉亜に耳を引っ張る。
「言っときますけど、これは第三者視点の考えを入れて出した答えですから。あなたが私との約束をすっぽかしたのを許したわけではありません」
「いてててててっ、それはホンマ悪かった!」
耳を引っ張られて痛がる陽の様子を見て幾分か溜飲が下がり、愛莉亜は「まったく」と言いながら手を離す。
だがその手を陽の左手に指と指の間に絡ませるように取る。
するり、と細く滑らかな指先が触れるとドクリと血の流れが早くなるのを感じた。
「……なら、お詫びに何を差し出せばいいか、分かるわよね?」
頬を薔薇色に染めて、青紫色の瞳を甘く蕩けさせる愛莉亜を見て、陽は静かに微笑む。
指に絡めてきた手を取り、淡紅色の爪ごと宝物のように包みこんだ。
場所は変わり、地上三〇階あるホテル。その一室のベッドの上で、陽と愛莉亜は唇を重ね合っていた。
舌を絡ませ、互いの唾液を飲み合い、もっともっとと強請るように深くしていく。
はぁ……と息を切らせながら顔を離すと、愛莉亜は頬を紅潮させながらも不敵な笑みを浮かべていた。
「あら、もうおしまい? 私はそれだけじゃ満足しないくらい分かるでしょ?」
ベッドの上に仰向けに倒れ、自身が組み敷いた女は昔と比べて美しくなっていた。
白いシーツの上に広がるパープル色の髪も、コートの脱いで現れた簡素な黒いTシャツとキュロットスカート姿も、彼女の専用魔導具である銀のブーツを脱がされて晒された白い足も、今の陽にとってはどれも愛おしくて堪らなかった。
愛莉亜とは、聖天学園でパートナーになったことがきっかけで知り合った。
その頃の愛莉亜は痩せっぽちで、ちょっと触れてしまったら折れてしまいそうなほどの儚い少女だったが、それは最初の頃だけだ。
当時の愛莉亜は誰に対しても警戒心が強く、気に喰わないことがあれば足蹴りを繰り出すほど凶暴だった。それでもめげずに接していくも、彼女の態度は緩和されることはなかった。
入学してからしばらくして、ある日愛莉亜は忽然とその姿を消した。
パートナーの自分だけでなく教師も彼女の行方を知らず、管理者の手で行方を掴んだのはしばらくした頃だった。
愛莉亜は、強化実験を生き延びた被実験体だったのだ。
もちろん彼女自身が望んだわけではない。彼女が学園に来る前にいた親に捨てられた魔導士の子供が入所する児童養護施設に併設されていた研究所で無理矢理施された純然たる被害者。
無論、その施設は彼女が一四歳の時に壊滅してあった。
毒を宿す水を操る魔法に特化した彼女は、その戦闘力の高さと美貌を狙われ、人身売買を主な活動とする魔導犯罪組織に捕まり、そのまま囚われていたのだ。
管理者の力を借りてアジトを突き止め、中にいた組織員を全員虫の息になるほど叩きのめした後、彼女が幽閉されている牢を見て凄まじい悪寒に襲われた。
四方をコンクリートで囲み、目の前を自分の腕と同じくらい太い柵。光さえ差し込まない牢屋の中で、愛莉亜は手足を枷で繋がれていて、息も絶え絶えで横たわっていた。
痩せていた体はさらに痩せ、艶やかだった艶を失い髪は乱れ、肌は爛れているという無残な姿。
頬や袖から覗く手首には青い痣や痛々しい傷が見えて、首には魔力を封じ込める枷がつけられていた。
『……殺して』
乾いた唇から漏れた生気のない嘆願に、陽は耐え切れず《銀翼》で鎖を砕いた。
『愛莉亜、どうか生きることを諦めんといてくれ。パートナーとしてのお願いやない、一人の男としての願いや。ワイはあんたに死んでほしくない。そのためなら、ワイはあんたを世界の誰よりも愛してやる』
ド直球な言葉に心打たれたのか分からないが、愛莉亜は震える手で陽の手を取ってくれた。たったそれだけのことが、陽にとっては堪らなく嬉しかった。
それからすぐに魔導犯罪課がやってくると陽と愛莉亜は無事保護され、愛莉亜は学園内の病院で個人病室に入れられた。
陽は彼女の看病を買って出ると、時間が許す限り面倒を見た。
栄養価が高く美味しい病院食さえ満足食べられない愛莉亜のために、一度噛み砕いて口移しで食べさせてやった。歩けない時は車椅子を押して外に出した。話す気力がない時は夜になるまで楽しい話を聞かせてやった。
陽の献身的な看病のおかげで、愛莉亜は少しずつ気力と体力を取り戻していった。
ようやく事情聴取できるまで回復した愛莉亜は、魔導犯罪課を交えて監禁されていたことを話した。
最初は何人かの上客に心も体も差し出すように言われた愛莉亜は、激しく拒否し逃げるために魔法でその上客らの顔を毒の水で爛れさせるほどの傷を負わせたた。
まだ魔導士候補生なのに自分達じゃ太刀打ちできないと知った彼らは、彼女も魔力抑制具をつけてそのまま牢に閉じ込めたのだ。
しかも一歩近付けば殺される猛犬のように彼女を見ていたのか、誰も牢に近づけず食事さえ運んでこなかった。
そうして陽が助けにくる日まで、彼女はずっと一人であの牢の中を過ごしていたのだと語った。
魔導犯罪課が病室から出て行った後、愛莉亜は陽に問いかける。
『……ねぇ、どうしてあなたは私を愛してやるって言ったの?』
今まで冷たい態度を取ってきたせいなのか、恥ずかしげに問いかける彼女はいじらしく映り、思わず胸がキュンと鳴った。
『そんなん単純や。ワイが、あんたのことを好きになったんや』
それは嘘偽りのない真実だ。最初は可愛げない女だと思った。だが、それは彼女自身の心を守るための防衛本能で、本当の彼女は巣に落ちた小鳥を巣に戻してあげるほど優しい心を持っていた。
こうして面倒を見ていく内に、彼女を自分の手で守って幸せにしたいと心の底から思えたのだ。
陽の純粋な気持ちが本心であると悟った愛莉亜は、頬を赤く染めながらそっと右手を陽に差し出す。
『なら……誓いなさい。私を永遠に愛してくれることを』
まるで愛の誓いのような要求され、陽は軽く目を見開くと優しく微笑んでその手を取った。
『――ああ、誓うで。ワイは、愛莉亜を永遠に愛する。だからあんたも、ワイを永遠に愛してくれ』
『……そんなの、言われなくても分かってるわよ』
陽の言葉に素っ気なく返事を返した彼女に、陽は小さく笑いながらその手に唇を落とした。
そうして、あの日永遠の愛を誓った少女はこんなに綺麗な女になり、今もこんな自分を愛してくれる。それがどれだけ嬉しいかきっと彼女は知らないだろう。
左手で頬を撫でるとうっとりとした表情を見せる愛莉亜の右手を取り、あの日と同じように唇を落とした。
「愛莉亜、ワイの気持ちはあの日からずっと変わってへん。あんたのことを愛してる」
陽の愛の告白に嘘がないと確信している愛莉亜は、陽の唇に触れるだけのキスを落とした。
「……ええ、分かってるわ。私も、あなたを愛してる」
甘く蕩けた美しい微笑みを見て、陽はかぶりつくように愛莉亜の唇と自分の唇を重ねた。
普段とは想像できない激しい口づけを浴びながら、愛莉亜は愛しい人の背中にしがみつくように腕を回す。
自分を抱きしめる腕の強さを感じながら、陽は愛莉亜と共にシーツの海に溺れていった――。
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