第7話 精鋭部隊

 

 翌日、朝の7時20分頃に、委員会の男子生徒が、二年二組を訪れた。創造高校の制服は、学年によってネクタイの色が赤、青、緑と分けられており、彼のネクタイの色が緑だったため、一年生だということが分かった。


 彼は少し緊張しながら、生徒会執行部からの連絡が記され紙を読みあげる。


 内容は、能力によって決められた配属先と、その大まかな職務を説明するものだった。そして配役は以下の通りである。


 配属――――――――――


【探索部隊】 斎藤信二 【整備・技術班】 矢田舞 清水康太


【医療班】 なし    【調理・調合班】水井雪 


【衛生管理班(仮)】 その他



 【探索部隊】に配属されたのは、斎藤信二だけだ。彼は【空間発火】のような能力を使う。十分戦闘向きの能力だ。探索部隊の職務はいたってシンプルで、未開の地を開拓していくというものだ。昨日の段階で、綺堂が三十人ほど選出すると言っていたため、朝弘の考えでは、木下あたりは探索部隊に呼ばれるのではないかと思っていたが、選ばれなかったということは、それ以上の能力者がごろごろ、いるということだろう。


 【整備・技術班】は、矢田舞と清水康太。矢田舞は、剣を出す能力? 清水は、触れた鉄の硬度を自在に操る能力だと把握している。生徒会からの詳細な職務説明はされていないが。おそらく、武具などを製作しようという魂胆なのだろう。


 【医療班】は名前のとおりである。二年二組には、医療系の能力者がいないため、選出は無しである。


 【調理・調合班】は水井雪。彼女の能力は、あらゆる液体を炭酸水に変えることが出来る。生徒会はこの職務を、食事の調理や、薬の調合を行うと説明している。


 【衛生管理班(仮)】は、掃除などを行うらしい。とても曖昧な職務説明である。おそらく雑用だろう。今までのどれにも該当しなかった生徒が所属することになる。


 以上。生徒会連絡――――――――――


 これが、彼が伝えた内容である。名前を呼ばれたものは、8時からミーティングがあるらしく。指定の場所に集合するように伝えられた。衛生管理班はクラスで待機である。おそらく、この先だんだんと、役職は増えていくのだろう。 


 矢田舞は、みんなに手を振ると、教室を出て行く。斎藤は気付くとすでにいなかった。


 そして時刻は午前10時。校門の前には約40人ほど、探索へと向かう生徒たちが立ち並ぶ。そのうち10名ほどは医療班である。校舎に残る生徒たちは、校舎の窓から顔を出し、彼らを見送る。朝弘も同様であった。


「頑張れよ」

「気を付けて」

 あちこちから彼らへと声援が飛んだ。


 ふと朝弘は、部隊のメンバーの中に弟の清弘を見つけた。


「あいつ、大丈夫かよ?」

 朝弘は、窓際で独りごちた。彼の能力を知らないが、医療班でないのなら、あの場に居るということは、戦闘向きの能力である。彼はすぐ調子づく性格だ。面倒なことにならなければいいが……。

 その後、朝弘は、探索部隊に高樹の姿を探したが、見当たらない。彼の能力なら、確実に呼ばれるはずだ。おそらく自分と同じように、能力を偽ったのだろう。


 探索部隊が発つと、校内は静まり返った。クラスメイト達は衛生管理班ということで、教室やトイレなどの清掃を行ったが、そんなものは一時間もすれば終わる。昼頃には、みんな手持無沙汰にしていた。


 ふと朝弘は、教室を出ようと扉を開ける。すると、声をかけられた。


「代々木君。どこいくの?」

 矢田舞である。丸々とした熊のキャラクターが描かれたタオルを膝にかけて座っている。

 上目づかいでこちらを見つめる彼女の眉は、心配げに揺れている。いつも真っすぐにのびる彼女の胸元まで伸びている髪の毛先は、内側に丸まっていた。


 朝弘は、普段から誰にも話しかけられることがないため、突然話しかけられると動揺してしまう。彼女の周りの女子も自分の方を見ており、それが余計に、動揺を誘った。


「ああ。うん、ちょっと外出て来る」

 必然的に、その返しは、挙動不審になった。


「やめなって、好奇心丸出しで出てったってさ。あんたじゃ瞬殺だって。そういうことは斎藤たちに任せときゃいいんだって」

 矢田舞の隣に座る水井雪が言った。


「ああ、うん。危なかったらすぐ逃げるよ」

 朝弘は掌の汗を、ズボンで拭う。


「まっ勝手にすればいいけど」

 そういうと、水井雪は視線を逸らす。


「ゆきぃ……。そんな言い方、すごく嫌な風に聞こえるよ。代々木君無茶はしないでね」

 矢田舞は、女子生徒を注意すると、こちらに振り向き微笑んだ。


 朝弘は、こくりとうなずくと教室を出た。廊下を進んでいき、二年四組の教室の前で立ち止まる。一瞬躊躇して、教室の扉を開ける。


 教室の中は、二年二組とは違い女子も男子も決められた場所はなく、入り混じっている。すぐに教室中の視線が朝弘に向けられた。


 えっと、と朝弘は言いよどむ。すると、向こうから声が投げかけられる。


「おっ、朝弘。来ると思ったぜ」

 高樹はこちらに手をあげる。彼の隣には、女子生徒がおり、なぜだかこちらを怪訝そうに睨んでいる。立ち上がろうとした高樹に何かを言っている。だが、彼はそれをあしらうようにしてこちらに来た。


「いいのか?」

 朝弘は、高樹の後ろで、今だにこちらを見つめる女子生徒を見ながら言った。


「あっうん。何か。ついてきたいって言うから困ったよ」


「どこにだよ?」


「えっ。森に入るんだろ」


「俺そんなこと言ったっけ」

 朝弘は、思い返したが、異世界に来てから彼に接触したのは初めてである。


「いや。お前だったら、森に入ろうぜって誘いに来るかなってな。俺の能力強いし。で、行くんだろ?」

 高樹は、今にも飛び出しそうなほどに、やる気満々と言ったようすだ。確かに、森に入るつもりで彼を呼びに来たし、彼の能力は、頼もしいものだ。だがここまで的確に当てられるのは癪に障る。


「行くけど。で、あの子の能力は?」


「ああ。一応治癒能力の部類だって、痛みと疲れを消せるみたいなこと言ってたけど」

 朝弘は驚いた。案外悪い能力ではない。しかし、その能力であれば、探索部隊の医療班で呼ばれててもおかしくはない。


「医療班だろ。探索部隊に呼ばれなかったのか?」


「なんか、能力聞かれた時に、わかんなーい。みたいなこと言ってたな」

 高樹は、彼女の口真似か、いかにも頭の悪そうな喋り方をする。

 しかし、何とも、甘い審査である。だが、本人の口頭以外でそれを確認する方法がないのだから。仕方がなくはあるが。


「来たいんなら、連れて来いよ」


「いいのか? じゃあちょっと言ってくる」

 高樹は意外そうな顔をする。


 彼は、また教室に戻ると、先ほどの女子生徒を廊下まで連れてきた。

 彼女は、朝弘を睨んでいる。見た目は不良。うん、少なくとも朝弘にとっては確実に不良である。髪の毛は、茶髪を通り越してむしろベージュのような色。薄く化粧をしており、真っ赤な唇に、カラコンを入れているのか、大きな瞳で目つきも悪い。


「高樹君、この人が朝弘って人? なんか怖いんだけど」

 そういって、高樹の方を見ながら朝弘を指さす。もちろん初対面だ。おそらく高樹が彼女に、朝弘のことを話したのだろう。そんな口ぶりである。


「おう。そうだよ」

 高樹は笑っている。


「なんかイメージと違う」

 むしろ、どんなイメージを抱いていたのか気になる。

「今井咲です。よろしく」

 彼女は意外にも礼儀正しく、こちらに頭をぺこりと下げた。


 朝弘は、よろしく、と短く返した。



「で、高樹は、能力の事なんて説明したんだ?」

 校舎の階段を下りながら、朝弘は、隣の高樹に尋ねる。今井咲は二人の後ろをついてくる。


「あー、触れたら体が爆発する能力って嘘ついたよ」


「うそー! 高樹君、爆発しないの?」

 今井咲は、大きな声をだして驚いた。


「しないよ。でも触らない方がいいのは本当だからな」


「えっなんで?」


「危ないからだよ」


 今井咲は、へーなるほどー、と棒読みで、納得したそぶりを見せた。


「だって、朝弘。絶対触ったらだめだよ」

 今井咲は、朝弘に注意をした。


「触らねえよ」



 探索部隊と鉢合わせをしないように、校門とは逆方向にある体育館の裏口から校舎を出た。出てすぐに密林地帯に入った。人が踏みならした道などなく、根がわだかまった道は歩きずらい。

 大樹はその一本一本が巨木なため、その生え並ぶ間隔は広い。そこに月の明かりがさしこみ、苔色に染まった森が、幻想的な空間を思わせる。


「ほんと異世界って感じだね。でも何で朝弘、森なんかに入んの? 探索部隊に任せればいいのに」

 今井咲は、なれなれしい。もうすっかり友人のように話しかけてくる。彼女は巨木の幹に手を置いて、木の根から飛び降りた。


「俺は、生徒会なんて信用してないからな」

 朝弘は、事も無げに言い放つ。

 生徒会だけではない。朝弘は、学校のほとんどの人間を信用していなかった。こんなわけのわからない場所に来てしまったんだから、何があるかわからない。もし、仮に自分の命が危険に陥った時、平気で他人を見捨てるはずだ。少なくとも自分ならそうする。


「うわっ。なんかひねくれてるね」


 その時だった、近くでさわさわと音がした気がした。


「ちょっ、静かに」

 朝弘はあたりを警戒し見渡した。森に入った時間を考えれば、魚沼が襲われたのはこのあたりになる。


「なに。いいじゃん。私語は厳禁なんですか? なら最初に言っておいてください」

 今井咲はふてくされたよう口を曲げて言った。

 一方朝弘は、あたりを見回すのに必死である。あたりの視界は開けており、見た所そこには生き物の影の一つもなかった。そもそも、これだけ月光が差し込めば、音が聞けるほど近くに生き物がいれば視認できるはずである。


「そういうんじゃなくて。多分昨日の負傷者たちも、森に入ってすぐに襲われてるから、警戒してるんだよ」

 高樹は、何の説明もしない朝弘に代わって事情を説明した。


「あっ、たしかに。みんな何に襲われたんだろ」


 さらに警戒しつつ歩みを進めると、前方にうずくまる生徒がいるのを見つけた。

 創造高校の男子の制服を着ており、うずくまるようにしてピクリとも動かない。体中には無数の矢が針山のように刺さっており、あたりの苔は、血でどす黒く染まっている。


「嘘。死んでるの?」

 今井咲は、恐怖に声を引きつらせる。おそらく、死んでいる。出血量を考えれば、生きている方が不思議である。


「たぶん敵がいる」

 朝弘は言った。それは、推測であったが、断言できるほど確かなものである。

 敵の武器は矢である。斎藤は突然矢が飛んできたと説明していた。ということは、彼は、矢を放った敵を見ていないということだ。これだけ開けた森の中、敵に姿を見せることなく矢を放つのであれば、場所は一つだろう。

 緊張が走る。昨日話を聞いたときから、朝弘は頭の中であらゆる可能性を考えていた。 


「高樹、風を起こせるか?」

 朝弘は、後ろにたたずむ、高樹を見た。

 頭の中では、全てがうまくいっている。だが今は現実だ。ゲームとは違う。


「どれくらい」


「木を揺らせればいい」


「わかったやってみる」

 高樹は頷いた。

 もし、仮に高樹が任意に風を起こすことが出来ないのであれば、逃げるしかない。朝弘は、そんなことを考えている。もう逃げる算段まで立てている。抜かりはない。


 だがそれは杞憂に終わった。高樹は自らの意志で竜を召喚したのだ。巨大な翼竜は、三人の頭上に現れると、一度だけ羽ばたいた。すると、嵐のような突風が巻き起こり、それが吹き止まぬうちに、竜は姿を消してしまった。


「あったまいてぇ。しんどっ」

 高樹はその場に座り込んだ。


 一方、風は木を揺らし続けている。ざわざわと葉が波打って、枝がしなる。すると、木の上からぼとぼと、と影が落ちるのがわかった。その数は4つである。

 やっぱりだ。飛び道具を使うのであれば、高所をとるのが基本だ。彼らは木の上から矢を放っていたんだ。

 地面に落ちた生物は、とても小柄である。朝弘の半分ほどの身の丈に、皮膚は苔と同じ緑色。ゲームなどで有名な、ゴブリンのような見た目である。そいつらは、落ちた衝撃で体をさするようにしている。


「高樹。俺が戦う。今井を頼む」

 朝弘は、上着を脱ぎ、足元に落とす。


「一人でいけるか?」


「わからない。やばくなったら頼む」

 朝弘は、ゴブリン目掛け駆けだした。


 前方には4匹のゴブリン。そのうちすでに二頭は矢を引き絞っている。


 二頭の矢はほぼ同時に放たれた。同時、朝弘は能力を使う。すると矢は、朝弘の体を抜けて後方へと飛んでいく。彼は、スピードを緩めることなくゴブリンへと突撃した。能力が切れ、朝弘が彼らの目の前に現れたとき。ゴブリンたちは奇声を上げて腰を抜かした。

 その中の一頭がふるえる手先で、必死に次の矢を弓にあてがおうとするが、すでに遅い。朝弘の蹴りは、ゴブリンの後頭部にさく裂した。

 ゴブリンは、その場で天を仰ぐ。思った通り本体はかなり弱い。全て朝弘が予想していたことだった。矢を使うということは、近接戦が得意ではないのだろうと予想できていた。そして木を登るということがその裏付けとなった。木の上に登れる体格であれば、とても小柄なはずだ。もちろん、一つでも予想が外れていた場合、朝弘は逃げようと考えていた。


 矢は能力でかわせる。この体格差では、いくら運動不足の朝弘といえど、負けることは無い。むしろ相手が弱すぎて、幼稚園児と喧嘩をしているような気分になる。彼らはあっけなく朝弘の手にその命を散らしていく。

 朝弘が最後の一匹を狩り終わると、高樹と今井咲が駆け寄ってきた。


「すご、現れたり消えたり、スーパーマンみたい」


「今のなんだ瞬間移動か?」


「いやたぶん空間転移だよ、でも同じようなものか」

 朝弘は、膝に手をつき息を整える。


 三人が、閑談していると、先ほど倒したはずのゴブリンがのそりと起き上がった。朝弘はすぐに、身構えたが、そのようすは不自然だった。首や、腕を地面に垂らし、まるで空から糸でつられた傀儡

かいらい

のようである。三人が状況を組めずに、硬直していると、地面が淀み真っ黒なローブを被った男が出現した。顔の半分は、フードに覆われて視認できない。だが、唯一露出している、鼻やあごは真っ白で、ひどく血色が悪い。男は、こちらに近づくと口を開いた。


「死の商人、アレイドでございます。ジャッキ4匹の命を、頂戴いたしました。では、対価をお申しつけ下さい」

 ゴブリンは、いつの間にか、火の玉のような形に変化して、商人の手に集まっていく。おそらく彼が言うジャッキとはゴブリンのことだろうと推察できる。

 死の商人と名乗るフードの男がそういうと、森の彼方から荷馬車が現れ、商人の傍らに停車した。

 商人がその荷馬車の帳

とばり

をあけると、中には肉や魚、剣や防具、一見では使い方のわからない物品に、書物があった。


「なにこれ、どれとってもいいの?」

 今井咲が尋ねた。


「いえ。魂の価値と同等のものをお選びください。ジャッキの魂は貧弱です。となりますと、このあたりでしょうか」


 商人は食料を指さした。ニンジンや、ネギなどの野菜が入ったかごなどがある。

 朝弘は、ようやく状況が飲み込めてきた。この世界では、今見たくゴブリンなどの化物を倒せば、魂となり、その魂と引き換えに、この男が、あらゆるアイテムと交換してくれるということだろう。まさに死神のようである。


「パンとかあるか?」

 朝弘は尋ねる。今の状況では、食料が最優先である。また、出来るのであれば腹に溜まる炭水化物が好ましい。それにこの商人がどれほどのものを用意できるかを試した。パンは、荷馬車に見当たらず、また並べられている食材と違って、調理の過程が必要である。


「もちろんですとも旦那様」

 だが、商人は涼しい声音で言い放った。

 すると、荷馬車の奥からなにやら真っ黒な手が伸びてきて、長いフランスパンを差し出したのだ。非常に不気味である。朝弘は、少し覗き込んでみたが、奥は深い闇。もちろん仕組みはわからない。


 朝弘はそれを三本と、魂一つを取り換えた。残りの魂は、硬貨と変えた。何でも狩った魂は硬貨に変えて貯めておけるらしい。


 朝弘は、今井咲と高樹にパンを手渡し、手近な倒木に腰をかけると、すぐにパンにかじりついた。昨日から何も食べておらず、お腹が減っていた。高樹も同じようにパンを口にする。だが、今井咲は、パンを両手にいつまでも食べようとしない。


「食べろよ」

 朝弘は見かねて声をかける。


「私たちだけいいのかな?」

 彼女は見た目に反して、些細なことを気にする。


「クラスメイト達の事は生徒会に任せればいい。変に俺らが食料を持って帰ったら、生徒会に怪しまれる。今井、高樹も、今日のことは黙っといてくれよ」


 高樹は、ああ、と了承した。もとより、高樹が言いふらすなどということは思ってはいない。朝弘は唯一といってもいいくらいに、彼のことを信用している。

 そのため朝弘は、今井咲を見て言う。彼女と目が合うと、彼女はゆっくりと目を逸らした。


「言わないよ。私、口かたいから」

 今井咲はパンをかじった。


 その日の午後六時、最終下校のチャイムと共に探索部隊は帰還した。探索部隊が帰ると校舎は歓喜の声で騒がしくなった。

 探索部隊は、食料の入手方法を発見し、またこの日の全校生徒分の食料を手にして帰って来たのだ。

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