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「でもそんなものがこの時代に生きてるんだ?魔導生物でも生体マナが尽きて、動けなくなってしまうはずだが」
「その通り、私は数百年という間勾玉の形に封印されていました。しかし、私と生体マナが似たものが現れたので、マナを頂きまして再び行動が出来るようになったのです」
「まさか、その小僧が適合者だったのか」
「その通りにございます」
すると、おっさんは瞳孔を大きく開き、俺の肩を笑顔で叩いた。
「運が良いじぁねえか。お前、この手の物に巡り合えるのは珍しいんだ。大事にしろよ」
受け入れていいものらしいので、マキナの主人は僕ということになった。マキナは既に勝手に主従の契約を交わしていて、半強制的にマスターとなった。
そんな騒動から数日たち、僕はマナと気力を取り戻したので一週間ほど予定より遅れたが本格的に修行が始まった。
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