【3000年前の古代エジプトは冷水を作って、無料提供していた!?なかなかやるじゃないか!!】
みんなは夏の暑さとか好きか?
暑さに弱く、肉体的にも貧弱な私はもちろん大嫌いである!!
それに、ヘンな虫とかもいるしな……っ。
ホントーに苦手な季節ではあるのだ。
なお。
スイカとか食べられるのはワクワクだけどな!
トマトとかナスビも好きである。
夏野菜は好ましく思っているぞ!
トマトカレーにナスビを入れたヤツとか、ほんと好きだ。
市販のカレールウじゃなくて、カレー粉で作るといい。
トマトをフライパンで熱して溶かしたトマト汁にカレー粉を入れて煮込むと。
ほんとうに美味しいぞ!!!
夏野菜のトマトカレーは本当に美味しいから、ぜひとも一度、自分で作ってみて欲しいものだよ。
さて。
本題だ。
古代エジプトはそこそこ文明が進んでいたことで有名だな。
ミイラとか、ピラミッドとかもキャラクター立ちまくりである!
古代世界において覇権国家であった古代エジプトだけど、砂漠や荒野も多くて暑めの土地だった……っ。
私的には絶対に住みたくない環境ではあるが。
古代エジプトの人々だって、涼を取るために工夫をこらしていたんだぞ。
分厚くて熱を遮断する建物とかもそうだ。
涼しさを求める古代エジプトの人々のアイデアの一つの、冷たい水を作るというものがあった。
何のこっちゃ?
冷蔵庫的なものがない時代にも、水を冷やす方法があることを、古代エジプトの人々は明確に認識していたな。
さて、どういう方法なのか?
それは気化熱を使っての方法だ。
水が蒸発するときに、周囲のお熱を吸い取っちまうという方法だな!!
最近の家電量販店とかで売られている冷風扇とかも同じような理屈である。
古代エジプトの人々は、この物理的な現象を応用することで、常温よりはるかに冷たい水を作り出していたわけだ。
具体的にはどうやっていたのか?
方法はいたってシンプルだったりするぞ。
まずは、水がじんわりと染み出していっちゃう、素焼きのツボを用意する!!
でっかい素焼きのツボと、その中に入るくらいには小さい素焼きのツボさんをな。
そして、大きな素焼きのツボのなかに、小さな素焼きのツボを入れるんだよ。
んでな。
ポット・イン・ポット状態になっている小さな素焼きのツボに水をなみなみと入れておけば準備は完了である。
あとは、自動的に水は冷えていくのだ。
……流れ的には、こんな感じだな。
小さな素焼きのツボからゆっくりと水が染み出しながら、蒸発していき熱を奪う。
さらに、小さな素焼きのツボからあふれた冷たくなった水さんたちが、大きな素焼きのツボから外に染み出しながら蒸発することによって。
ダブルに気化熱として熱を奪ってくれるわけだよ!!
結果として、二重に熱を奪われてしまった水は、かなり冷える!!
30度の外気温でも16度くらいまで冷えていたんじゃないかというハナシであるな。
理屈的には14度にまで冷やすことができたりもする。
なお、ヒトが飲み水を「冷たい」と感じるのは、20度以下とのことだ。
古代エジプト人は、ポット・イン・ポット作戦を実行することによって。
アホみたいに暑い土地でも、冷たいお水を飲むことが出来ていたそーだ!!
なかなか、やるよな!!
少なくとも、3000年前にはあったようであるから、実際にはもっと昔からあるんだろうな。
壁画に描かれているのがそれくらいの時代なんだよね……。
なお。
古代エジプトの大きな都市では、主要都市の道に、こういうポット・イン・ポットを一定の距離で配置していたようだ。
訪れた旅人たちに、無償で冷たい水を提供するという、なかなか良好なサービスをしていた。
水を取り合って殺し合いをするような地域であり時代なのだが、かなり先進的な商業のサービスがあったわけだ。
旅人というのは、つまりは行商たち、あるいは観光客のことだからな。
そういうヤツらが持っている外貨を獲得するために、必要なターゲットにはやさし気な作戦を行っていたわけだ。
もちろん、国威を見せつけるというプロパガンダ的な要素もあったんだろうがな……。
とにかく。
古代エジプトでも、冷たい水は飲めたようだ!!
……だからといって、私、そんな時代の子には、まったくもってなりたくないっていうのが本音だなあ……。
ていうか。
現役エジプト人の方には失礼なのかもしれないが、21世紀のエジプトにもそんなに住みたくない……。
ジャパンの子でいいや。
なお。
このポット・イン・ポットは高温かつ乾燥した貧しぬ発展しかけの地域では、現在も冷蔵庫的な使われ方をしている。
簡易的な仕組みで効果もある。
それに、エコじゃあるしな。
冷風扇として我々も使用していたりするから、それなりに世の中にエコっぽい冷たい風を吹かしてくれているようなのだ。
死ぬほど科学的な世の中になったら、エコも進んだりするんだろうな。
複合的なシンプル物理学を応用したエコで住み良いおうちとか、一生もんの仕事にしたら楽しいかもしんないな。
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