【サメ必勝法!!サメはひっくり返すと気絶して擬死状態になる!?】



みんなはサメ映画好きか?



私は大好物だな!!



やはり、ジョーズの一作目!!



スピルバーグ監督スゲーっ!!



音楽、演出、本当にいそうな雰囲気!!



モンスターの強すぎる設定を、映画的にデフォルメして、身近な恐怖に変えてしまう能力はスゴすぎるだろう!!



ラストシーンの狙撃シーン、毎回見ても引き込まれてしまう。



スゲー沈んだ船から、ズドン!!



あー。



サイコー…。



スピルバーグ監督の古い映画は、ほんとーに非現実をデフォルメして、観客に馴染ませる力がスゲーんだわ。



私、嫉妬。



そーいう文才ほしーよなー。



臭いとか暑さとか、粘りつく空気感とか出せたら最高。。。



まあ。



ないもんはしょうがない。



本題だ~!!



サメってな。



肉食タイプが多いし、ハンター系だし。



ガチで人間さんを食べちゃうこともあるし。



本当に怖い動物だよなー。



海でいちばん会いたくない動物は、個人的にはホオジロザメだわ。



最強のサメ。



噛まれたくねえ…っ。



大な船の上ならともかくだ。



泳いでて遭遇したら悲鳴上げるわ。



二番目はダイオウイカとかかな…。



水面近くじゃ弱ってるかもだが。



泳いでてあれに教われるって妄想したら、なんかおしりにキュッて力が入ってしまう。



コエーよな、あんなんに絡み取られてクチバシでグロい食べ方されたりとか考えると。



ドン引きが過ぎるわ…。



さて。



海でいちばん会いたくない動物の私的ナンバーワンのホオジロザメさんだが。



オーストラリア周辺で、何者かに襲われまくっていた。



ホオジロザメを捕食可能な動物はもちろん少なく。



そいつは何かというと。



シャチだな。



納得の答えかもしれない。



基本的にシャチのほうがサメより一方的に強いからだ。



シャチの体格、体重だけでなく。



シャチは群れで狩りを行う点でも、ホオジロザメより優れているな。



シャチも怖いが。



パンダに似ているからかわいい。



鳴き声もかわいいしな。



さて。



なんで、シャチはホオジロザメを食べていたか。



一部のシャチがホオジロザメの肝油にハマり、肝臓ばっかり狙って食っていた。



なお。



ほかのお肉部分はポイ捨てしていた。



シャチ、贅沢だな。



何トンもの魚肉を放置て。



肝臓食われるためだけに襲われていたホオジロザメさんがかわいそうになる。



肝油にシャチがハマった理由は…。



肉食動物だからだ。



いや、冗談ではなく。



肉食動物の傾向として、偏食があるんだよ。



群れのなかでも、何故か他のヤツが食わない種類のエサに固執する傾向が生まれる。



どーしてか?



偏食傾向があれば、競争率低いエサを独占して生存に有利な効果があるからだと考えられている。



同種とエサ場争いによる死傷を減らすことにもなるよな。



たとえば。



ライオンの群れで、ヌーねらいと、シマウマねらいの群れが二つあれば?



どちらもお互いの群れを攻撃しなくても、エサを確保することが可能じゃないか。



ということで。



肉食動物は偏食傾向が出やすく。



ホオジロザメを襲っているシャチも、肝油に偏食を見出だした、いわゆる肝油マニアなのだろうと考えられている。



群れの全てがホオジロザメの肝油を狙っていないからな。



他の部分を食わないところを見ると、あまり美味しくもないんだろうし、とくべつ腹が減ってもいないようだ。



まあ、そんな憂き目に遭ってるホオジロザメさんなんだが……。



そこそこ体重あるし、デケーし牙あるよな。



シャチが基本的に強いからといって。



反撃されてガブリと噛まれたら大ケガじゃ済まんわけだ。



肉の一部が持っていかれることになりかねん。



それでも、積極的にホオジロザメに挑む。



リスクがありそうだよな。



だが。



シャチたちは、ホオジロザメに対して必勝法を使っているんだよ。



この方法を使えば、あまり襲われることなく、ホオジロザメの肝油にありつける。



研究者たちの見つけた方法は。



シャチがまず全速でホオジロザメに体当たりして。



その衝撃で弱らせる。



水中では体重が逃げないから。



タックルはモロにダメージが入るわけだ。



さらに。



サメは軟骨魚類。



骨が比較的柔らかいが、シャチは哺乳類で普通に骨が固いよな。



つまり骨のレベルでもシャチにホオジロザメは勝てない。



体当たりされた瞬間、ホオジロザメの体がぐんにゃりと歪むことになる。



かなりのダメージだが。



そこからシャチは、さらにテクニックを上乗せしてくる。



サメを仰向けにひっくり返すんだ!



じつは、多くのサメでは、ひっくり返して仰向けにすると気絶するよーになっている。



どうしてか?



サメの種類によっても異なる仕組みがあるようだが。



ひとつは呼吸不全だ。



サメは上手く泳げなくなると、その時点でエラに水が通らなくなるから呼吸がしにくくなる。



そして、筋肉の弛緩さえも生まれているようだ。



ひっくり返されちまったサメは、脳幹(脳の古い領域で、本能的なところを司る部位)からの反射によって。



筋肉が強制的にリラックスさせられている。



さらには心拍までもが減弱……つまり心臓の動きもゆっくりなってしまい。



擬死と呼ばれる状態になってしまう。



サメ必勝法とは、つまりひっくり返すことなのだ!!!



……まあ、小型のサメならともかく。



ホオジロザメさんをひっくり返せるのは、シャチくらいしかいねえってわけなんだがな。



オーストラリアのシャチたちは、体当たりでホオジロザメに大ダメージを与えるやいなや。



ひっくり返して擬死状態に追い込んでしまう。



そーなると。



ほとんど無抵抗にお食事できちゃうわけだな。



海でホオジロザメをひっくり返し、噛みついて固定して擬死を強制させる。



そのあとで、ゆっくりと肝臓を狙ってヒレのつけねの後ろ側から、パクリと噛みちぎる。



そのまま、肝臓だけを強奪してモグモグ。



残りは放置するわけだな……。



シャチは賢いから、ホオジロザメに体当たりでも食らわして遊んでいるか捕食しているときに。



ひっくり返ったホオジロザメがぐったりすることを学んだんだろうな。



あるいは。



ほかのサメに対してかもしれないが。



なかなか賢い動物だということさ。



なお。



シャチじゃなくてイルカの話だが。



イルカもサメを殺すことがある。



子連れのイルカの母親イルカなんかは。



自分達親子に近づいてくるサメを見つけると。



食べるためじゃなくて、安全のために殺す。



こっちも、体当たりを食らわしてだ。



スピードと骨の固さの利を活かして。



サメさんの軟骨ボディをぐにゃりと歪めて内臓破裂を起こして仕留めてしまう。



クジラの仲間は、サメを邪魔な害獣みたいに思っているのかもなー。



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