【電気自動車の歴史!!ガソリン車より先に完成してて、歴史は古いんだぞ!?】


みんなは電気自動車にワクワクしちゃうか?



私は好きだな、自然に優しいかもしれないし。



音がウルサクないしな。



まあ。



音がしないところをさみしく感じる子もいるだろーけどな。



獣のうなり声のようなドルルルル!!って音にしびれんぜー!!って気持ちも分からなくはない。



ドルルルル!!なんて擬音を今でもつかってるの、銀牙シリーズぐらいじゃないかなあ。



世界唯一だと思う野犬ロマン漫画を思い出さずにはいられないよな!!



そうだ、あの私が生まれるはるか前より連載されている野犬ロマン漫画である。



なんのこっちゃか分からんならば、ググるが良い。



絶・天狼抜刀牙のカッコよさはジャンプ史上屈指だと思うぞ……。



さて。



ドルルルル!!っていう、エンジンの爆音もワクワクじゃある。



正直、爆音映画祭でマッドマックス怒りのデスロードが公開されたと聞いたときには。



スゲー行きたくなったもんだよなぁ。



あのハチャメチャな世界観を、バカみたいな音量で楽しめるとか最高過ぎるわ。



でも。



私、いけなかった。



ずるいぞ、私を差し置いて爆音映画祭を満喫した人々に大嫉妬である……っ。



んじゃあ、なんか落ち込んだところで。



本題だー!



電気自動車とガソリン自動車ってさ、なんか電気自動車の方が新しい感あるよな?



でもな。



じつは電気自動車のほうが先に普及しているんだぞ!!



ちなみに。



年表でザックリ説明するとこんな感じだ!!



1769~70年、初自動車誕生!蒸気機関内蔵!フランス人、ニコラ・キュニュー作!!



1873年、初電気自動車誕生!!イギリス人、ロバート・ダビッドソン作!!



1880年代、電気自動車がヨーロッパで普及!その裏でガソリンエンジンの改良が進む。



1885年、ガソリン車普及しはじめる。



1891年、ガソリン自動車の根幹システム、システム・パナール完成!!ヨーロッパでガソリン車本格的に普及!!



…ってな感じである。



250年以上前に初自動車が爆誕していたってのも、なかなかの事実よな。



なお、最初の自動車、時速三キロという私の限界移動速度と同じであるが。



交通事故起こしちまって壊れて、改修することになった。



蒸気機関車よりも先なのは面白いというか、ある意味では当然か。



小型の蒸気機関車が自動車の祖ではあった。



1802年に蒸気機関車は発明されて、鉄道の歴史が始まるわけだがな。



さて。



電気自動車がガソリン車に比べて先に普及した理由は。



モーターの方が作るの簡単だからだな。



電線巻いたもんに電気流して、電気磁石のパワーでぐるぐる回転させるだけだ。



バッテリーと電線と、電気の知識があれば出来たわけだしな。



モーターとバッテリーってのは19~20世紀のあいだはあんまり進歩しなかった。



簡単な仕組みだったし、後発で栄えたガソリンエンジンが発展を続けたもんだから、研究開発に投資が進まなかったことも大きい。



近年になって、バッテリーの高性能化が行われるようになり、飛躍的に電気自動車のテクノロジーが進歩するようになった。



なお、電気自動車の功績としては。



1898年、日本の土地をはじめて走った車は電気自動車!!



1899年、パリのバスは電気自動車!!



1899年、世界初の自動車による時速100キロメートル超えは電気自動車で達成!!



1900年ごろ、ニューヨークのタクシーのほとんどが電気自動車!!



1900年、オーストリアでバッテリーとガソリン発電機ダブル搭載…初のハイブリッド車、ローナー・ポルシェ・ミクステ誕生!!



そんで。



1910年ごろ、フォードのガソリン車普及。電気自動車衰退。



そんな感じだな。



ハイブリッド車とかの誕生も120年以上前とか意外だよなー。



なんていうか。



技術の進歩が進む時代でワクワクじゃあったんだろーなー。



その時代が過ぎると電気は主要な家電のエネルギー源になり。



ガソリンや軽油は交通機関を支えるよーになって、流通を進化させていった。



日本でも第二次世界大戦に負けちまったあとは電気自動車や石炭自動車がちょっとがんばったりした。



石油つかえないよーに禁輸措置とか量が削減していたからだ。



ガソリン使えないから石炭や電気自動車でカバーしていたわけだな。



朝鮮戦争起きちゃうとバッテリー用の鉛不足になったり、アメリカ用の軍需産業回すために色んな輸入不足が解消されたから、ガソリン車普及して、電気自動車すたれた。



そのあとは公害問題が悲惨になって。



電気自動車のクリーンさに注目が集まったりするけども。



石油産業や、ガソリン車たちが硫黄を出さないような努力をして公害対策したりして、下火になったわけだ。



アメリカなんかではキツメの環境配慮の条件に推されて、ゼネラルモーターズが電気自動車を作ったものの。



石油産業やエンジンメーカーなんかの反発、そして高コストで利益が少ないって理由で。



自社が売った電気自動車をわざわざ買い戻したあげくに、全部スクラップにするなんてこともあったりした。



そんなこんなで色々と石油とエンジン産業と対立しつつも。



何だかんだと基礎研究が進んでいったおかげで、電気自動車の実用のためのテクノロジーが完成しつつ。



環境配慮の哲学がそだったおかげで。



今では電気自動車やハイブリッド車がそこそこ普及しているわけだな。



福島の原発事故後は石油依存増えて、石油値段があがるかもって、ストレスが生まれた。



ガソリン車売れなくなったら大変だから、ガソリンエンジンおよびハイブリッドの効率化が積極的に行われたりする。



車はもとより、何十年も改善されなかった二輪車のエンジンの燃費が死ぬほど改善されたりした。



原発事故の結果、環境配慮の哲学はより育ち、電気自動車、ガソリン車、ハイブリッド車の能力を上げさせた。



必要は発明の母なわけだ。


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