【ヒトのDNAのバイト数……にゃに?たかがCD1枚分だと!?でも、脳みそのニューロンネットワークは遥かにけた違いな不思議!!】



みんなは自分の遺伝子に自信をもっているか?



霊長類としてな。



スゲーたくさんありそーだよなー。



高度な生物として、膨大な遺伝子量を保有しておいてほしいよな!!



でも。



意外とそーでもない。



遺伝子の数って、人間だと22000個ぐらいしかない。



意外と少ないよな……。



ちなみに。



みんなの遺伝子を作ってるのは。



DNAってもんだな。



DNAが遺伝子を書いてるんだ、ヒトの設計図のな。



ちなみに、このDNAは、四種類の塩基から構成されてるな。



アデニン、グアニン、シトシン、チミン。



二つの塩基で一つの単位をつくっている。



つまり。



一つの塩基対で、2ビットとも表現できる。2の2乗だからな。



この塩基対の数はヒトだと30億塩基対で、つまり60億ビット……。



ビットをバイトに変換するときは、データ容量を8で除算だな。



1ビット=0.125バイトになる。



つまり、6,000,000,000ビット=750,000,000バイト。



ヒトの遺伝子を描いてくれているDNAって情報領域は、750MBである!!



……。



……。



一時間とちょっと録音できるCDとおんなじぐらいの容量だな。



なんか、もうちょっと莫大なデータ数であってくれたらよかったよーな気もする。



DNAも遺伝子も、人間って思っていたよりは複雑ではないよーにも思える。



だが。



この遺伝子たちが設計図となって、細胞や酵素を作り上げていき。



それらがパズルみたいに組み合わさってヒトはできている。



パズルみたいなところがキモだな。



ハマルところにしかハマらんから、設計図が少なくて、部品の種類が少なくても、より複雑な表現が可能だ。



ヒトの細胞って、どこに細胞がたどり着くかって確実な指令はない。



身体中をうろついている内に、ピッタリと収まるところに流れ着くと、くっつくよーになってるだけだ。



テキトーだけど、直結のルートを作らなくてもいいというメリットがあるわけだな。



おかげで全身に機能するものを一ヶ所で生産することにも使える。



パズルのよーにくっつくとこにくっつける形に加工して、全身を循環させておけば。



特定の場所に部品が運ばれるから、ヒトはヒトの形になるし。



全身にホルモンとかアドレナリンとかも運べている!



確実性はないが、ほぼそれで機能してるから、問題ないわけだな。



ちなみに。



そんな適当な方針でも、後天的に複雑怪奇に進歩してくれる臓器がある。



脳みそのニューロンだ。



脳みその細胞をつなぐ線だな(脳みそ細胞がペアになるから1ビットとも言える)。



この線が多くて複雑なほど、賢いといえなくもない。



これ、1000億ある!



バイト数だと、125億バイトで、12.5GB!!



ふむ。



DVDが何枚かいるな。



それでも、スマホに負けてる?



でも、ニューロンは設計図ではなく、リアルタイムに稼働するもんだ。



1000億のスイッチが、それぞれにリアルタイムでオンとオフを繰り返すことで機能する。



そーすることで、人間さんは複雑なことを考えたり、考えなかったりしているんだ。



思考は一瞬ではないからな。



1000億のスイッチのオンオフの組み合わせが、リアルタイムで変化しながら、思考は組み立てられている。



考え方も時間によって移ろうのは、ニューロンの作る信号の組み合わせパターンが変わったからだ。



つまり。



1000億パターンどころでない、凄まじいパターンが表現可能ってことだ。



なかなか人間の脳みそも捨てたもんではない。



とんでもなく高度な機能を持っているわけだ。



まだまだ、AIさんには負けないんだからなー。




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