【冷蔵庫の氷、どこに消えてしまうん?……え?ひょ、氷点下なのにそんなことが!?】
冷蔵庫は最高だな。
人類が到達し得た最高のアイテムだ……。
未来永劫、多少の形やシステムの変更があったとしても、なくなることはないはずだ。
私の好きなコーラを良い感じで冷やしてくれているのだからな。
いついかなるときもだ!
……まあ、停電しちゃうと無力だがな。
んで。冷蔵庫で氷作るよな?
コーラをコップに注ぐときとか、多用するために!!
そんでな、冷蔵庫の氷、作ってからしばらく放置してると小さくなってね?
一回り以上小さくなる……。
不思議現象だよな。
だが、そこにあるのは摩訶不思議じゃない。
残念ながら科学はあの氷小さくなっちゃう現象について解明済みのだ。
謎が少なすぎてつまらん世の中だな。
これ、じつは誤解込みの一言で説明できる。
「蒸発してる」。
冷蔵庫のなかにある氷って、じつは溶けていなくても蒸発する。
冷蔵庫どころか北極とか南極でさえそうだ。
水は凍っていても蒸発しちまうんだよ。
ガンガンってことはないけど、ゆっくりと氷を解かすよーに蒸発させている。
なんかイメージと合わないよな……。
ちなみに、理科とかのテストだと、蒸発って書いちゃダメだぞ!
理科のテスト的には個体から気体になることは、「昇華」って書くことが必要だ。
昇華って言葉は個人的には誤解が多いような気がするからイヤなんだけど……日本のテストって揚げ足を取るよーな引っかけ問題とかあるからな。
なんかもうテストなんて、全部記述式にしてみればいいと思うんだが……。
昇華して蒸発した水分のことも昇華蒸発量とか言うんだし、昇華ってややこしい言葉は世の中にいらないんじゃないかとも思う。
理科のテストとしちゃ正しくないが、「氷から水が蒸発してる」という認識は結局のところ正しい!
ちなみに昇華現象が起きて氷が小さくなるのは、乱暴に説明すると気圧のせいだ。
圧力が変わると温度て変わるし、温度だけじゃなく液体、個体、気体の状態も移り変わることがある。
スプレー使ったとき、缶が冷えるよな?
なにかに与えられている圧力が下がると、熱が下がるからだ。
中身出てしまって、缶のなかにヨユーが出来たから圧力さがってノビノビしちゃうと、温度て下がる。
逆になにかに与えられている圧力が上がると、熱も上がる。
バカな覚え方だけど、拳ギュッと握ると熱くなるよーな感じするよねー。
厳密な測定すると、ほんとに温度は上がっているはずんだわ……どのぐらい上がるかは知らんけど。
とにかく、圧力のせいで温度も状態も変わる!
冷蔵庫のなかって、蒸発する水分やら、新しく入ってくるものの温度とか、伝導によって冷蔵庫から抜け出す熱とか逆に外気温の影響とか、ドアを開いて氷とかアイスを取り出す私のせいとかで、温度や圧力なんて全く一定じゃない……。
とにかくー!
およそ常識的な空間にある場所だと、氷は気化してしまうから注意だな。
あと、昇華蒸発以外にも冷蔵庫の氷が小さくなってくことに関連する要素もあるぞ。
氷の重さそのものによって、結晶同士が潰れ合って小さくなっていくこともある。
重さは変わらなくても、氷の見た目は小さくなることもあるわけだー。
色んな現象が起きて、冷蔵庫の氷さんも日々、変わっていってしまっているのだよ。
野良の氷さんは、過酷な自然現象にさらされてるから、氷から気化ぐらいヨユーでしちゃうんだ。
なんか、身近にある不思議だから、私、氷って好きだー。
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