【砂漠でも農業が出来ちまう!?……そ、そんな、ドラゴンボールで見たことある方法だ!!】


なあなあ、みんなは、行きたくない土地とかあるかー?



私としては、砂漠とか絶対に行きたくないトコだよな。



住んでる方々には地元批判になってしまうけど、本音を言わせてもらうと、私にとって住みたくないロケーションでトップクラスだ!



子供の頃に行ってしまった夏の鳥取砂丘で実感したんだ、砂漠、地獄だぞ……。



……じつは個人的には、北極とか南極の基地にはスタッフとしてなら住み込んでみたい。



SF映画ファンとするとな、そこで物体Xと遭遇したいんだ!!



……まあ、映画は置いといて砂漠だ。



砂漠って、人が住んでるよな?



疑問じゃね?



雨も降らないと水が手に入らない。



水がなければノドが乾いて死んじゃうし、農業だってやれない。



でも、少数ながら砂漠にフツーに住んでる人たちがいる。



どーしてか?



『水を確保する手段を持っている』からだ。



どーやって水を確保すると思う?



くみにいくとか?



足りないよな~。



世界の砂漠や乾燥地帯に伝わる、共通の方法がある。



それは、『井戸』を掘ることだ!



……フツー過ぎてガッカリか?



ここからが、面白いところだ。



砂漠にまともに井戸を掘っても、湧き水は出ない。



井戸の水ってのは地面に染みている雨水をかき集めるって行為だからな。



砂漠でまともに穴掘ったところで、雨なんかほとんど降ってないんだから回収できる水分は皆無だ。



なら、どーしてるのか?



賢いヤツとか、野生の勘が働くヤツなら気づいただろう。



一つの井戸で少ししか水が回収出来ないなら、手数で攻めるべきだよな!



砂漠の井戸はたくさん作る!



つまり「みんなの元気、ちょっとずつだけ、オラに分けてクレー」的なコトだ!



ちょっとしか水が回収できない井戸は、並べて作る!



村から遠く離れた丘の上とかに最初の井戸を掘る。



そして、斜面を下って村に向かうよーにして、無数の井戸を連続して掘りまくる!



高低さも活かした賢いやり方だな!



水は高いところから低いところに流れる。



高いとこから低いとこにある村に向けて、井戸を並べることで、各井戸がせっかく回収した水をムダにせず回収可能だ!



なお、各井戸の底をつなげる地下通路も命がけで掘る……スムーズに水を回収するためにな。



長く、多く作るほどに、回収できる水はどんどん増えていく。



そして、村につく頃には結構な水分が回収できるわけだ。



村人の喉を潤し、農作物を育てられるレベルにはな!



盆地にある……つまり、他より低い土地にある砂漠の村は熱がこもりまくって激暑ポイントだけど、水を回収するには向いている。



暑くて水があり、しかも、曇る日とかほぼゼロだ。



暑さに強い作物なら、やたらと育つわけだな。



昔の人って賢いわー!!



苦労の積み重ねの経験値由来でつくったシステムだろうけど、よく思いつくよな!



私、とっても感動した!!



ちなみに。



砂漠といっても水蒸気は確保できる。



夜は寒いから夜露になるんだよな。



そいつが地面にわずかだけ染みているから、降水量の割りには潜在的な水分は地下にある。



それにアクセスするための方法が、連なった井戸ということになる。



ワクワクするよな!



住みたくないし、行きたくもないけど、科学と知恵を感じるところって、好きだー!!!

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