オタクが教える雑学ネタ！生物・科学・歴史、なんでもだあ！！

【魚魚魚ぁ…！最強の魚釣り方法はすでに完成されてるけどチートだからガチで禁止ぃッ！！】

魚釣り、好きか？

私はボチボチだな。

魚よりお肉が好きだからなのと、祖父が漁師だったから魚に関してはやたらと舌が肥えてるぞ。

嫌いなくせに美味いものの味は分かるから、お店で買う魚は辛い。

値段の割りに不味い…料亭とかもダメだ、生け簀で泳いでいる魚さんは死の恐怖が肉につまっててくそ不味い…(気がする)。

少なくとも、恐怖によるストレスで囚われのお魚さんたちの胃腸が荒れてるからな、食事量が落ちたりしてベストのお肉ではなくなっている。

ストレスで魚肉が痛まないようにって、よく脳死させて半殺しで輸送するのもあるが、なんか残酷なので好きになれない。

いつか動物愛護団体に叱られて、やれなくなるんじゃないかとか予想してる。

映像とかでモザイクかけてんの、批判対策だろうな……。

魚肉をそこまでして美味しく食べたいとも思わん。

脂の量で鮮度を誤魔化す高級なお魚もあるが、タンパク質の出すじんわりとした甘味とは別の大味な甘味だから、養殖モノも好きくない。

何だかんだで、費用と味を考えるとツナ缶がベストだ！！！

マヨツナがコスパにおいて最強だぞ、魚はなー。

まあ、今回は味覚についてじゃなく、釣りに関する雑学だ。

魚を釣るときに気をつけることは色々とある。

エサの種類とかな！

じつは同じ種類の魚の味覚にも、地域によって差があるんだ。

同じ種類の魚……たとえばクロダイさんでは、カープでおなじみ広島県に住んでる個体と、おとなりの山口県に住んでる個体では好きな味が異なる。

厳密にいえば、同じ県内とか同じ地域内においても、生息する場所によって好む味は違っているんだ。

住んでる環境によって摂れるエサって変わるだろ？

小魚多いところもあれば、エビさんがたくさん捕れるところとかあるよなー。

人と同じく魚さんたちも普段から食べなれたモノしか美味しいとは感じなくなっているんだ。

つまり。

魚さんにも、味覚の地域性というか『食文化』があるわけだ！

だから、ちょっと面白いことにもなっているぞ！

クロダイのためのエサを買うとしよう。

同じメーカーの同じ種類のエサを買うことも多いが、じつはアレって、地域によって中身が違っている。

とある地域で売ってるエサは、とある地域専用の配合をしたものだ。

そのエサを他の地域で使っても、効果は想定されているものより下になっちまう。

釣りのエサは釣りを行う場所で買うのが、方針としてはベストだな。

さて。

私がツナマヨを魚のベストとすることには……おそらく異論も噴出するだろう。

当然だ。

魚と同じく、あるいはそれ以上に『人間の味覚は固有差が大きい』からだ。

最も美味しく感じる料理は、人それぞれで違うからな。

つまり。

釣りにおいて、固有の種類の魚を狙うにしても、ベストのエサを作ることはかなり難しいことだと実感しやすいはずだぞ！

何せ、同じ種類の魚ですら好みのエサが違うんだからな。

究極の魚釣りのエサって作れなさげだな。

そう。ぶっちゃけると、作れない！

でも、科学はそこそこ万能だ。

別のアプローチからの、チートな魚釣り方法を発見しているぞ。

エサをばらまくよりも、はるかに効率的な方法がある。

それは音を使うことだ。

魚も……ていうか人間もなんだが、好ましく感じる音ってのが決まってる。

音に関しては、味ほど好みに差がない。どれぐらいないかというと、人間は数十種類の音にしか快感を持てないレベルだな。

外国語わかんなくても、外国語で歌ってる曲とか好ましく思えたりするのは、数十種類の好きな音のいくつかが入っているからだぞ。

文化や言語の準備なくても、受け入れてしまうほどのパワーが音楽にはある♪

気になる音を使えば、その対象の生物を誘い出すことが出来るんだよ。

心地よい音でも騒音でもいい。

二階でゴロゴロしてるとき、一階から何か気になる音したら、フツー見に行くだろ？

そんな感じで、対象の魚……たとえばクロダイさんが気になるんなら、クロダイさんが好む音を水中に流せばいい。

エサと違って、腹が減っていようがいまいが誘導されるぞ。

たくさんの魚種の中から特定の種類の魚だけを呼ぶことも可能だ。

水中用のスピーカーで水中にレアな『幻の魚』が好む音を流すと、音が響きやすい水中を伝って広範囲にそれは広がる。

すると、その『幻の魚』たちがわんさか集まるわけだ！

九州の大学で研究していた先生が、実際に試したところ３０分ぐらいで『幻の魚』が２匹も釣れたらしい。

最強の釣りテクノロジーだ！

産業利用したら…………リスクが高いな。

特定の種類の魚だけが、あっという間に狩り尽くされる結果になりそうだ。

機材も音源さえあれば何百回も使える。エサ代はかからないから、コスパは最高。産業として行えば、とんでもない回転数で漁獲できまくる。

なにせ音だからエサみたいにお腹が空いてる時間に釣れやすいとかもなくなる。

音が届けば、寝てても起きてやって来るわけだな……そこを一網打尽にすればいい。

商業的なターゲットの魚種を絶滅させるリスクが、とんでもなく高いな。

実際に産業でやると不味すぎるから、おそらくやらないと思う。

九州の大学の先生も、これなら幻の魚ごとき、いくらでも釣りまくれるっすよ！って釣りの連盟に売り込んだらメチャクチャ怒られたらしい。

最高の技術だが、副作用も強いわけだ。

有効な科学が失われてしまうことは、少し悲しくもあるあるが……。

問題はない。

世の中にある半数の魚はとっくの昔に養殖魚だからだ。

今後も養殖魚ばかりになり、いつかは釣り堀以外で釣りしてると自然愛好家に怒鳴られる日が来るっぽい勢いだぞ。