【植物はスゲー!!…って、そんな、おま、計算高いタイプなんかよ!?】
太陽から日々、莫大なエネルギーが私たちの地球に降り注ぎまくっているよな!
そんな太陽からのエネルギーを、植物さんたちは自分の活動に使っている。
二酸化炭素を光エネルギーを使って、でんぷんとかにしちゃってるよな。
光と二酸化炭素さえあればエネルギーが出来るって、なんかスゴくね?
けっこう、ワクワクしちゃう現象だけど、じつは多くの植物で光合成はまだ全力出しちゃいないんだぞ。
光合成の勢いを抑制しちゃう化学物質をたくさん作ってもいるんだ。
どーしてか?
ムダなエネルギー生産をすることは植物さんには無意味だからだ。
使いきれないエネルギーを備蓄していても意味がないからだな。
まだまだ我々は植物さんのガチの光合成を見せてもらっていないようだぞ。
ぶっちゃけ、全力の3割ぐらいってとこらしい。
遺伝子とかいじくれば、もっと生産力を上げられるかもしれんなー。
私、バイオハザード好きっ子だから、遺伝子とかいじくった植物は嫌いじゃねえぞ。
あと、ビオランテは美しいし、それでいてグロいから好きだ!!
是非、本気出してしまったウルトラサイズの植物さんに出会いてえ。
さて。
植物さんたちのスゲーとこは、まだ色々ある。
植物さんって、鈍感なのか敏感なのか?
どっちだと思う?
私は鈍感なのかなあとも考えるが、その理由はリアクションが薄いからだよな。
でも、植物さんたちは意外と敏感なのかもしれないんだぞ。
人間の感覚を司ってくれる細胞……視覚とか聴覚とか……つまり、センサー的な細胞の種類って、十数種類しかないんだわ。
それらを色々と組み合わせて、私たちは外界からの情報を脳みそさんにお届けしてる。
でも、植物さんはもっとスゲー。
まずセンサーの種類からして違う。
どれぐらいだと思う?
じつは、そこらの雑草でも400とか700種類のセンサー的な細胞が装備されてるんだぞ!
けた違いもいいところだな。
植物さんのセンサーは、じつはかなり高性能というか、とんでもなく多彩だ。
動物よりも優れているセンサーとは一概には言えないが、とんでもなく感覚を司る細胞の種類が多いってことはワクワク要素だな!
植物さんはこのセンサーの豊富さを使って、密かにリアクションをあらかじめデザインしている。
たとえば135番目のセンサー細胞に反応する条件、気温22.0℃があれば、それが開花の条件とかの反応をスタートさせる、とかみたいな感じだ。
なんつーか、フラグを立てるというか、スイッチを入れるよーな感じだぞ。
数百種類のセンサーは、それぞれが固有のアクションを起こすためにあるような使い方をされてる。
プログラムっぽいというかな。
動物みたいに状況に応じて対策を作り上げることは、植物さんにはムリ。
だから、もう前もって『とある状況』にのみ反応するセンサー/スイッチを組み込んで対応している。
そのおかげで、虫に葉っぱをかじられた時に、虫の嫌うにおいを出したりもできるんだ。
虫にかじられた時にあふれ出る細胞の中身に由来した臭い、なんかに反応するためだけのセンサー細胞が用意されていて。
そのセンサーが反応すれば、連鎖的に虫を追い払う臭いを出すプログラムが動きだーす!
植物さん、スゴくね?
あらかじめデザインされた罠を無数に装備して生まれてくる、計画的な生物ってことだぞ。
ちなみに発芽条件が数百℃の種とかもある。
山火事が起こらないと、そのセンサーが反応してくれねえ。
山火事だけに備えて、プログラム組んでるわけだ。
とんでもねえ考え方しやがって、だよなー。
そこらの雑草でさえも、人より多くのリアクションの方程式をもって生えていやがる。
草、軽んじるなかれだ。
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