【超絶・肉食系猿野郎!?……チンパンの野郎、マジでパネェぜ……っ】


私は映画が大好きで、特撮ものも大好物だ!



世代じゃないが、ウルトラマン・レオの動画を見て大爆笑できるタイプの子だぞ。



レオの修行の一つに、師匠が運転する車で追い回されて逃げ回るってネタがある。



レオの変身前のヒトが「死んでしまいます!!」と発するが、アレは台本になくて、ガチの訴えだったとか……昭和の特撮現場のブラックさ、凄まじすぎるよな……。



まあ、それはいい。



荒くれた特撮モノを楽しめる私だが、『猿の惑星』は嫌いだ。



とくにリメイク版がな。



SFも映画も好きなオタク度数の高めの子なんだが……チンパンジーが嫌いなんだ。



あの大猿が嫌いな最大の理由は、とても狂暴だからだな。



暴れ猿だぞ。



子供の頃はかなり甘えん坊で大人しめの猿だが、大人になって自我が発達すると人間の言うことなど聞かないのだ。



高度な知性と高い身体能力を持っている、自由を求めるアウトローな猿になる。



飼育員をよく襲うレベルで危険な大猿だ。



しかも、ワンパクなだけでなく、野生のチンパンジーの群れのなかには肉食系の群れもいる。



比喩ではない、ガチで肉を喰らうのだ。



群れの食習慣によれば、一匹のチンパンが消費する年間の肉量は、600キログラムにも達する。



毎日、2キロぐらい喰っているんだな、肉を。



かなりの肉食動物だ。



しかも、私の嫌悪感を煽ることに、このチンパンどもが補食しているのは近くに住んでいる小型の猿だ。



その猿を捕まえては引き千切って食べている……。



チンパンを飼いたいとか全く思えなくなったぞ、この事実を知ったときな。



私は猿が基本的に嫌いだ。



ヤツらの群れは人間と同じように封建主義社会を築いてもいる。



身分の低い家に生まれた猿は、身分の高い家の猿に無抵抗でなければ殺される。



口のなかのエサまで奪われる始末だ。人間よりもヒドい社会構成だな。



エサを奪われた小猿は大きく成長はできないから、大人になっても競走で負けて、身分は低いまま世襲制となりがちだ。



人間と猿はとてもよく似ている。



人間を否定したいタイプの感情を持っている子は、使ってくれていいネタだぞ。



霊長類の業の深さに失望して、カタルシスを楽しむとかな。



さて。



猿が嫌いな私はチンパンどもに駆逐されていく、『猿の惑星』の人間たちを見ていると泣けてくる。



猿なんぞに負けて欲しくないんだけど……ボロクソに負けてんだよなぁ……。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る