【クマのくせに!?……従軍経験のあるクマがいやがったんだぜ、in 第二次世界大戦!!】
動物を戦争に利用することは昔から行われている。
軍馬、戦象、伝書鳩などなどだ。
そして、レアなケースだけど軍用クマもいるんだぞ。
クマは怖い動物だが、調教するとヒトに懐くこともある。
第二次世界大戦のとき、ポーランドはロシアにいじめられていた。
ロシアの家来みたいなポジションにされて、ポーランドの若者たちはロシアの思うままに戦場に派遣されるという悲しめなコトになっていた。
そんなとき、アフガニスタンでポーランド軍は母親熊と離れ離れになった小熊を手に入れる。
そのクマをペットとして飼いながら、ヨーロッパの戦場を転々としていった。
クマはポーランド兵士たちにムチャクチャ懐いた。
兵士たちとレスリングしちゃってる映像も残っているほどだぞ!
あと、そのクマは配給されるビールとかタバコも大好きだった……。
今だと動物愛護団体に怒られそうだけど、戦時中のムチャの一つとして見逃してやってほしい。
クマは補給部隊に配属されて、仕事まで与えられていた。
主な仕事は車泥棒対策だった。
助手席に、巨大なクマがじーっと座っているんだ。絵に描くと可愛いだろうが、ガチにそんなものと遭遇すると車を盗むつもりにもならん。
最強の車泥棒対策だが、おそらく現代人は誰もマネをしないだろう。
盗まれやすいランドクルーザーの助手席に配備しろと語る防犯サイトはなさげだ。
あったとしたらファンになるが、ふざけすぎてるとバカにされそうだ。
……なお、ポーランド軍の公式見解では否定されているが、このクマは戦闘にも参加していたという目撃情報がある。
イギリスのスパイ組織のオッサンが、大砲の弾をクマが運んでいるのを見たぞと証言しているな。
……ガチっぽい。スパイの英国紳士が嘘つく理由もないからな。
このクマ、ポーランド軍が地中海を移動するときに、正式に兵士となった。
どういうことかというと、同盟を組んでいた他国の軍隊に、『兵士以外の輸送はダメ!』と拒否られたからだ。
クマに愛着わいちまってたから、お別れ出来ねえ。
なら、『クマを正式な兵士にしちまえばいいんじゃね?』という奇策を用いて、クマとポーランド軍は海を渡ったんだ。
この愛されクマは、戦後もポーランド軍の象徴となっているぞ-。
戦後すぐにポーランドに連れて行きたいと願われていたが、ポーランドを牛耳っていたロシアがそれを認めることはなかった。
ポーランド軍の象徴になって、反乱を招いてはいかん!!……って、理由だったらしい。
兵士たちと分かれ、イギリスの動物園で余生を過ごすことになるんだ。
ちょっとさみしいが、今でもポーランド軍の象徴にもなっているし、『戦争に行ったクマ』とか、絵本にもなってるな!
世界屈指の愛されクマだ!!
『赤カブト』とはえらい違いだな……。
ん?赤カブトに興味があるなら、ググってくれ。
あまりにもマニアックだから、ここでは語らんぞ。
調べるついでに、『絶天狼抜刀牙』もググれば、ちょっとしたショッキングな画像にも会えるかもな!
私的に、カメハメ波ぐらい尊敬しているジャンプ系マンガの必殺我だぞ、アレ!!マジでリスペクトしてるんだ!!
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