第414話 思考の嵐(2)
脳内での検討は続く。
砲があればいいが、他の戦術としては――
「やっぱり散兵だな」
兵を固めた密集陣形はどうあっても銃兵の的にしかならない。
よって散兵戦術をとるしかない。
ないのだが、指揮官の練度が問題になってくる。何せ
「……高練度の指揮官」
部隊を小分けにして布陣させれば銃の脅威をある程度低減できるのだが。
「居ないだろうなあ」
居ないから部隊をまとめて運用しているのだろうし、今まで散兵戦術を取る必要性をおそらく感じたことはなかった可能性はある。会戦主義。軍を並べて激突。人命をなんだと思ってるんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます