第17話 当ホテルは守るに好適な防衛拠点です?
――俺の異世界生活も3日目に突入した。
俺は周辺の探索に回していた
ではあるのだが、
「
昨日、
「でも投石器くらいはあるだろ。たぶん」
(この山道を持っては来れまいよ。それに麓の集落にたむろしている程度の冒険者は所有しておらんと思うぞ。攻城兵器じゃし)
「そうか。じゃあとりあえず高所の優位を生かすために弓でも作らせとくか」
どんどんホテル経営から遠ざかっている気がする。
というか実際遠ざかっている。
目処が立たないどころではない。
冒険者の誤解を解く必要があるのだ。
ただ、それより先に連中の襲撃に備える必要がある。
そして迎撃態勢を整えれば整えるほど、誤解は深まる。
負のスパイラルにどっぷりハマってるな。
どうしたものか。
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