第1章-2
社長室に戻ると結夏は大人しくお絵描きをしていた。
自分の机に座って結夏の様子を見ながら確認をしていたら
「にぃに。」
「ん?どうした?」
「抱っこ…。」
「…っと。眠くなった?」
(コクン)
時間を見たら丁度お昼寝の時間。抱っこして背中をとんとんしながら寝かせた。
社長室にあるソファーに結夏を寝かせて近くに置いてあった毛布をかけてと。
今の内に有原から預かっていた資料に目を通そう。
「失礼します。…あっ結夏ちゃん寝てたんですね。また来ます。」
「大丈夫だよ。どうしたの?」
「明日から少しお休みを頂いてもいいでしょうか?卒論の期限が迫ってて…。」
「勿論。卒論の方が大事だよ。終わったらまた顔を見せて。」
「ありがとうございます。」
相談をして来たのは大学生バイトで卒業後ここに就職をする事が決まってる橘さん。
普段から真面目で仕事も出来て信頼してる1人。卒論があるのは大学生では誰でもあるからしょうがない。
頑張って、橘さん。
有原から預かっておいた資料に目を通し問題も無かったしこれで通す事に。
少し社長室を出て有原の元へ。
「有原、企画OK。これで行こう。」
「分かった。これ人数分の印刷をして作っておくな。」
「あぁお願いな。」
有原に後は任せて俺もまだ他に別の仕事がある。
さてと結夏が起きるまでに終わらせるぞ。
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