高架下の居酒屋なんて全然雰囲気が無い?そんな事ありません!めっちゃキュンキュンです!!むしろこういう場所で気さくに話が出来る関係こそ、理想的なのかもしれないなと読んでいて思いました。話の進み方のテンポも良く、ハートフルな展開で読後感がとっても良い恋愛小説の短編です。
三年後のオリンピックの日がきたら、果たされるべき約束がありました。迎えた2020年、コロナウイルスの蔓延によるオリンピックの延期。しかし、約束は思わぬ形で果たされます。人の心は奇跡をおこし、だから燃える聖火のような希望が続く。こんな時代にだからこそ読みたい、オリンピックに想いを添わせた恋物語です。
泣くひと、笑うひと、観に行くひと行かないひと。みんなのそれぞれの命で形作られているのですね。そこに喜びが生まれるはず。ふたりの、みんなの未来に幸あれ。